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撮影隊がやって来た!
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【6】撮影再開
休憩の終わりと共に、弁当を運んで来てここで一緒に夕食を取った、綾花、るちる、士、真央、真理の五人は、山を下りてもう一つの現場へと戻って行った。
それを見送る暇もなく、撮影が再開される。
「それでは、リハ行きます!」
前島が声を張り、まずはリハーサルが始まった。
発砲スチロールで作られた岩の上に、栗原ひより扮する落神が座り、しくしくと泣いている。
岩の傍には、古代人に扮したエキストラたちが居並んで、その落神に懇願する。海が荒れて漁に出られないことを、あるいは他の土地での飢饉や天変地異、魑魅魍魎の跋扈を神の力で鎮めてほしいと。
だが、岩の上の落神は、ただ泣き続けるばかりである。
「はい、カット!」
前島の声がかかり、全員が緊張を解いた。
それへ前島は、少し考え、言う。
「う~ん、やはり、岩をぐるっと取り巻く形の方がいいかな。……後の方の人、反対側に回り込んで下さい。小学生の君……翼ちゃんだっけ。君、そっち側ね。あと、君も」
彼が指さしたのは、翼と圭花だ。はっきりとは言われていないが、どうも前島は二人を親子といった設定で考えているらしく、夕食前の撮影の時も、ずっと一緒に行動させられていた。
その指示に従って、翼と圭花、それに後の方に膝をついて並んでいた姫と智瑜が、それぞれ岩の反対側に回り込み、改めて膝をつく。
そうすると、全員でぐるりと岩を取り囲む形になった。
「カメラさん、移動しながらお願いします」
それを見やって、満足げにうなずくと、前島は今度はカメラマンに告げる。
年かさの井之頭カメラマンは、もう一つの現場の方に行っているため、今ここにいるのは若手の佐々木カメラマンだ。
「了解です」
その佐々木がうなずく。
「リハ、もう一度行きます!」
前島の声に、改めてリハーサルが始められた。
今度は問題なくOKとなり、いよいよ本番となる。
(……なんだか不思議です。夕食前もそうでしたけど、本番になったら、かえっておちついて来ました)
岩の上の落神に詰め寄りながら、ふと智瑜は思った。
リハの時には、緊張して声が震えているのが、周囲にわかるのではないかと思うほどだったのに、今はごく自然に言葉が出て来る。表情も、まるで本当に神に助けを求めているように作れていると、感じる。
(このシーンが、どんなふうに現代のシーンとつながるのか、まったく見えないのです。でも、やれと言われる以上は、やるのです)
美咲紀は、撮影の進行具合を頭の片隅にメモしつつ、胸に呟いた。
撮影が終了したのは、予定を少し過ぎた時刻だった。
「記念に写真を撮ってもいいですか?」
撤収前、そう訊いたのは智瑜だ。彼女が持参したデジカメで、エキストラとスタッフ全員並んで、写真を撮る。
そのあとは、機材などをかたずけ、懐中電灯でスタッフらが道を照らしながら山を降りた。
そのあとを、音もなく駆けて来るのは、額に三日月の文様のある黒猫――奈々美だった。
寝子高の校門前から一緒に来て、夕食前までは本来の姿で取材を続けていた彼女だが、彼らが食事休憩に入ったところで、姿を消していた。
一応、持参して来ていた「またたびメイト」で食事を済ませ、ろっこんを使って黒猫となり、今度は自分のメモ帳用の取材をしていたというわけだ。
口にはしっかりと、自分の衣類がくわえられている。
やがて、一同は寝子高の正門前に到着した。
「明日ですが、申し訳ないですが、朝五時にここに集合していただきます。……無理な方とか、いますか?」
前島が、エキストラたちを見回して言う。
「私は、問題ないでーす」
軽く挙手して言ったのは、梢だ。
「私も来られるです」
「ふははははっ! 僕に無理なことなど何もないさ!」
うなずく姫に、涼太郎も高笑いと共にキラリと歯を輝かせて言う。
「拙者も大丈夫でござる。しかし……てっきり神社の中で撮るのだと思っておったのだが、違うのだな」
うなずきつつ言ったのは、零だ。
「もしも、神社の中の撮影場所に困っておるのであれば、拙者が住まいにしておる夏神神社を手配するが、いかがであろうか」
「申し出はありがたいですが……今日、二か所で撮影していたのでもわかるように、予定が少し遅れていましてね。撮影場所を変更するには、改めてそこを見に行ったりもしないといけないし……そういう余裕がないもので」
「残念でござるが、そういう事情ならば、しかたがないでござる」
前島の言葉に、零は心底残念そうに返した。
美咲紀と智瑜、翼も問題ないとの答えに、前島はうなずく。
「それでは、今夜はこれで解散とします。着替えたら、衣装はスタッフに渡して下さい。それでは、お疲れ様でした」
それへ口々に挨拶を返して、エキストラたちは寝子高の中へと入って行く。メイクやカツラを取るため、メイクスタッフと共に夏朝と市子も彼らに続く。
一方、寝子高の駐車場に置いてあったロケバスを、スタッフの一人が正門前まで回して来たので、残りのスタッフと共に刀、博美、修は機材の積み込みを始める。
こうして、撮影二日目は終わって行くのだった。
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担当ゲームマスター
織人文
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月16日
参加申し込みの期限
2014年10月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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