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【びったんびったんのアシカさん】
「うぎゃ」
「ぬーれーたー!」
信彦とベガをその場に残し、とっとと先に進んだ一同は、盛大に水をぶっかけられた。
「アシカの仕業か。やられたなぁ」
「つめたいよう」
顔をぬぐう瑠奈に、刀はタオルを差し出した。
「これ使うか? 念のために持って来たんだ」
「俺もタオルたくさんあるよ。みんなふいて」
夕弥もタオルを取り出して配る。なんとも準備のいい二人である。
「ありがとうございますー」
梢はタオルを受け取ると、とことこと天野の隣に移動して、水気をぬぐった。
「ついでにそうだ、飴もあるんだった。ひとつずつどうぞ」
「やったぁ! さすが吉野くん。ありがとー」
飴を口に放り込み、雅人は嬉しそうに礼を述べた。
いちごミルクの味がする。やさしい甘味にほっとする。
「おいしいねぇ。はい、これありがとう」
瑠奈もほおばって、刀に使ったタオルを返す。
戻ってきたタオルでわしゃわしゃと髪をふくそぶりが、無頓着で男らしい。
「ねえ、御剣くん。あのね、……今日はあたしたちと一緒でよかったの?」
いくぶん声をひそめて、瑠奈は気になっていたことを訊ねてみた。
「ほら、他に一緒に……とか……、そのぅ」
なかなか率直には言えない瑠奈の疑問は、あいにくと刀には通じなかったようだ。
「うん? ああ、今日はずいぶんと助かってるよな。逆巻と屋敷野はさすが生物部だ、解説もわかりやすいし、このメンバーで来られてよかったな」
「う、うん、そうだね……」
「濡れたまま外にいると冷えそうだね。みんな、中に戻ろうか」
タオルを回収した夕弥がうながし、一同は暖かい館内に戻った。
【情熱は最上のナビゲーション】
そうして無人となったアシカのブースに、けたたましくやってきた男がいる。
「アシカのいる野外水槽はここか? ここでいいんだな!?」
かたく握った拳が感動にうち震えている。
「やった。やった、勝ったぞ! 迷わずに着いた-っ!」
両手を天に突き上げて、喜びを全身で表現するのは、アシカ大好き、
邪衣 士
だ。
アシカへの愛だけをたよりに、珍しくもきちんと目的地にたどり着いた勇姿は、実に力強いものだった。
「アシカだ、アシカがいる! あーっ、これでアザラシもいればなあ!」
くやしがりつつも、瞳はらんらんと輝いて、アシカに釘付けになっている。
「遊んでいいのか、いいんだな!? よし、全力で遊ぶぞ!」
そこで士ははたと気がつき、あるものを探し始めた。
「エサやりたいな、どこだ!? 金に糸目はつけんぞ、エサ、エサ、……そうだ、それかボールだ!」
さまよう士が従業員用の扉を見つけた。
「ここか!」
そうしてドアノブに迷わず手をかけたとき、扉がすっと開いて、中から
桃川 圭花
と
紅 双葉
が現れた。
「おわっ」
「あら。何よ、驚かせないでよね」
「……驚かせたのは、たぶん私たちのほうだと思うよ?」
驚きはしても、こんなことでひるむ士ではない。
「つかぬことを訊くが、ここらにアシカのエサか、もしくはボールはなかったか」
「あるわよ。教えてほしいの? もちろん、ただでとは言わないわよねぇ」
にたりと口元をゆがめる圭花の横で、双葉は真面目な顔で士をたしなめた。
「エサはあったけど、勝手にあげちゃいけませんよぅ。食事は管理されてるはずだもの、アシカが体調を崩しちゃったら大変じゃない?」
「む。それはそうか。そうだが、しかし……」
「あなたアシカが好きなんだね。だったら、ボールで遊んであげたら喜ぶんじゃないかなぁ」
「ボールがあるのか!」
わしっと肩をつかまれて、双葉は一歩あとずさった。
「きゃ」
「ちょっとー、女の子に乱暴しないでよ。少しは落ち着いたらどうなの」
「す、すまん。つい興奮して。こう、血がたぎって、手のひらがわきわきして止まらないんだ」
「やだー。ちょっと、私には近寄らないでよね。ボールなら、入ってすぐの道具箱に積んであるわよ」
「本当か! 案内してくれ!」
「そのくらい一人で行きなさいよ。でも、まあいいわ、……こっちよ」
出てきたばかりのバックヤードに戻った圭花が、注意をうながした。
「足元、ぬるぬるしてるから気をつけ――ってゃ!」
つるんと足を滑らせて、彼女は壁に額をぶつけた。
「いったぁ」
「大丈夫か。そそっかしいな」
「うっさいわね! 余計なお世話よ」
ふてくされる圭花の指が、道具箱を示す。
「そこよ。もうっ。これで満足でしょう」
「ああ!」
士は大喜びで、大きなボールをふたつ抱えた。
「待っててくれみんな、すぐに行くぞ-!」
双葉が慌てた声を出す。
「ちょっと、声が大きいってばー! スタッフさんに見つかっちゃうよ」
「そうだな、世話になった。じゃあな!」
走って通路を抜けた士は、ドアを出たところで、いそいそと衣服を脱ぎだした。
「ちょっ、ちょっと、何をいきなり脱いでんのよ!」
後から出てきた圭花と双葉が目を丸くする。
「……どうしよう、お姉ちゃん。私、ヘンタイさんに会っちゃったよ~」
濡れないように、持参したビニール袋に衣服をしまって、士は堂々と言い放った。
「ああいや、俺はヘンタイさんとやらではない。心置きなく遊べるように、水着を着用してきたのだ!」
まだ四月。しかも夜間は気温も低い。
そんななか、スクール水着一枚で、士はボールを抱えて柵を越え、おたけびをあげてアシカのプールに飛び込んだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月13日
参加申し込みの期限
2013年02月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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