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【ふわふわ、ふわふわ、舞うクラゲ】
丸いの、とんがってるの、ヤドカリみたいなの……、四角く切り抜かれた枠の向こうでゆらゆらただようクラゲの群れに、
瑚野上 栞凪
は目を奪われた。
「わあ、すっごくキレイ……! クラゲにもいろいろあるんだね」
並んで立つ
新井 すばる
も、ひかえめなライトに照らされるクラゲの群れに見とれている。
「本当に、海の中にいるみたいだ。素敵だね、かんなちゃん」
ライトを浴びて神秘的な光を放つこのクラゲも、生きているのだと思うと不思議な気がする。
魚にはちょっぴり詳しいすばるも、クラゲに関する知識はあまりない。
「とても綺麗だ。クラゲって、海の月って書くんだよね。こうして見ると納得だな」
「うん、うん! 動きもかわいいよね、なーんか、癒されるんだよねー」
クラゲの動きを追って揺れる頭がかわいらしい。
素直に感動をあらわにする栞凪を見ていると、すばるも心が満たされるようだった。
「ふわぁ、ずっと見ていたくなっちゃう」
「ゆっくりしていこう、せっかくだからね」
「うん。クラゲはいいねー。ぽーっとなっちゃう。……すばる君、誘ってくれてありがとね」
「ボクも、かんなちゃんと一緒に見られて良かったよ」
「私も-!」
クラゲのただよう姿には、まるで音が存在しないかのようで、見ているこちらの気持ちも穏やかになる。
じわじわ広がる満足感は、同じ時間をわかちあえる相手がいてこそ、かもしれない。
二人はしばらくその場にたたずみ、クラゲを見つめた。
【おひとりさま、ばんざい】
「むぅー……」
一人で熱帯魚前の通路を抜け出し、クラゲのコーナーまでたどりついたのは、
黒兎 都
。
微妙に口がへの字に曲がっている。
「いい加減、虚しさに負けそうだぞぅ」
どこに行ってもカップルだらけ。特に熱帯魚周りは、過酷な危険地帯だった。
「コレは、一人で来るところじゃなかったのう」
引っ越してきてから日の浅い都に、気安く夜遊びに誘える友人の心当たりはない。
日数の問題ではないかもしれないが、ないものはないのだ。
「ま……負けてたまるか。よぅし、頑張るぞー」
おー! と、心の中で拳を振り上げて、都は通路の中央へ歩いていった。
壁には一面のクラゲ。通路のあちらこちらにも、筒状の水槽が床と天井をつないで、柱のように伸びている。
「人柱ならぬ、クラゲ柱とな……」
筒の内側に、海がある。クラゲの群れが、上下に行ったり来たりする。
「おおー」
同じクラゲを見ていた、帽子を目深にかぶった怪しい人物が、ため息をもらした。
「なんてなめらかな動きなんだろう。すごいな」
しみじみとそんなことをつぶやくのは、人目を忍んでいる最中の
市橋 誉
だ。
「むーん……。たしかに、自由な動きをみせるのう」
同意を示すと、誉はぎくりと体をこわばらせた。
(うわっ、また人がこんなに近くに!)
雰囲気に飲まれすぎて、接近に気づかなかった。ちらっと都を横目に見る。
薄暗い照明の下、パーカーのフードをかぶり、前髪を伸ばした都の顔は判別がつきにくい。
同じように、帽子と眼鏡を装備した誉の素顔も、きっと都にはわからないだろう。
(よしまあ、これなら大丈夫かな。俺のイメージは安心かつ安全だ)
都が物静かそうな外見だったこともあり、誉は警戒のレベルをぐっと下げた。
「まるで夜半に一人で聴く、物静かな音楽のように、優美な動きだと思わないかい」
「うーむ、夜っぽさはあるかの。見てると眠くなるかもしれん」
「上質な音楽は人をリラックスさせることもあるから」
「ほほう、なるほどー」
「海は生命をはぐくむんだって、クラゲを見ているとそう思うけど……」
「けど?」
「遠目に見ていると綺麗なんだけど、まじまじと近くで見ると、得体が知れない気も、しなくもないか」
「足も多いしのー」
「え、足なのか、あれ……!?」
だったら嫌だなぁと、誉がけげんな眼差しを向けたとき、こちらに向かってやってきた集団からこんな会話が聞こえてきた。
「――クラゲから伸びているのは、触手なんだよ」
「そうなのか。あの、細くてうねうねしてるやつだろ」
「そう。傘のようになっている、あの内側に口があってね」
「透明なのも特徴的ですよねー。あれって、ゼラチン質でできているらしいですよー」
集団でやってきたのは、同じ高校の一年生の集団だ。
先頭を歩く刀に、天野と梢がクラゲについての解説をしている。
(……まずい)
誉は都に会釈をすると、「じゃあ、俺はこれで」と、足早にその場を去った。
「足じゃないのかー」
ひとつかしこくなった都のところへ、その集団はやってくる。
「こんばんはー。いいクラゲ日和だねぇ」
瑠奈に声をかけられて、曖昧にうなずいた都は、実感していた。
(……集団に囲まれると、ぼっちが身に染みるんだなーっと)
だから誉はとっとと先に進んでしまったのかもしれないと、そんなことをぼんやり思った。
【ころころ緑の丸い玉】
集団を抜けて、都が順路通りに進んでいくと、水槽にへばりついて目を輝かせている
シダ 美穂戸
がいた。
「マリモ! ふかふかしてそう、さわりたいー」
都も足を止めて覗いてみると、毛玉のような緑の玉が、ぽつりぽつりと転がっている。
「マリモかー。おー、これは大きい」
「でも、動かないよ。これ、生きてる?」
「さあ?」
都が首を傾げていると、後ろからそっけなくこう声をかけられた。。
「毬藻っていうくらいなんだから、藻なんでしょ、それ」
「モ?」
「そう。藻よ。活発に動いたら、そっちのほうが怖いわよ」
そこに立っていたのは、
桃川 圭花
だ。
つい先ほど再会をはたした、
紅 双葉
も一緒である。
「水族館って、お魚だけじゃなくて、マリモもいるんだね、かわいいなぁ」
「動かなくてもかわいい。シダ、マリモ気に入ったよ」
「そうかー、動かないのか……」
もうひとつ、かしこくなった都であった。
「……そうか、動かないんだな、アレ」
さらにその後方で、通りかかった
七草 八兵衛
が、いささか残念そうにつぶやいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月13日
参加申し込みの期限
2013年02月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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