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新聞博物館のゲートをくぐり、
八神 修
は好奇心を刺激された様子で館内を見渡した。
「新聞部の部長として、一度は見ておきたかった場所なんだ。」
話の相手は、同行者である運転手の風間だ。風間は穏やかに笑みをたたえたまま、頷く。移動手段が車でないのは、修の希望だった。中華街駅まで電車に乗り、その後はレンタサイクルで移動してここまで来たのだった。修が一日の移動手段を敢えて自転車にしたのは、体力がついてきたことを嬉しく思う気持ちからだった。
「普段は知ることの難しい知識がたくさんあるのは、嬉しいものだね」
修が特に興味を惹かれたのは、なんと江戸時代にまで遡る歴史コーナーだった。かわら版から始まる歴史的資料の展示を、修はゆっくりと見つめる。
「最初の日刊新聞は、横浜で発行されたんだね」
館内は人も多くなく、落ち着いた気分でじっくりと展示物を堪能する。新聞はどういう工程でできるのか。取材された記事が活字になり、印刷されるまで。新聞に関わるものはそれだけではない。紙面には広告も載るし、新聞社は様々な文化事業をしている。修の知らないことも沢山あった。映像資料も説明文もじっくりと楽しむ。実に奥が深い。風間は、余計な事は一切言わずに影のように侍っている。
「新聞制作体験もできるのか」
新聞部部長としてはやってみないわけにはいかないだろう。修は係員に説明を聞いた。自分で撮った写真と、簡単な記事を合成して、本格的なオリジナルの新聞を作ることが出来る。
「いいお土産ができたね」
風間に笑いかけながら、修は大切に自分の新聞をしまった。
「やっぱり、露天風呂は最高ですよねー!」
「ええ。温泉は初めてなので、すごく新鮮です」
屋敷野 梢
と
ソフィ・C・リードホルム
は連れ立って露天風呂にやってきた。
「えーと、まずは体を洗うんですよね」
「そうですよー、洗い場はこっち!」
右も左もわからないソフィを、梢は快くリードする。
「ん? もしかして、ソフィちゃんかなり目が悪いんですか?」
眼鏡を外した状態のソフィは、シャンプーとコンディショナーのボトルを手に目を細めている。どうやら「シャンプー」と「コンディショナー」の文字が読めずに困っているようだ。
「はい、極度の乱視で……だいぶ近づけないと見えないんです」
「シャンプーはこっちですよー」
「あ、ありがとうございます……」
体を洗い終えると、いよいよ湯船に浸かれる。
「入る前に、かけ湯をするんでしたっけ」
「そうですよー。ふう、気持ちいいー」
乳白色の湯に、二人は肩まで浸かる。見上げると、雲一つない秋空が広がり、開放感満点だ。
「山の綺麗な風景にこの開放感! いやー、身も心も癒されます」
「ここまで気持ちいいと、体伸ばしてふわふわ漂ってみたくなりますね」
「あはは、怒られますよー。露天風呂って、温泉の一番いいお湯を使うことが多いですから、きっとお肌にもいいですよー」
「でも、初めて知りました。箱根温泉って、一箇所じゃなくて何箇所にも分かれてるんですね」
「ああ、箱根七湯って、ガイドの司馬さんが言ってましたねー」
「箱根七湯だけじゃなく、ほかの温泉街も加えて箱根十七湯、箱根二十湯ということもあるのよ」
二人の会話に割って入ったのは―――
「あれ、司馬さん!」
「つかの間の休憩! お隣、失礼するね」
司馬 佳乃
は湯船に入ると、梢の隣に腰掛けた。
「ガイド、お疲れ様ですー。大変そうでしたね、バスで酔った人のお世話もしてたし……」
「大丈夫だよ、お仕事だから。実は私の姉も、ツアコンしてたの」
「へえ、そうだったんですか!」
「お姉ちゃん、こんな大変なことしてたんだなぁ……。って、いけない、お客さんの前で! これはオフレコね!」
糞真面目な佳乃の口調に、梢とソフィは思わず笑う。
「あなたたち、若いのに温泉に興味あるの? 珍しいねー。あ、そんな言い方は失礼かな」
「えーと、私はおじーちゃんに行ってもらおうと思ってたんです。でも温泉は好きですー」
「そうだったのね。私も高校生の頃から温泉が好きで―――私は東北の出身なんだけど、北の方にもいい温泉はいっぱいあるよ」
「へえ、それじゃそっちに行くツアーもいいですねー。ね、ソフィちゃん!」
「は、はい……」
急に話を振られたソフィはとまどいながら答える。人見知りなソフィは会話に入っていなかったのだ。
「あなたも、楽しんでくれているかな? ガイドは頼りないけど……」
佳乃に声をかけられ、ソフィは声の方を見る。乱視で視界はぼやけているが、相手が微笑んでいることは伝わる。
「そんなこと、ないですよ……温泉、すごく楽しいです」
「さーて、体も温まったし、いったん体を冷やしてからまた入りましょー!」
「お風呂から上がったらコーヒー牛乳を飲むものだと誰かが言っていましたが、ありますかね……」
湯船から出ようとする梢に、ソフィが話しかける。犬と同じで、興味を持った相手についていくのだ。
「コーヒー牛乳なら、ちゃんと売店にあったよ!」
佳乃は、湯船を出て体を拭いている二人に声をかけた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三城 俊一
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月17日
参加申し込みの期限
2014年10月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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