星ヶ丘寮の執事を務める、
伊予 祐。
普段はビシッと黒のタキシードでキメている。
祐の住まいは、寮の階段下にあるスタッフ用の狭い部屋だ。
今日は休日ということもあって、ゆっくり起きてきたのだが……
「カレンダーが秋になった、あれは嘘か?」
9月になったとはいえ、まだまだ真夏日が続く。
しかも、高級な星ヶ丘寮とはいえ、スタッフ用の部屋は冷遇されている。
頼みのエアコンは年代もので、効く気配はない。
「おい! 今は夏なのか? 浴衣でも着てろってのか!」
祐は叫ぶ。余計に暑くなるだけなのだが。
エアコンをバカバカ叩いてみるも、音がうるさくなるだけだった。
祐はがっくりとうなだれる。
「どこか涼しげなところで、音楽でも楽しみたい気分だぜ」
祐は部屋を出て、気分を直しに町を散歩し始めた。
そのとき。
目の前をおかしなナニカが駆け抜けていった。
「ふ、ふんどし……?」
ふんどし姿の若者が数人、駆けていく。
「こ、こびと……?」
続いて、ねずと呼ばれる小人が、とことこと駆けていく。
「ぴ、ぴんく……?」
続いて、ピンクの全身タイツの連中が、きゃっきゃうふふと駆けていく。
そう、これが寝子島だ。
「まったくこの島は……」
祐は笑いながらも、頭を抱えた。
彼の趣味のひとつは、バイクだ。
変なものを見てしまったこんな日には、愛車で走りたくもなるだろう。
祐は、今日一日の過ごし方を決めた。
「そうだ。島の外へいこう♪ さらば、おかしな島、寝子島よ!」
伊予 祐さま、登場ありがとうございました。
このあと、気分が変わってバイクをやめて寝子電に乗ったり、自転車や徒歩にしたり、ご自由にどうぞ。
さて、今回は寝子島の外に遊びに行くお話です。
休日です。デートや買い物、暇つぶしなどのために、島を出てみましょう。
◆舞台
寝子島をのぞいた、神奈川全域のどこか。
主な舞台として2つくらいまでに絞ってください。
移動そのものを楽しむ場合は、移動しながらいろいろな場所を楽しむこともできますが、
ひとつずつの描写はどうしても少なくなってしまいます。
◇
地名と公共交通機関、その他公共性の高い施設はそのまま描写できますが、
(例:鎌倉、小町通り、鶴岡八幡宮、小田急線)
公共性の低い特定の施設などは、名前や内容が適宜変更されて描かれることになります。
ちなみに、江ノ電と新江ノ島水族館はありません。寝子電と寝子島マリンパラダイス(ただし島内)ならあります。
アクションでは現実世界での名称を書いてください。
検索して簡単に出てくるものであれば、参考にします。
◇
寝子島内で出かけるシーン、帰ってくるシーンを描くことも可能です。
ご希望があれば、アクションに書いてください。
特にこだわりがなければ、現地での行動に専念してください。
寝子島から本土へは、車、バイク、自転車、徒歩、寝子電などで渡ることができます。
くわしくは「ご利用ガイド/寝子島とは」をご覧ください。
◆時間
朝から夜遅くまで、お好きな時間帯で。
特にこだわりがない場合は、記入は不要です。
◆NPC
以下のキャラクターのみ、必要あれば出てきます。
・青木 慎之介・・・お気に入りのクロスバイクであちこち走りまわっています。
・南波 太陽・・・・鎌倉周辺でナンパしています。
※同じ舞台であれば、他のPCさんとの予期せぬ絡みもあり得ます。
もちろんGAでの行動も歓迎です。
それでは、寝子島の外での一日を楽しみましょう♪