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ひまわり畑の忘れ物
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◆
元より、大半が噂を聞き覚悟済みでやってきていた面々だ。
出現した少女に応じるのは、相応に速かった。
真っ先にひまわり畑の中へ飛び込んだのは、
三ヶ島 葵
だった。
「さっそくエンカウントとはいいねー!」
少女の姿を、正面からデジカメで撮影する。
一つには、非公式新聞部の記事にするため。もう一つには、『Wucht Jagd』によって体力を少しずつ奪うため。
次いでひまわりを遮蔽にするように旋回し、蔓を逃れつつ撮影。
そこで市子と合流する。
「お、獅子島くん! そうか、さっき先行していたのは君かー!」
「オマエも来てたのか、ミケジマ。……いや、来ないわけがねえか――っと、危ねえ」
身をひねる市子。その真横を、蔓が槍のように通過していく。
「おおう!?」
葵の目の前を掠める蔓。あとほんの半歩前、あるいはもう少し胸があったら、もろに当たっていたところだ。
蔓が返る前に、二人は屈んでひまわりに隠れ移動。少女の死角へと、回りこんでいく。
◆
「背中は任せたよ! さて――矢萩家出撃だ!」
気炎を吐いて、秋が駆ける。
遮蔽をとったりなどしない、直線的で直情的な疾駆。
注意を引くという目的があるにしても、あまりに素直すぎる軌道。
無論それを見逃すはずもなく、うねる蔦が迫り来る。
横手から這い出、脇腹へ食らいつくように飛び出す蔦。
「秋姉さん!」
「秋お姉ちゃん!」
妹達の呼ばわる声。
その刹那、秋の口元に浮かんだのは獣のような獰猛な笑み。
その刹那、閃くのは鳶色の軌跡。
蔓が斜めに断ち切られ、支えを失った先端部がどさりと地面に落ちた。
「――実はね、友人に迷惑掛けているって聞いてもうこっちはキレてるんだよ」
切れ長の目を細め、低く唸るような声で告げる秋。
『アレクト・ソード』により真剣さながらの切れ味を得た木刀を、少女へ突きつけるように掲げ言い放つ。
「お化けさんよォ……死ぬ覚悟は出来てるんだよな?」
人斬りもかくやの威圧感。
一瞬、怯えたように切断された蔓が震える。
「……――うっさい!」
打ち消すように、甲高い少女の声が響いた。
直後、先端が断ち切れたまま、秋を取り囲むように弧を描く。
「ちぃ!」
そこへすかさず飛び込む影。
ポニーテールが揺れ、長短二振りの竹刀が閃く。
「全く、姉さんの暴走にもほとほと困ったものだわ」
ごくごく小さなため息と共に、秋が蔓を捌いてかち上げる。
狙い違わず飛来するのは、血の付着した鍔なしの短剣――即ち匕首。
「それじゃあ、お化けさん。恨みはないけど退治されてください~」
のんびりとした口調、しかし続けざま振るう流星錘の勢いは苛烈。
地面に叩きつけられたソレを、木刀が今度こそ動かぬように斬り捨てる。
◆
「……あれが噂のお化けか」
少女の姿を眺め、興味深げに呟く椛。淡い黒、と言ったところか。
その隣で、渚砂は僅かに顔をしかめた。
神魂によるものだろうとはいえ、少女の姿をした相手となると。
「ちょっと、可哀相だな」
思わず、そんなことを考えてしまう。
「俺も気は引けるけど、やるしかないぜ渚砂さん!」
暴漢対策用に持ってきた木刀を構え、祐が言う。
見たところ話を聞く気は無さそうだし、まずともかく戦うしかない。
「――行きます!」
強く地を蹴りつけ、祐は『瞬★速』を発動。
向上した身体能力を以って、素早く蔦へと切り込んだ。
真正面から迫る蔓をかわし、心苦しいがひまわりを踏みつけて高く跳躍。
少女に己の存在をアピールし、注意を引き付ける。
「鬼さんこちら、手の鳴るほうへ――だ」
口の端を上げて呟けば、望み通りにとばかり、横腹から薙ぐように蔦が迫る。
それを、緑色のバリアが受け止め弾く。祐から注意を逸らすように、針状のバリアが幾つも放たれる。
渚砂の『フォース・ガーダー』だ。
「……そうだな、TAS!」
可哀相、という気持ちは一度振り切ろう。
今は、ひまわり畑に平和を取り戻すことだけを考えよう!
バリアの援護を受け、高く跳躍する祐。
ならばとアッパーカットの如く直下から迫る蔓。それすら蹴りつけ、より高く祐は飛ぶ。
一足ごとに、身体強化を重ねながら。
「二人共、その意気でよろしく頼むよ――っと」
渚砂の東雲色、祐の朱色をを感じ取りつつ、椛は援護するように拾っておいた小石を投げつけた。
どこまで有効かはわからないが、注意を逸らすくらいはできよう。
それと同時に、飛来物への反応を注意深く観察する。
◆
お店の人が困っているのに放っておけない。
それに、頑張ればごま団子をサービスしてもらえるかも。
そんな想いを胸に、お化けへ挑む
劉 瑞麗
。
襲い来る蔓を前に、チャイナドレスの袖下から取り出したる鉄扇を構える。
小柄さとすばしっこさを活かして動き回るその両脇から迫る、細めの蔓。
薙ぎ払い叩き落とし迎撃すれば、次いで背後からやや太めの一本が急襲。
身を捻り、鉄扇を横殴りに叩きつけて迎撃。
一度は迎撃した二本の蔓が、今度は足元から延びる。身を捻った際の反動を利用して一本を迎撃、しかし二本目は間に合わない。
「――ッ」
その時、白黒の巨大な影が瑞麗の前に立ちふさがった。
蔓をわし掴み、力任せに引きちぎる。
鋭い爪が数度閃き、蔓をずたずたに引き裂いてみせた。ばらばらと散らばった残骸が、ひまわりの葉を揺らす。
「……ちっけぇんだから、あんまり危ないことに関わっちゃ駄目ですぜ」
油断なくファイティングポーズを維持したままそう言ったのは、以前海で会った謎のヤクザパンダ――『白黒グリズリー』を発動した
松崎 竜平
だった。
「熊猫、なんで」
思わぬ再会に呟けば、振り向いたパンダがふっと笑う。
「たまたま通りかかっただけですぜ」
……本当を言えば、ほうっておけなくて出てきたのだけれども。
「また会えて嬉しい。……実を言うと、一人は心細い」
見知った顔に出会ったことで、緊張が解けたのか。
うつむきがちに、パンダが羽織っている服の裾をきゅっと掴む。
すると、パンダは無言で彼女の頭にもふもふの手を置いた。
もふもふが、彼女の頭を撫でる。優しく、暖かい感触。
「おばけ、未練や無念があるなら聞きたい。るいりにできることがあるかも」
パンダを見上げてそう告げれば、
「なら、手伝いますぜ」
彼は深く頷いた。
絡み付こうと迫った蔓を掴み、握りつぶす。
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
ホラー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月06日
参加申し込みの期限
2014年10月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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