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- 00月00日生 00歳
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究極のカレーを求めて
■みんなで食べると美味しさ無限大
「真央ちゃん的マイブームはカレーラーメンなのだ♪ でもうどんやナンの人も居ると思うから準備するのだ♪」
カレーと言ってもライスを合わせるとは限らない。麺と合わせても、パンと合わせてもいいのだ。
後木 真央は自ら購入してきた醤油味のラーメンと関西風出汁うどんを使って、マイブームであるカレーラーメンの準備をしていた。もちろん、うどん派やナン派のためにそちらの準備も怠らない。
もったりした具なしカレーと、玉ねぎ、ジャガイモ、ほうれん草に豚バラの下準備をしておく。
ナンは手作りで今は生地を寝かせている最中だ。調理の合間に卵を茹でて半熟のゆで卵を作ることも忘れない。
「んん？ 修ちゃんは何を作ってるのだ？」
同じ新聞部に所属する修に近寄ると、真央はその手元を覗き込んだ。
「これは、付け合せを作ってるんだ。付け合せがあってこそ、カレーそのものが引き立つのさ」
小鉢に盛られているのは、白菜の浅漬けに焼きチーズ、カブの酢漬け。手早く調理を終えた修は、真央が何を作っているのかと先ほどまで真央がいたテーブルへ向かう。
「真央ちゃんは、マイブームのカレーラーメンを作ってるのだ！ 一口どうぞー、なのだ！」
ジャガイモと豚バラ、ほうれん草の上に半熟卵を落としたカレーラーメンを修に勧める。修は、写真に収めてから箸を手に取り、制服にカレーが飛ばないよう気をつけてすする。
「美味いな、これ。ラーメンとカレーって合うんだな」
「醤油ラーメンとカレーの奇跡のコラボレーションなのだ♪ 更に、残ったスープにゴハン福神漬けガーリックチップＩＮが最高なのだ♪」
「カレーラーメン……少し、味見させてもらってもいいかな？」
カレーラーメンと言う単語に心を惹かれ、やってきたのは望春。真央が差し出した器を受け取り、一口。
「うん……美味しい。ほうれん草と半熟卵がすごく合うね」
「お、それ、そんなにうまいのか？ とーこにも一口……ゴーヤは入ってないよな？」
次にやってきたのは剣崎 灯子。真央のカレーに目を輝かせている。
「ゴーヤは入ってないのだ。ラーメンかうどんかナンか、好きなのを選ぶのだ♪」
寝かせ終わった生地をフライパンで焼きながら真央が問いかける。
「そーだなぁ……とーこはカレーが食べられるなら何でもいいぞ！」
「なら、真央ちゃんのマイブームであるカレーラーメンがおススメなのだ！」
「あの……あたしも、いいかな？ そんなに美味しいなら食べてみたいんだけど」
スパイスを片手に、鳴は真央へと問いかける。真央はすぐに、二人前のカレーラーメンを用意した。
「うまいな！」
「あ……美味しい」
辛いものを好む鳴だが、誰かと一緒に食事をしている時は別だ。ろっこんが発動し、その時だけは料理本来の味が楽しめる。けして辛くはないのに、しっかりと食べた気がした。
人と食べるだけで美味しさを分かちあえる。鳴はいつも携帯しているスパイスは使わず、幸せそうな顔でカレーラーメンを食べていた。
■焼いてもおいしい家庭の味
部活が終わり、漂うカレーの香りにつられて雨崎 荒太郎は家庭科室を訪れた。
黒板に書かれた文字を見て、首を傾げる。
「究極のカレー作り？」
「良かったらあなたもどうかしら。みんな、好きなように作っているから雨崎君も作ってみたらどう？」
荒太郎の担任である白沢先生がおっとりと話しかける。
「じゃあ、ぼくも手伝おうかなー。うーん、どんなカレーがいいかな？」
実家の母親が作ってくれたカレーの味を思い出しながら、首を傾げて考える荒太郎。母親は鍋に余ったカレーを冷蔵保存して次の日に焼きカレードリアを作ってくれていた。
確か、作り方は家庭科の教科書に載っていたような……良いアイディアを思いついたと、茶色い目を見開く。
「白沢せんせ！ ちょっとオーブン借りまーす！」
備え付けのオーブンを180度に温めておき、焼きカレードリアの下ごしらえを始める。
カレーは白沢先生とののこが作ったものを使うとして、追加の材料はトマトとブロッコリー、それにチーズと卵。誰がこんなに用意したのか、置いてある食材から目当てのものを取ってくると、まな板と包丁を準備した。
「えーと、白沢せんせ、ブロッコリーはどうすればいいですかー？」
分からないことを素直に尋ねながら、荒太郎は料理を勧めていく。容器に軽く米を盛ってから下茹でしたブロッコリーを食べやすい大きさに切り、トマトも切って、チーズと一緒にカレーの上へ乗せ、更に卵を上に。
「これであっためるだけでー、完成っ！！」
あとはオーブンに入れて、出来あがるのを待つだけだ。
待っている間、他の皆が作ったものを味見しようと、荒太郎はふらふらと歩き出した。
「真央ちゃん的マイブームはカレーラーメンなのだ♪ でもうどんやナンの人も居ると思うから準備するのだ♪」
カレーと言ってもライスを合わせるとは限らない。麺と合わせても、パンと合わせてもいいのだ。
後木 真央は自ら購入してきた醤油味のラーメンと関西風出汁うどんを使って、マイブームであるカレーラーメンの準備をしていた。もちろん、うどん派やナン派のためにそちらの準備も怠らない。
もったりした具なしカレーと、玉ねぎ、ジャガイモ、ほうれん草に豚バラの下準備をしておく。
ナンは手作りで今は生地を寝かせている最中だ。調理の合間に卵を茹でて半熟のゆで卵を作ることも忘れない。
「んん？ 修ちゃんは何を作ってるのだ？」
同じ新聞部に所属する修に近寄ると、真央はその手元を覗き込んだ。
「これは、付け合せを作ってるんだ。付け合せがあってこそ、カレーそのものが引き立つのさ」
小鉢に盛られているのは、白菜の浅漬けに焼きチーズ、カブの酢漬け。手早く調理を終えた修は、真央が何を作っているのかと先ほどまで真央がいたテーブルへ向かう。
「真央ちゃんは、マイブームのカレーラーメンを作ってるのだ！ 一口どうぞー、なのだ！」
ジャガイモと豚バラ、ほうれん草の上に半熟卵を落としたカレーラーメンを修に勧める。修は、写真に収めてから箸を手に取り、制服にカレーが飛ばないよう気をつけてすする。
「美味いな、これ。ラーメンとカレーって合うんだな」
「醤油ラーメンとカレーの奇跡のコラボレーションなのだ♪ 更に、残ったスープにゴハン福神漬けガーリックチップＩＮが最高なのだ♪」
「カレーラーメン……少し、味見させてもらってもいいかな？」
カレーラーメンと言う単語に心を惹かれ、やってきたのは望春。真央が差し出した器を受け取り、一口。
「うん……美味しい。ほうれん草と半熟卵がすごく合うね」
「お、それ、そんなにうまいのか？ とーこにも一口……ゴーヤは入ってないよな？」
次にやってきたのは剣崎 灯子。真央のカレーに目を輝かせている。
「ゴーヤは入ってないのだ。ラーメンかうどんかナンか、好きなのを選ぶのだ♪」
寝かせ終わった生地をフライパンで焼きながら真央が問いかける。
「そーだなぁ……とーこはカレーが食べられるなら何でもいいぞ！」
「なら、真央ちゃんのマイブームであるカレーラーメンがおススメなのだ！」
「あの……あたしも、いいかな？ そんなに美味しいなら食べてみたいんだけど」
スパイスを片手に、鳴は真央へと問いかける。真央はすぐに、二人前のカレーラーメンを用意した。
「うまいな！」
「あ……美味しい」
辛いものを好む鳴だが、誰かと一緒に食事をしている時は別だ。ろっこんが発動し、その時だけは料理本来の味が楽しめる。けして辛くはないのに、しっかりと食べた気がした。
人と食べるだけで美味しさを分かちあえる。鳴はいつも携帯しているスパイスは使わず、幸せそうな顔でカレーラーメンを食べていた。
■焼いてもおいしい家庭の味
部活が終わり、漂うカレーの香りにつられて雨崎 荒太郎は家庭科室を訪れた。
黒板に書かれた文字を見て、首を傾げる。
「究極のカレー作り？」
「良かったらあなたもどうかしら。みんな、好きなように作っているから雨崎君も作ってみたらどう？」
荒太郎の担任である白沢先生がおっとりと話しかける。
「じゃあ、ぼくも手伝おうかなー。うーん、どんなカレーがいいかな？」
実家の母親が作ってくれたカレーの味を思い出しながら、首を傾げて考える荒太郎。母親は鍋に余ったカレーを冷蔵保存して次の日に焼きカレードリアを作ってくれていた。
確か、作り方は家庭科の教科書に載っていたような……良いアイディアを思いついたと、茶色い目を見開く。
「白沢せんせ！ ちょっとオーブン借りまーす！」
備え付けのオーブンを180度に温めておき、焼きカレードリアの下ごしらえを始める。
カレーは白沢先生とののこが作ったものを使うとして、追加の材料はトマトとブロッコリー、それにチーズと卵。誰がこんなに用意したのか、置いてある食材から目当てのものを取ってくると、まな板と包丁を準備した。
「えーと、白沢せんせ、ブロッコリーはどうすればいいですかー？」
分からないことを素直に尋ねながら、荒太郎は料理を勧めていく。容器に軽く米を盛ってから下茹でしたブロッコリーを食べやすい大きさに切り、トマトも切って、チーズと一緒にカレーの上へ乗せ、更に卵を上に。
「これであっためるだけでー、完成っ！！」
あとはオーブンに入れて、出来あがるのを待つだけだ。
待っている間、他の皆が作ったものを味見しようと、荒太郎はふらふらと歩き出した。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年10月09日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年10月16日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2014年10月16日 11時00分
