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怪人セブンの断罪
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【土曜日:星ヶ丘 ウルフ・3】
土曜日の昼から加瀬たち【狼】班は約束通り、レディ・ウルフと接触していた。
場所はウルフ宅近くのカフェである。
「あなたたちね。私の放送を聞いてた糞虫どもは?」
いきなり糞虫扱いされる面々。
熱心なリスナーの
吉祥寺 黒子
から「ウルフのリスナーの俗称は糞虫だぜ」と教えてもらっていなかったら一発でボロが出てただろう。
「初めまして、レディ・ウルフ。アサミって言います。お会い出来て光栄ですわ」
朝海 瑠歌
はにこやかに笑みを浮かべて挨拶。
「昨日はどうも。
エレノア・エインズワース
です」
エレノアは目を潤ませながら両手を組んで進み出る。
「今日はウルフさんと美術表現の手法について語りたいです……!」
傍から見れば熱心なファンであるが、無論演技である。
「ははは! こうしてウルフと茶が飲めるなんて、『俺は幸福』だな!」
吉祥寺は刺青の入った舌を出す。
即ち、(無意識の)ろっこん発動。
自分たちの利益になる奇跡が起こる。
「やっべ、私ったら、2階の窓を開けっ放しだったわ……」
「おやおや? 大丈夫です?」
加瀬 礼二
が小首を傾げるが、ウルフはむしろ破顔一笑。
「これで泥棒が入ったら、ネタに困らないわね!」
「……流石ウルフさんだね。自ら炎上のネタを作るとかさ」
音海 なぎさ
は呆れ返っていた。
ウルフはアイスコーヒーをぐい呑みすると、悪魔的な笑みで語り掛ける。
「さぁ、糞虫ども。私に聞きたいことがあるんでしょう? 芸術の事? 落神伝説のこと? 怪人セブンのこと? 遠慮せずに何でも聞いて頂戴?」
まるで全て見透かされているかのような口振りに、一同の心臓が跳ね上がった。
一方、危険を承知で単独行動を取っている屋敷野。
「目と鼻の先に加瀬君達がいますしー。セブンも合鍵がない限り、ウルフさんの家に上がり込めませんよねー」
――まぁ、私はできますけど。
屋敷野は目を閉じて前に向かってジャンプ、ろっこん『胡蝶の夢』で蝶に変身する。
そのまま戸締りしていない2階へ飛んでいき、無事に侵入完了。
「……不法侵入ですけど、すぐ済ませますからー。ウルフさんの人命に関わりますからねー」
加瀬達が引きつけている間、屋敷野が偽セブンの証拠を手に入れるという作戦である。
「きっとパソコン機器周辺に何かあるはずですよねー?」
1階へ降りると、すぐにパソコンのある部屋が見付かる。
……部屋の異臭に思わず鼻を摘んでしまう。
「わ、私も掃除嫌いですがー、これは酷いですねー!!」
床が見えない、ゴミが地層のように積もってる、得体の知れないカビのようなものが生えてる等……。
「……私も気を付けないとですねー。って、証拠探し……!」
慌ててパソコン周辺を捜索する屋敷野。
だが、パソコンは見るも無残な姿で発見された。
「何でパソコンが破壊されてるんですかー……」
他にも色々と滅茶苦茶だったが、めげずに捜索、もとい発掘を行う。
すると、ゴミの中から手帳が見付かった。
――ご飯粒が付いていた。
ばっちいけど、恐る恐る中身を覗き見る。
「――これは! 大変です!」
手記の1頁を見た屋敷野は、すぐに蝶になって外へ飛び出す!
「みんなに知らせないと!! ウルフさんは――!」
「もれいびなのか、あんた……?」
吉祥寺が顔を歪める。
ウルフはええ、と頷くと、お代わりで頼んだアイスコーヒーを再びぐい呑みした。
「……あー、あなた、もれいびを憎んでるのね? 失望させちゃったかしらぁ?」
くすくすと笑うウルフに、吉祥寺は目を細めながら言った。
「心を読まれてるのか……?」
「どうやらそのようですわね」
朝海が顔を引き攣らせる。
「こちらの演技もバレバレみたいね」
それはそれで面白いけど、とエレノアはシニカルに口元を緩める。
「私のろっこんは『心象透察(スキャニング)』よ。発動条件は『アイスコーヒーを一度に200cc摂取する』こと。効果は『少しだけ、相手の心を読み透かす』ことが出来るわ」
「本当ですかぁ?」
加瀬はウルフの手を取り、怪しく見詰める。
「あなたの手……、まるで陶器のように滑らかで……、汚したくなってしまいますねぇ……」
加瀬はウルフの手の甲にキスをするフリをしてチロリと舐めた。
すると、口いっぱいに苦味が広がっていく。
加瀬のろっこん『真実の舌』が真実だと告げていた。
「ウルフさん、あなたがもれいびならば、恐らく怪人セブンに狙われてます」
「俺は最低人間だけどよォ、人殺しなんて憎い奴等と同類にはなりたくねーし。もれいびとはいえ、俺はあんたのファンだ。セブンから守ってやるよ」
音海と吉祥寺がウルフに告げる。
「ありがとうね? でも、私、偽セブンじゃないわよ?」
この言葉に一同眉をひそめてしまう。
「私、今週頭、アカウント停止された際にムカついてパソコンをバールで破壊しちゃったし!」
スカッとしたわっ、と自慢げに胸を張るウルフ。
つまり、ウルフにあの書き込みを行うことは不可能である。
「さっすがウルフだぜ……! 『芸術は狂気!』を地で行ってやがる!」
吉祥寺は腹を抱えて笑い転げる。
吉祥寺曰く、放送中に何度もバールで様々な機械を叩き壊してたらしい。
「なぁ、ノートパソコン持ってくるからよ? ウルフの自宅でゲリラ放送やろうぜ、俺のアカウントでな!」
「いいわね! 久々にバールが唸るわ――!」
もはや加瀬達は苦笑いする他ない。
しかし、これで日曜日は『籠城』が実現する。
願わくば、ウルフが標的でないことを願うばかりだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
バトル
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月27日
参加申し込みの期限
2013年04月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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