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寝子島高校
怪人セブンの断罪
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【木曜日:放課後 寝子島高校3年7組教室前 ダウト】
「芽森様……」
アネモネ・アドニス
は小さく頭を下げた。
目線の先には
芽森 菜々緒
がいた。
「あなたは……、隣のクラスのアドニスさん?」
芽森が小首を傾げると、後ろから
吉祥寺 黒子
が声を掛けてきた。
「芽森、一緒に帰ろうぜ、って誰こいつ?」
吉祥寺がアネモネを一瞥する。
アネモネの翠眼が憂いを帯びた。
「6組の
アネモネ・アドニス
と申します。芽森様。少しお話よろしいでしょうか?」
「参ったなぁ……」
添木 千唐
は途方に暮れていた。
「こんなに編入生が多いんじゃ、どこから当たりをつけていいのか分からないんだけど……」
学生支援部のパーティーの招待状を送る、という名目で教職員から全校生徒の名簿を借りた千唐。
千唐も学園内にセブンが潜んでいると考えていた。
だが、今年度の生徒数の編入数は、例年に比べてあまりにも多すぎたのだ。
また、千唐は七男の学年すら推測つかない状況だ。
故に、全校生徒からたった1人の容疑者を割り出すという困難に直面する羽目となる。
「いつから寝子高はこんなに大人数の学校になったんだか? こりゃお手上げだね……」
結局、千唐の名簿からの捜索は空振りに終わってしまった。
一方、
逆巻 天野
は手応えを感じていた。
「あんなふうに挑発するんだし、七男は誰かに認められたい若しくは知ってもらいたいって思ってるのかもね」
そう呟きながら、アネモネが風紀委員会から拝借した生徒名簿の写しに目を落とす。
ちなみに、個人情報の無断コピーは褒められた行為ではない事をここに記しておく。
「ま、個人情報保護法とかうるさいけど、人の命が掛かってるし……」
その名簿の中から、逆巻は『ナナオ』という読みの姓名を持つ生徒をピックアップ。
結果、全校生徒の中でも『ナナオ』という姓名の生徒は3名しかいなかった。
「行為はどうであれ、信念のある人物が偽名を語るとは考えにくい……。だとしたら、この3名が怪しい」
その3名には、
芽森 菜々緒
と
七緒 璃音
の名前が含まれていた。
「ミステリ研の七緒には明日直接聞き出せばいいね。となると、もう1人のナナオと、この芽森って先輩か……」
逆巻の疑惑の目が鋭く光る。
「なぁ、アネモネよォ……。あんたもそういうこと言うのか?」
吉祥寺は俯く芽森を背後に庇いながら、アネモネをきつく睨み付ける。
「芽森が怪人セブンと何の関わりがあるんだよっ?」
「違います! 私は、芽森様の濡れ衣を晴らすためにお話を聞こうと伺ったのです!」
アネモネが必死に首を横に振る。
だが、吉祥寺から向けられる嫌悪の目にたじろいでしまう。
「だとしてもよォ? 聞かれる芽森の身にもなれよ……。今日は朝から、俺があんたみたいな奴を追っ払い続けてるんだぜ? いい加減にしろよ!」
吉祥寺はここ最近、芽森と共に学校生活を送る機会が多くなった。
ワンテンポ遅れて編入してきた芽森は、自身の父の存在もあってか、微妙に浮いた存在となっていた。
(何か気になるんだよ……。俺が寂しい訳じゃねェが……。芽森とだったら、友達になってもいいかなって思うんだぜ)
闘病生活で孤独を経験しているせいか、はたまた根が姐御肌だからか、吉祥寺にとって芽森は非常に惹かれる存在であった。
故に、吉祥寺は今朝から芽森を庇い続けているのだ。
「いいのです……、吉祥寺さん……」
震える声のまま芽森が顔を上げる。
「ななお、って名前、珍しいでしょうし……。噂も一過性のものでしょうから、私が我慢すればいいことです……」
「そういう問題じゃねェだろ!?」
吉祥寺は芽森の肩を抱き寄せる。
「悪くない奴は、堂々としてればいいんだぜ」
「吉祥寺さん……」
思わず涙ぐむ芽森。
と、そこへ。
「身の潔白を主張するなら、尚更本人の口から言ってもらうべきだと僕は思うよ、吉祥寺先輩」
逆巻がふらりと現れた。
「初めまして、芽森先輩。僕は逆巻。芽森先輩のこと、ちょっと調べさせてもらったよ」
「「!?」」
吉祥寺と芽森は互いに目を見開いた。
逆巻はネットや週刊誌から得た情報をまとめたメモ帳を取り出すと、そのページをめくり出した。
「編入するまで都内のお嬢様が通う私立女子高に通ってたんですね。そこでも絵の勉強をされてたとか」
「おい、なに勝手にプライバシー暴いてんだよ!?」
吉祥寺が怒鳴るも、全く顔色変えない逆巻は淡々と資料を読み上げていく。
「そして芽森先輩は、孤児だったんですね……」
……僕と一緒だ。
付け加えるかのように言葉を添えた。
「不躾に人の過去を掘り起こさないで……!」
芽森の青い瞳から涙が零れる。
「私は……、人殺しなんて知らない……!」
搾り出すように吐き捨てる芽森。そのまま廊下を走り去っていく。
「お、おいっ? 芽森!?」
慌てて吉祥寺はその背を追い掛けようとするが、一度振り返り、アネモネと逆巻の顔を見た。
「俺は最低人間だけどよォ……。噂を真に受けて根掘り葉掘り聞いてくるあんたら2人は感心できねェな……」
そう言い残し、大慌てで吉祥寺は芽森を追い掛けていった。
その表情は、紛れもなく憤怒に染まっていた。
「避難訓練、いいでしょう。日曜日、校庭を使用する許可を出しましょう。理事長にも伝えておきますよ」
「「ありがとうございます!」」
霧切と雨寺は
校長先生
にお辞儀をすると、笑顔で校長室を後にする。
避難訓練の許可はあっさり降りた。
これで桜花寮は避難訓練実施に大きく前進である。
ただ、猫鳴館と星ヶ丘寮は協力者がいなかったため、参加できていない。
今回は桜花寮単独の避難訓練となりそうだ。
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担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
バトル
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月27日
参加申し込みの期限
2013年04月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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