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寝子島高校
怪人セブンの断罪
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【木曜日:午後 寝子島高校校舎内 アペンド】
屍 骸
は悩んでいた。
「マジで腐れやべぇぜ……。全てが腐れやべぇ……」
正直、屍は今回どう行動するか見当つかないでいた。
「全てを丸く収める方法があるのかよ、これ……?」
自分に出来ることはなんだろうか、と思い詰めれば思い詰めるほど、深みに嵌っていってしまう。
そんな屍を見兼ねた1人の友人が声を掛けた。
「かっばねーん! はぅどーゆーどぅー?」
志波 武道
が屍の背後から忍び寄り、脇腹をくすぐり始めた!
「うわぁぁぁあははははははははははははははは――!!!」
悶えながら笑い転げる屍。
「うおっ、思ったより笑うゾンビってシュールだなー」
「ブドー、俺を笑い殺す気か? まあ、ゾンビだから蘇るけどよ、俺」
「出たー! かばねんのゾンビジョークッ!」
志波の登場で、屍の顔に笑顔が戻る。
「……で、かばねん。何を悩んでるんだ?」
「夕食は肉か魚か、どっちかなってな?」
「見え透いた嘘はよせよ、かばねん」
志波は屍の肩を掴み、真剣な面持ちで向かい合う。
「俺たち、ダチだろ? ダチが悩んでるのは一発で分かんだよ」
「……ブドー、お前って奴ァ……」
隠しても無駄か、と嘆息を吐く屍だった。
「……つーわけだ。腐れやべぇだろ?」
屍は桜庭から得た情報を正直に伝えた。
安易だったかもしれないが、志波の熱意に押される形となった。
「マジで洒落にならねぇじゃねーか!!」
志波の額に脂汗が浮かび上がる。
「セブンに関わって犠牲が出てしまう可能性を、俺は無為に広げる事はしたくねぇ。ブドー、悪いこたぁ言わねぇ。今なら戻れるぜ?」
「何言ってやがるんだよ!!」
志波が吠える。
「人手が足りないんだろ? 知っちまった以上、知らん振り出来るかよ!!」
志波が治り掛けの右肩を抑えて言葉を続ける。
「寝子島のみんなの、引いては俺の愛しい弟のフツウが脅かされてるのに、おにーちゃんが頑張らないでどうするんだ!?」
屍は盛大にズッコケた。
「行動規範はやっぱりそこかよ、ブドー……」
だが、心強い味方が出来たことは事実であった。
休み時間。
三月 紫尾
は1年5組の教室で、
野々 ののこ
を呼び出していた。
「紫尾ちゃん、どうしたの?」
おおよそ神(今はひとと遜色ないが)らしくない、愛くるしい笑顔を振舞うののこ。
「野々さん 【テロ屋】 じゃ なかった 1組 の 草薙さん が 野々さん と デート したい って」
「ええー? 本当ー?」
ちょっぴり頬を染めるののこ。
三月は肘でののこを小突きながら、独自の口調で言伝を続ける。
「彼 シャイ だから お友達 と 一緒 が いい みたい」
「みんなで一緒に遊ぶんだね? うん、いいよ!」
全く疑わずにののこはデートの約束を承諾した。
「日曜日の 15:00 寝子ヶ海浜公園で 待ち合わせ」
「うん、楽しみにしてるね!」
ののこははしゃぎながら自分の席へ戻っていった。
「あとで 【テロ屋】 へ 報告」
スマホでメールを打とうとすると、廊下で桜庭たちの声が聞こえてきた。
「ミステリ研で捜索本部ができたんだってー。まさか、セブンへの対策がここまで大きくなるとは思わなかったよー」
「もれいびとはいえ、俺たち高校生がどこまで出来るか分からないけどな……? 桜庭が一番狙われるかもしれないんだ、気を付けろよ?」
「えっ、いつもみたいに刀くんが守ってくれるんじゃないの?」
「部長……、当然の様に言うんだな……」
「だってー、ボクは龍平君の調査と身辺護衛が主になるだろうしー、ひびきちゃんに荒事はさせられないよ」
「あたしが女だから、って言いたいのかよ?」
「ああ、笠原。いつものことだ。俺は個人的にセブンとやり合いたい。ちゃんと守ってやる。怪我人は少ないほうがいい」
「御剣……、お前……?」
そこへ三月が会話に混じってきた。
「ねぇ 怪人セブン 本当 に 動く の ? セブン の 性格 を 教えて もれいび を 狙っている の どうし て? いつ動く の?」
桜庭に急に迫る三月を、笠原がすぐに羽交い締めにした。
「隣のクラスの三月じゃねぇか……部長が驚いてるじゃねぇかよ……」
「ちょっと、刀くーん、ほらボクをしっかり守る!」
グイグイ前へ出ようとする三月の異様さにすっかり桜庭はビビってしまっている。
御剣は桜庭に言われるがまま、三月の前に立ち塞がって宥め始めた。
「セブンのこと、興味あるのか? だったらミステリ研に行こう。捜査本部が出来たらしいからな」
「ミステリ 研?」
「そうだ。それと、人に物尋ねる時は驚かせちゃダメだ」
「……?」
どうやら三月は自覚がないようだ……。
添木 牡丹
は弟の
添木 千唐
と合流。
早速、姉に向かって無茶ぶりを発揮する弟。
「面白そうだから怪人セブンの事を探ろうぜ、姉ちゃん!」
顔は笑顔だが、「逆らったら分かってるよね?」と有無を言わせない素振りを千唐は見せている。
「ふ、ふえぇぇ!? チカ君、いきなり何言い出すの~!?」
怪人セブン=殺人鬼。そんな存在を追うなんて!
だが、牡丹の中学時代に培われたいじめられっ子気質と生来のドM魂が、弟の無茶ぶりに応えてしまう。
「わ、分かったよ……。私、頑張るね、えへへ……」
(無茶を言われて卑屈に従う私って……、えへへへ……)
弟に責められ恍惚の笑みを浮かべる牡丹に冷たい眼差し(愛情の裏返し)で応対する千唐である。
「じゃあさ、これ掛けてよ。姉弟お揃いだぜ?」
差し出されたのは、お揃いの黒縁眼鏡。縁のところに銀色のワンポイントが入っている。
「わぁっ、可愛い~!!」
「ああ、そこ、隠しカメラだから塞がないようにね?」
「えっ?」
千唐の言葉に目が点になる牡丹。
「怪人セブン、もしかしたらこの学校にいるかもしれないぜ?」
「えっ? えぇっ!?」
「落ち着けよ、姉ちゃん。これは僕の推理だけど、クラスメイトの浅山君
(経由でミステリ研から仕入れた)
情報から察するに、セブンはこの学校の関係者の線が強い。だから、4月から編入した生徒若しくは赴任してきた教職員が怪しい」
「へぇ~……、チカ君、そんなこと分かっちゃうんだぁ!?」
「姉ちゃんと一緒にすんなよ」
ケラケラと姉をからかう千唐。ちなみにこれも彼の愛情表現です。
「だからさ、俺たちでセブンの正体を突き止めてやろうぜ。この隠しカメラ付き眼鏡で素顔を隠し撮りするんだ」
じゃ、とさっさと踵を返して立ち去ってしまう千唐。
放置プレイ状態の牡丹は、しばらく置かれた状況に身悶えしていたが、一通り快感を得終わると真面目に調査することにした。
「ふえぇぇ~……。とはいうものの……」
誰に話しかけていいのやら。
だが、そこで重大な事実に気が付く。
「本物に会ったとしても、私一人じゃ危険じゃない……!!」
女性1人が殺人鬼に無策で接触するなど、自殺行為である。
つまり、フラグ一歩手前である。
「でも、実際あったら、どんな事されちゃうんだろう、えへへ……」
妄想で頬が緩みきってる牡丹である。
「……いけないいけない。とりあえず、あの可愛い男の子に聞いてみますぅ!」
とりあえず安全牌から攻める事にした牡丹。
「あ、あの! か、怪人セブンの噂、知りませんかぁ?」
「セブン……!? う、うん。知ってるよ? 2年の先輩……?」
小柄な犬っぽい下級生の男の子は、浮かない表情で牡丹を見上げる。
「わ、私、
添木 牡丹
ですぅ」
「僕、 1年9組の
戌井 創
です」
「い、戌井君ですねぇ? さっきの話、詳しく聞かせてほしいのですぅ」
「あ、はい! 僕も友達から聞いたんですけど……」
戌井も桜庭から聞いた話を一生懸命、牡丹へ伝える。
1つ1つ丁寧にメモを取る牡丹。
ふと、戌井と目が合った。
瞬間、心臓の鼓動が跳ね上がるのを感じた。
(か、可愛いですぅ~!)
牡丹は初対面の相手に自分の赤面がバレないよう、わざと髪を前に垂らして会話を続けるのだった……。
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担当ゲームマスター
焼きスルメ
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
バトル
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月27日
参加申し込みの期限
2013年04月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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