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*寝子中探検隊!
(色々とパワフルな転入生が来ましたね……)
緑里達の様子を見ていた
鬼崎 つくし
は思わずそんな事を思った。その一方で、緑里なら直ぐにこの学校にも馴染むだろう、と安心する。と、その時声をかける者がいた。
「あ、つくしちゃん! 今から生徒会にいくの?」
振り向けば、黒髪の女子生徒が笑いかけている。親友の
矢萩 槇
につくしはやんわりと微笑んだ。因みに槇は緑里以上に長身で結構目立っている。
「いえ、今日は転入してきたばかりの後輩に学校を案内しようと思いまして」
「楽しそう! 私も混ぜて!」
槇がわくわくした様子で言えば、つくしも頷く。そうこうしている内に、
鉄 時尾
が現れた。彼女は槇に思わず見とれてしまう。
(兄も長身だけど、この先輩もなかなか背が高いですね。兄と同じぐらいでしょうか……?)
「約束どおり、学校を案内しますね。ええと、こっちは……親友の
矢萩 槇
さんです」
「はじめまして! よろしくね~。うーん、初めて会った時のつくしちゃんにそっくり!」
「!?」
つくしに紹介され、槇もにっこり。彼女はふわっ、と無駄の無い動きで時尾にハグをする。目を丸くする時尾はふわふわな槇のバストに顔を埋める形となり、槇は「かわいい!」とテンション高めに時尾の頭をなでなで。時尾はというと、あたふたしている。
「あのっ、鉄さんが……」
つくしの声で槇も時尾もそれで我に返る。
「よ、よろしくおねがいしますっ。あの、その、じっとみてすみませんっ」
「気にしなくて良いよ~。はい、お近づきの印に♪」
身を離した槇はどこからとも無く薔薇の花を取り出す。それに驚きつつ時尾が嬉しそうに「ありがとうございます」と言えばつくしも槇も嬉しくなる。
槇はそろそろ回ろう、と楽しげに歩き出す。つくしもまた、行きましょう、と時尾を誘う、時尾は「はい」と頷いて共に歩き出した。
最初に案内されたのは部活棟。文化部と運動部と分かれているものの、どちらもなかなか賑やかである。
「寝子中には文化部、運動部どちらも沢山存在します。中には何の活動か理解しがたいものもありますが……」
興味のある部活があるなら見学しては、と誘われ、時尾は部活の事も考えよう、と思った。
「丁度、野球部が部活をしているようですね……」
つくしがグランドの方を指差すと、何人もの野球部員が練習に励んでいた。その様子を見ていると……ボールがあさっての方向へと飛んでいった。
*夢の名残
(始業式も、ホームルームも寝ておけば楽なんだよな)
すっかり目がさめた
新江 天懸
は「夜は遊びに行きてぇし……」と帰宅しようと門へ向かって歩いていた。その途中でグランドに差し掛かる。野球部が練習している様子を見、なんとなく口の中に苦い物が広がっていく。
(神奈川は野球強い地域とは聞いてたけど、さすがに中学じゃこの程度か……)
そんな事を考えていると、足元にボールが転がっていく。顔を上げれば、1年生らしき野球部員と目が合った。ボールを投げて欲しいのだろうか、と天懸は感じ取りつつも内心でより苦々しい者を憶えていた。
(夢なんて、諦めたつもりなんだけどな)
自然と、身体は動いていた。覚え、身体に刻み込まれたそのフォームは明らかに経験者の物。全力で投げたボールは、グローブによい音を立てて収まる。
「ありがとうございましたっ!」
野球部員の少年が、天懸に頭を下げる。彼は何も答えず、そのまま通り過ぎる。口の中はまだ苦い。早く逃れたくて、早足で学校を出る。何か、口直しが欲しい。けれども、あの少年の明るい笑顔と、手にしたボールの感触を思い出すと……胸の奥が僅かに痛む。
「諦めた、筈……なのに……」
何故だろう、口の中の苦味と僅かな痛みは、中々無くならなかった。
後日、天懸の元に野球部員の1年生が投球について教えを請うようになったのだが、彼はまだ知らない事だった。
(綺麗なフォーム……)
時尾は天懸がボールを投げる様子を見ていた。無駄の無いその動作に目を奪われ、つくしと槇の声に気付かなかった。我に返り、呼ばれた事に気付いた時尾は慌てて2人と共に部活棟を後にした。
*寝子中探検はまだまだ続く。
一行は図書室へ到着した。静かな空間の中、生徒たちは思い思いに読書したり、勉強したりしている。カウンターでは夏休み中に借りていた本の返却が行われていた。
「うちの学校の図書室です! ここはねー、結構色々な本が置いてあるんだよ~♪」
槇の紹介を聞きながら、時尾は本棚や図書委員が出した壁新聞などを見、興味津々奈様子で辺りを見ていた。槇曰く卒業生などが読まなくなった本を寄贈しており、中々マニアックな物もあるらしい。
「ここの図書の先生はサブカルチャーにも詳しいし、本好きには楽しめる場所だよ」
自分も手品の参考書を読んでいるよ、と楽しげに言う。時尾も時間を作って色んな本を読みに行きたいな、と思うのだった。
次は生徒会室。生徒会で会計をしているつくしは、放課後は大体そこにいるのだそうな。つくし達が来た時には、書記と生徒会長もそこにおり、時尾は緊張気味に挨拶をする。
「生徒会では、いつでもやる気のある人材を募集しています。やはり、学校を盛り上げるには心強い仲間が必要ですからね」
そういうつくしの表情が、普段より引き締まっている気がして、時尾はかっこいいな、と素直に思うのだった。
*その舞は、孤高なれど……
体育館。その一部を先生から借りて
櫻木 梓音
は新体操の練習をしていた。更衣室でレオタードに着替え、身支度を整え、柔軟体操をしっかりと行う。個別練習ならば家のレッスンルームでも出来るのだが、何故だか学校でやりたくなったのだ。
(気持ちを切り替えて……)
梓音は少しの間精神統一し、ボールをつかった演技から始めた。手から腕、肩へすべる感触を確かに憶えつつ、優雅に、のびのびと演技を行っていく。滑らかな動きは、体育館で部活にはげむ者たちを魅了していたが、彼女はそれに気付かない。
次はリボンの演技。ひらり、ひらりと舞うリボンの動きは、虚空に美しい模様を刻む。
(しなやかに、美しく、自分の世界を大切にしながら……)
演技をしながら、ふと、彼女の脳裏に過ぎるものがあった。思えば、こうして演技をしている時は素直な気持ちを出せる。普段の口や態度には中々出ないのに、演技には、しっかりと現れるのだ。
(寂しい、なんて言えない)
何故かそんな言葉が毀れそうになったとき、拍手が聞こえた。体育館の見学に来ていたつくしと槇、時尾だった。
「いっ、いつから見ていたの?!」
「ボールの演技の時からだよ」
槇がそう答えれば、顔が真っ赤になる。けれども、つくし達の笑顔と拍手は心からのもので、嬉しい気持ちもある。梓音はしどろもどろになりつつも、「ありがとう」とどうにかこうにかいう事が出来たのだった。
「寝子中には、新体操部がありませんが……もし良かったら、作ってみませんか?」
つくしの提案に、梓音は少しだけ面食らった事を付け加えておく。
*寝子中探検、ここに到着せり
「次は、ここだよっ」
槇に案内されたのは、校庭の樹木が並ぶ中庭だった。ベンチもあり、昼食を取るにも最適で比較的購買も近い(因みに梓音と緑里が会ったのもここである)。どこかで花が咲いているのか、ほんのりと甘い香りが風に混じって漂っている。
「凄く素敵な所ですね」
「でしょ? ここは丁度いい日陰になっているから日向ぼっこには最適だよ~」
ごろん、と寝転がりながら言う槇に、つくしがお行儀が悪いと窘めつつも優しい笑みを向ける。2人の楽しそうな様子から、時尾は自分もこんな風に感じる日がくるのかな、とドキドキしていた。
「ん? 今朝の子じゃん!」
その時、1人の男子生徒が声をかけてきた。
青木 慎之介
は登校時、時尾と顔をあわせていた。槇とつくしにも気付き挨拶をすれば、2人もやんわりと返す。そして、時尾もまた今朝より自然な気持ちで笑顔になっていた。
「青木先輩、今朝はありがとうございました。お陰で少し元気になれました」
「ホント? ファンキー♪ なんか嬉しいな」
少し照れたように笑う慎之介。そんな様子につくしと槇も自然と笑顔になる。4人はのんびりとちょっとの間おしゃべりし、屋上へと向かうことになった。
「最後は、屋上です」
つくしがそういえば、慎之介が「ヤッホーッ♪」と声を上げていた。そこから見える景色はなかなか良く、槇と時尾も小さく歓声を上げる。
「ここから見る眺めは格別ですからね。あぁ、そうそう。念のために言っておきますけど、悪ふざけとかは、くれぐれもしないように」
柵があるとはいえ、何が起こるかわからないから、と付け加えれば皆が頷く。
しばらく景色を見ながらお喋りをしていた4人。その中で時尾はここと図書室に惹かれており、また行きたいな、と心から思うのだった。
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担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
98人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月04日
参加申し込みの期限
2014年10月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月11日 11時00分
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