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己の魂を越えてゆけ
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【蒼く燃ゆ】
如月 庚
は1人、バイト帰りの際に猫と出会った。
最近は
もれいびチームのリーダー
として活動を始め、忙しくもそれなりに満たされてきた毎日を送っている。
心地よい疲労感の中、猫を見て和むのも悪くない。
彼はそう考え、しゃがんで黒猫を撫でる。
そしてエメラルドグリーンの双眸と目があった。
次の瞬間、如月の背後に禍々しい殺気を放つ存在に気付く。
咄嗟に向き直り、如月は相手を視認する。
彼の表情が曇る。見覚えのあるスカジャンを着込んだガラの悪い風貌の男。
一瞬で如月は理解した。
「……嗚呼成程……、そういう事か」
やれやれだ、と嘆息を吐いたあと、黒猫を安全な場所へ逃がした。
そして再び『自分』と対面する。
「……どうやら穏便に済ますつもりはねぇようだな?」
ドッペル庚が自身の額の傷を指でなぞった。
すると右腕に青く輝く破壊のエネルギーが宿る。
「当然だ……。オレはテメェを斃して、入れ替わる。テメェの信念をへし折って否定してやる」
「つまりオレは、俺の心を折りにきたってことか」
「正解だ……。正解の報酬だ。ありがたく受け取れよ」
ドッペル庚は右腕を如月に繰り出してきた。
それを紙一重で如月はかわす。
避けられたドッペル庚は舌打ちをすると、再びエネルギーを充填するために額の傷をなぞった。
「中学の頃、不良に絡まれていた友人を助けてやった事があったよな?」
突然、ドッペル庚が昔の話を口にしだした。
「不良共は徹底的にブチのめした……。『理不尽』な事だったからだ」
「止せ……。もう終わったことだろ……」
如月にとって、ドッペル庚の話はトラウマに近いものだった。
如月が目を逸らし続けてきた事実を、ドッペル庚はこれみよがしに喋り尽くす。
「友人は感謝してくれた……。だが同時に……周囲から疎まれるようになった。そしてそこから暴力の連鎖……。喧嘩三昧の毎日だった……。これのどこが……『ああ、よかった』なのだろうか?」
如月は無言のままだ。じっとドッペル庚の言葉に耳を澄ませている。
「なぁテメェ……。『理不尽に対しては徹底的に立ち向かう』とか、『納得は全てに置いて優先する』とか、崇高に語ってるが……、本当は後悔するのを恐れて、現実から逃げてるだけじゃないのか?」
ドッペル庚の言葉に、如月のこめかみが一瞬痙攣した。
「テメェは弱い。虚勢なんか張りやがって、ダセェ……。今だって、足が震えているぜ……?」
確かに、如月の膝が笑っていた。
「安心しろ……。次の一撃で仕留める。だから……、そんなに怯えるなよ」
「誰が怯えてるって……? この震えはな……、ブチギレそうなのを必死に抑えてたんだぜ……?」
如月はドッペル庚にあらん限りの威圧感を持ってガンくれた。
「オレの……言う通りだ。俺は、納得する為に意地を張っている……。『ああ、よかった』と……後々そう思えるように」
彼はゆっくり右腕を上げる。
「ドッペルゲンガーってのは……、オリジナルを殺し、入れ替わる……らしいな。成程、成程……、俺を否定するか、キサラギコウ……?」
そして如月は淡々と、まるで静かに燃え盛る蒼の炎のような闘志を宿して、右手を額の傷に置いた。
「ダメだね」
ろっこん『蒼穹』、怒りの発動……ッ!!
「ドッペルゲンガー、お前は勘違いしている……」
蒼く輝く光は右腕全体を覆い尽くしていた。
ドッペル庚は肘から上だけだ。如月の迷いが吹っ切れたことにより、ろっこんの力が増大しただろう。
「過去も含めて全部俺であり、過去の俺は『あれがベストだった』と判断した……」
断言する如月の目は、揺るがない意思の光が宿っていた。
これに今度はドッペル庚が怯え出す。
「馬鹿な……? オレはお前の後ろめたさや後悔をもとに……」
「テメェが……、俺の心が生み出したものなのか、それとも悪趣味な神魂の仕業なのかは知らん。興味もねぇ。だが、お前が俺に取って代わる事は出来はしない。何故なら……、俺は既に『納得』しているッ!」
更に蒼光は強くなる。急激なパワーの高まりに、ドッペル庚は思わずたじろぐ。
「ま、またそうやって虚勢を張るのか、キサラギコウ……!?」
「あ゛ぁ? 俺はただ、『納得』してぇだけだ……! 信念の否定? 過去の否定? ……その時点でッ!」
蒼く輝く腕を振り抜き、攻撃態勢に入る如月。
「テメェの負けだ、ドッペルゲンガーッ!」
「うるせェッ! オリジナルがーッ!」
ドッペル庚も光の拳を前に突き出す!
両者の拳が交錯し、お互いの顔面へ突き刺さらんと迫り来る!
だが、ドッペル庚の拳は寸でのところで如月に届かなかった。
如月は一歩深くドッペル庚の懐に踏み込んでおり、且つ蒼穹の威力に負けて後ろへ吹き飛ばされていったからだ。
「ったく、今の俺には……背負うものが増えたんだよ。護りたいアイツもいる……。過去(テメェ)より強くて当然だろう?」
ブロック塀に叩き付けられたドッペル庚は青い光を発散させながら爆発!
「『納得』したか? 十五年前から出直して来い……!」
如月は自身の冷静さと強さの成長を噛み締めつつ、今日の出来事を早速アイツに話そうとスマホを弄りながら帰路に着いた。
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如月 庚
:己の魂を凌駕する『納得』の拳>
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担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月05日
参加申し込みの期限
2014年10月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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