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●ゲート班(1)●
【動物園エントランス:テオの時空ゲート】
「良かったテオ、まだ無事だったか!」
ここは動物園南東にある、エントランスゲート。息せき切ってこちらに走ってきた、
八神 修
と
椿 美咲紀
の姿を見て、テオは不思議そうな声を上げた。
『んっ……? 何しに来たんだ、お前ら』
「わーっ……これが時空ゲートですかぁ」
テオが背にしているゲートのまばゆい光を見て、美咲紀が興味津々の声を上げる。本来はこの動物園の入退場門なのだけど、今はその境界面が虹色に輝いていた。水面に絵の具を垂らした時のような、不思議なマーブル模様が、その境界面でゆらめいている。
『あっ……オイ、うかつに触るなよ』
その声に、びくっと手を引っ込め軽く舌を出す美咲紀に、テオが続ける。
『そのゲートから1回出たら、もうここには戻ってこれないからな?
もっとも、すぐに元の世界に帰りたいってんなら、別に止めやしないが』
「脱出する時は、皆と一緒になのです!」
そのテオの言葉には、美咲紀がきっぱりと言い切った。
「無事にここから皆が脱出できなきゃ、だめなのです。
そのためにはテオの時空ゲートを死守するのが大事なのです」
『んっ? ゲートを死守……?』
美咲紀に続いて八神も、ここに何をしに来たのかを順序立てて説明した。
「テオ、まず動物達を救える道を付けてくれて有難う。
この時空ゲートがあれば、全動物を避難させることが出来る。
だが……ゲートの維持に力を使っているため、テオはここから動けないと聞いた。
俺がもし彼等なら、そんなテオを放置しない。
だからテオがこのゲートを守ってくれてる間、俺達がテオを全力で守る」
そう説明すると、八神は周囲で使えそうな物を素早く見定め、さっそくその準備をし始めた。近くには守衛さんの詰め所があったので、そこから机をいくつか外に運び出す。
「私だって力仕事も出来ます、緊急事態だし!」
と美咲紀の協力も得て、その机を組み合わせて完成させたのは、
『……何だこりゃ?』
「即席の防空壕さ。中からゲートが見える方がいいよな? さ、入ってくれ」
ところが……テオはぷい、とその入口からそっぽを向くと、そのまま机をよじ登って、机のテッペンに居座ってしまった。
「ん? いやテオ、上じゃなくて中に入ってくれ。危ないだろ」
「そうですよ、そんな丸見えの場所にいたら、空から爆撃されちゃいますよ!」
という八神と美咲紀の言葉にも、まるで耳を貸してくれない。頑固な猫に2人が呆れ果てた時、ようやくテオが、聞こえるか聞こえないかぐらいの声で、ぼそっとこう言った。
『……てめえらが1人残らず頑張ってんのに、俺だけこんな所で
尻尾巻いてガタガタ震えてられるかよ、みっともねぇ』
八神と美咲紀は顔を見合わせて、つい苦笑してしまった。なるほど、そういうことならこれ以上、この気難しい神様のプライドを刺激しない方が良さそうだ。
(いざという時は、地面を「分解」して立てて物理壁にすれば良いしな)
防空壕はそのままにしておいて、八神は次の作業に移る。
詰め所から調達してきた本を積み上げ、スコップで地面に穴を掘り始めた八神を見て、
「シュー君、何してるの?」
と美咲紀が近くに寄ってきた。彼女の方はまず、園内にいる仲間にゲートの場所を放送で知らせようと、放送設備を探したのだったが、事務所の物は火事で断線してしまったのか、上手く通じなかったのだ。詰め所では無線機を発見することができたが、こちらは不特定多数の人にお知らせをすることはできない。
それを聞いた八神が、
「そうか。ならやはり、狼煙でこの場所の位置を皆に知らせよう」
「ほえ、狼煙?」
「園内の何処からでも見える、目印になるだろう」
軽く堀った穴に、集めた本や園内の生木を入れ、着火する。火は詰め所の中にライターがあったので、それを使った。真ん中に穴が開くように不燃物で覆い、その穴から上へ向かって煙を導く。
「近くの檻から、動物の糞も集めてこよう。糞はよく煙を出すんだ」
「へえ、シュー君詳しいね!」
「歴史は勉強しておいて損はないぞ」
こうして無事にまっすぐ、狼煙を上げることもできた。ただ、その様子を見ていたテオが、
『……煙はもうあちこち火事で上がってるから、
どれが狼煙か、よく分からないんじゃないか?』
「そんなことはないぞ、テオ。この狼煙は必ず誰かの役に立つ筈だ」
『そ、そうか……』
自信たっぷりの八神の口調に、テオも大人しく引き下がった。そうとも、と八神は思う。
(この狼煙に助けられる仲間が、必ずいるに違いないんだ……!)
さて、そんな準備をして始まった、テオと時空ゲートの防衛任務だったけど。
蓋を開けてみれば、とくにクローネやその手下たちが攻めてくるということもなく、わりとヒマだった。箒も持ってきて、棒術的に焼夷弾を迎撃しようとも考えていた八神にしてみれば、いささか拍子抜けの結果である。
「どういうことだテオ……敵は、このゲートの存在を重要視してないのか」
『さあな。単純に、動物たちの殲滅が目的じゃない、ってことじゃないか?
少なくともクローネの方は。別に動物が逃げてもいいって、そう思ってるんだろ』
「じゃあ、クローネの狙いとは一体何なんだ」
『俺に聞くなよ、知る訳ないだろ……聞くなら本人に聞け。
意外とあっさり、教えてくれるかもしれねえぞ?』
2人のやり取りを聞いていた美咲紀が、そこで口を挟んだ。
「でもあの孔雀……ヒルズの方は、ここにクローネとの愛の巣を作ることが目的なんだよね?」
そして、テオに向き直って訊ねる。
「このままここが焼け野原になって、テオがこの世界を放棄しても、
クローネの手下たちはここから自由に出入りできるの?
愛の巣を作っちゃえるの?」
そう言って美咲紀がうーうー唸り、手足をじたばたさせて抗議する。
「だってこんなに被害が出て、世界放棄して、
でも結局向こうの目的は達成なんてことになったら、
超悔しいじゃないですかぁ」
「そうだな、テオ。そもそもテオが切り分けた世界は、
事件が終わった後には、いつもどうなってるんだ?」
八神もその疑問を口にする。
「閉じたらこの空間は消えるのか? 消えないなら、
美咲紀が言うように、この空間をクローネが活用する可能性は……」
『質問が2つあるようだな。
まず、俺が創った世界が事件後どうなるのか』
テオが要点を整理して、話し始めた。
『結論から言うと、その時々によってまちまちだ。
消えることもあれば、そのまま残り続けることもある。
誰かが勝手に棲み着いたり、別の世界と合体しちまう……なんてこともあるかもな。
それから、2件目の質問。クローネやその手下どもが、
俺の創った世界を自由に行き来することができるのか。
これも結論を言えば、出来る。ただ……』
そこで安心させるように、テオは言葉を続けた。
『お前達の心配はよく分かったから、ならこの世界は、
動物たちの避難が完了した後、確実に消滅させておくさ。
それならクローネたちにこの空間を再利用されることもない、だろ?』
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
動物・自然
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月22日
参加申し込みの期限
2016年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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