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ある休日の一日~豆腐屋さんの場合~
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散歩をしていた
猫屋敷 姫
は、参道商店街の豆腐屋、「西野町とうふ店」に入った。
豆乳といえば、大豆に含まれるイソフラボンが胸を刺激する、と聞いている。が、姫にとって無理に豆乳を飲む必要はない。
なぜかって? 足りているからだ。そんな姫が豆乳を飲むことは、ただ健康食品であること以外の何物でもなかった。
そういえば豆乳は疲労回復の効果もあると聞いた気がする。牛乳のように、胃を守ってくれるのだそうだ。
「今日はありがとうございましたー」
姫が店内の商品を眺めていると、商品を購入した少女たちが店を出ていく。2人の格好はまるで仮装したように、黒猫とリスのけもみみ&尻尾が生えていた。
「不思議なこともあるです」
少女たちを見送って、姫は再び豆腐商品を眺めた。
豆乳と、それから。おやつに豆乳プリンも購入することにする。会計を済ませて、姫は再び散歩を再開した。
剣崎 一心
はひとつの決意を胸に「西野町とうふ店」に来ていた。今日なぜここに来たかというと、母親に買い物を頼まれたからだ。
今日の夕ご飯は麻婆豆腐だから、それに合う豆腐を手に入れなければならない。しかし、豆腐屋に初めて来た一心は、並ぶ商品を見て戸惑った。
一体、麻婆豆腐に合う豆腐とはどれのことだろう。
全部白くて四角くて柔らかそうだ。母親の料理を手伝うことも殆ど無いので、どれがいいのかぱっと見ただけではわからなかった。
「……豆腐選びは、思った以上にハードル高いっす……!」
こうなったら麻婆豆腐に合いそうな豆腐がどれなのか、店の人に聞くしかない。
「あの、麻婆豆腐に合う豆腐はどれっすか?」
「麻婆豆腐だね。それなら絹こし豆腐かな?」
「それ、くださいっす!」
預かってきたお金を出して、豆腐を買う。お釣りを受け取って、一心は真っ直ぐに家に帰る……つもりだった。
一心の足を止めたのは、豆腐スイーツだった。
(だ、ダメっす……夕飯前にお菓子を食べたら、ご飯が美味しく食べられなくなるっす~。それに……)
一心は懸命に豆腐スイーツである、豆乳プリンやおからドーナツから目を逸らす。
(それに、お菓子を食べ過ぎるとお菓子太りをしてしまうとか聞いたことあるっすよ~!)
しかし、なかなか足は店の外へ向かってくれない。
「はっ! いいことを思いついたっす!」
一心はあることを思い付いた。夕飯を食べた後に、お菓子の分だけ竹刀を素振りすれば……そうすれば、お菓子を食べてしまっても大丈夫かもしれない。
しかし、お菓子の分とは、何回素振りすればいいのだろう。
「……300回ぐらい振ればいいっすよね!」
そうと決まれば、おからドーナツと豆乳プリンをひとつずつ……と思った一心は、値札の存在に気が付いた。嫌な予感がしつつ、懸命にスイーツの合計金額と手持ちのお金を比べる。
残念なことに、予感は的中してしまった。
(じゃあ今までの葛藤とか決意は全部無駄っすか!? ……こうなったら、せっかくの葛藤と決意を無駄にしないために、ご飯を食べたら素振り300回やってやるっす!)
新たな決意と悔しさを胸に、一心は家へ向かって一目散に走り出した。
「うわぁぁぁん!」
豆腐を持っているのも忘れて、全力で。
遠野 まほろ
は祖母にお使いを頼まれて、「西野町とうふ店」に来た。時計は16時を指している。
買うように頼まれたのは豆腐だ。頼まれた量と、絹こし豆腐ということから、きっと今日の晩ご飯に冷奴が出るのだろう。
豆腐はさっぱりしているから食欲が無くてもつるっと食べることができる。それがまほろは好きだった。夏の終わりとはいえ、まだまだ暑い。そういう日が続くと、やはり食欲が無くなってしまう。
(おばあちゃんたち、夏バテとかしてないかな? してないといいんだけど)
絹こし豆腐を買う前に、まほろは豆腐スイーツの並ぶところへ寄った。
「ふふ、おばあちゃんがお使いのご褒美に豆乳プリン買っていいって、ちょっと余分にお金をくれたんだよね……」
ここの豆乳プリンは美味しいと聞いていたから、ずっと食べてみたかったものだ。
今日は店頭に飲食できる簡易スペースが設置されている。豆腐と豆乳プリンを購入して、まほろはスペースに腰かけた。
「うん、とっても美味しい」
豆乳プリンは程良い甘さである。そして、舌触りがとても滑らかだ。ゆっくりと味わうも、すぐにとろけて消えてしまうくらいに。
豆乳プリンを食べ終わって、まほろは違和感に気付いた。
「?? 耳がぴくぴくする」
頭を触って初めて、そこに何かが生えていることを知った。手鏡で確認してみると、黒い猫の耳のようだった。
「耳? 猫耳? ……猫耳かーそっかー」
まほろはあまり気にすることなく、ひとり頷いた。似合っているといいなと思いながら。
「あっ、今なら猫さんと仲良くなれるかな!? よし、帰りに猫さんと遊んで行こう!」
御剣 刀
の今日は、部屋の片付けから始まった。片付けが終わったら、寝子島神社の境内で剣術の修業。それから、神魂絡みの事件が起きていないか、散歩がてら見回りを。
夏休みの宿題は、ちょっと横に置いて。
見回りの中で、『狐の妖怪が怒っているのを見た』という噂が広まっていた。しかし、刀にはその正体はわからず終いだった。実際目にしていればまだどうにかできたのかもしれないが、見ていないのでなんとも言えない。
そして、夕暮れの中。夕飯のおかずを買いに、刀は参道商店街を歩いていた。
今日のおかずは、豆腐を使った何かにしよう。
納豆と豆腐を混ぜ合わせて醤油をかけた後に、熱々のご飯と一緒に食べる大豆親子丼。適度に水分を抜いて焼いた焼き豆腐。普通に削り節とミョウガを乗せた冷奴。
考えれば考えるほどにお腹がすいてくるようだ。
(あっ、味噌汁を忘れては駄目だ、日本人のソウルフードだし)
ここまでいくと、鮭を買って焼いてもいいかもしれない。
そんなことを考えながら、「西野町とうふ店」へ向かっていた。
「こんにちは」
「いらっしゃい、今日は何をお求めかな?」
店長の圭吾と言葉を交わして、店内に足を踏み入れる。
「木綿豆腐を2丁ください」
「今夜は冷奴かい?」
「いえ、まだ迷ってて……」
こういう挨拶や会話が自然に出来るのが、この街の良いところのひとつだと思う。皆が家族のような、そんな感じだ。
「あのっ、豆腐くださいっす!」
そのとき、店の入り口から声が聞こえた。見れば、一心の姿がある。
「さっきの子だね」
圭吾の言葉に、一度来た客だと知る。
「全力で走って帰ったら豆腐がぐしゃぐしゃになっちゃったっす。だからもう一度買いにきたっす!」
「絹こし豆腐だったね」
「はいっす!」
一瞬だけ一心はスイーツを見たが、すぐに忘れるように頭を振った。
お金を払って豆腐を受け取る一心に、刀は聞いてみる。
「夕ご飯のおかずは何にするんだ?」
「自分っすか? うちは麻婆豆腐っす!」
「麻婆豆腐、それもいいか……」
刀はしばし考え込んで、よし、と呟いた。
「メニューは決まったかい?」
圭吾の言葉に刀は頷く。そして、刀も財布を取り出して、木綿豆腐2丁のお金を払う。
「麻婆豆腐と、冷奴にします」
「2つもっすか!?」
隣で一心が驚きの声を上げる。
「ん? ん? 身体を動かすから腹が減るんだよ。食いしん坊万歳」
軽く笑って、刀は木綿豆腐を受け取った。
「ありがとうございました」
圭吾の笑顔を背に、刀と一心は店を出た。
「帰るか。途中まで一緒に行こう。今度は崩さないよう気を付けないとな」
「はいっす!」
2人は、剣道の話をしながら、帰途に着いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月25日
参加申し込みの期限
2014年10月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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