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【らっかみおろし】第3区間:町から海へ
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白猫チームから更に遅れて、後続の3チームがようやく到着した。
ほとんど差はないが、さび猫チームがちょっぴりリード、虎猫チームと三毛猫チームはほとんど同着といった具合である。
第3区間を任されたさび猫メンバーは、
桜庭 円
、
飛吹 勘助
、
屋敷野 梢
の3人。
「……あ、もう虎猫と三毛猫が来た。手早く飾り付けをすませないと……まずはこれね」
猫耳カチューシャに羽織を纏ったらっかみさまに、円は『らっかみさま!!』と書かれた旗を添える。
「勘助くんは何を持ってきたの?」
「は、はい。俺は向日葵付きの麦わら帽子とアロハシャツ……あっ、だ、だめですか?」
見た目は三十路なものの、気弱な勘助は、おどおどと2人の反応を気にしている。
「ううん。ここまで来たら見た目なんて気にしないでいいよ。目立ったものの勝ちなんじゃないかな」
「桜庭さんの言うとおりですよー。それに、私の持ってきた虫取り網と合いそうですしー」
梢は明るくそう言って、柄を人形のサイズに合わせて切った網を人形に縄で括りつける。
「飛吹君の持ってるそれは飾らなくていいんですかー?」
「あ、こ、これはその……」
勘助のショルダーバッグから、アンゴラうさぎの縫い包みがひょっこり顔をのぞかせている。
「も……もふもふはいいんです。これは飾りじゃないので……」
「そう言えば、いつもその縫い包み持ち歩いてますよねー。ふふ、見るたびにその子、かわいいなって思ってたんですよー」
「……ありがとうございます、屋敷野さん……」
そんな2人のやりとりを見つめる、円。
(……あ、そっか。勘助くんと梢ちゃんって同じクラスだったよね、確か)
それから、男子が1人いるので、10㎏の重りを追加して、さび猫チームの山駕篭は完成。
「準備もできましたし、虎猫チームと三毛猫チームに追い抜かれる前に出発しましょうかー」
こちらは、第2区間を4位で通過した虎猫チーム。
らっかみさまを引き継いだのは、
司馬 佳乃
、
八十八旗 信彦
、
晴海 飛鳥
の3人だ。
最年長は、神奈川県の地方紙『神奈川うみねこ新聞』の記者である佳乃である。
(らっかみおろし、内容は知ってるけど参加は初めて……。支局長に「もみくちゃにされて来い」って送り出されたけど、もう、無茶させるんだから……でも参加者にしか書けない記事もあるだろうし、頑張ろう。それに、参加するからには勝ちたいし!)
彼女は、残る2人のメンバーを見る。
(……チームメイトは学生さんね。よーし、大人として二人を立てつつ支えつつな方針で行きましょう)
「……うーん、飾り付けできた、けど……」
飛鳥は、虎猫チームのらっかみさまを難しい顔で見つめた。
虎柄マントに大漁旗。脇にはビラビラ、服の裾には魚と花を模した灯がたくさん。模擬シートベルトで固定された、背もたれ付き座布団に座るらっかみさま。その上に、彼女は寝子島神社で手に入れたお札をぺたぺたと貼付けたのだったが……なんかイメージと違う。
「もっと伝承に則った古式ゆかしい感じにしたかったんだけどな……」
「元がはちゃめちゃだからね……。でも、ちゃんと伝統を考えてるんだね、晴海さんは」
「あれ? 意外だった、お姉さん? そんなふうに見えないのかな……? 僕だってこの島の子、らっかみ伝説にはそれなりに思い入れがあるんだよ。本当はののこ君が落ちてくる瞬間だって見たかったくらいだからね……当時、僕は怪我で入院してたからさ」
(ののこ君……? 落ちてきたってなんだろう……?)
「……ま、らっかみおろしには合法的にらっかみさま人形に触れると思って参加したんだけど。とは言え、競技テイストなら勝ちに行くのが礼儀だよね! 故に多少大人気なくなっても、それは神様に対する礼儀ゆえの行動だからちっともみっともなくないのだ!」
「そうだよ、出るからには勝たなくちゃ意味ないから!」
「元気なレディ達だね。同じチームになれて、光栄だよ。心の底から、ね?」
信彦は微笑む。
「俺の他はレディ……。つまり、華麗なエスコートが期待さてれているというわけだな。オーケー、美しいレディ達。俺が君達に勝利の栄光を捧げてあげるよ。」
「う、うん。ありがと……。ええと、八十八旗くん」
「お姉さんに名前を呼んでもらえるなんて、うれしいな。困ったら、俺になんでも相談してね」
(……なんだか、チャラいな、この子……)
「……おっと、忘れてた。俺も飾るアイテムを持ってきたんだよね」
そう言って、彼はらっかみさまに一見するとなんの変哲もない服を羽織らせた。
「? 今、君が羽織らせた服はなんだい?」
「これは防水防汚加工を施した服なんだ。万が一、落とした場合にリカバリーしやすいようにね。頼りになるだろ、先輩?」
「うん……。チャラいな、君」
最後に、男子が1名いるので10㎏の重りを追加して、虎猫チームの山駕篭の準備は完了。
年齢も関係も未知数。でこぼこトリオの虎猫チームも、遅ればせながらのスタートである。
最後に紹介するのは、第2区間を5位で通過した三毛猫チーム。
回転院 環
は、らっかみおろしに誘った幼馴染みの
神堂坂 呼水
……の連れてきた
種子島 タネ
に目をぱちくりさせている。
「よっちゃんを誘ったらソウルシスターもやって来たぁ! わーい! なんでー? まあいっか! よっちゃんナイス! なでなで!」
「よっちゃんに誘われて来たけど、まさかあんたがいるとはね……」
「お主ら、知り合いじゃったのか?」
呼水は細い目を更に細めて2人を見る。
「頭数に友人を連れてきたのじゃが、まぁ紹介する手間が省けていいわい……しかし、ソウルシスターってなんじゃ?」
「そう、私達2人はソォルシスタァ! ……平たく言えば馬が合った、的な?」
それから、タネはらっかみさま人形に目を向ける。
「今のうちに飾り付けすませちゃおっか……って何これ!?」
これまでの激戦をくぐり抜けた結果、ビーズのティアラに、蛍光ピンクの水着……の上にカーディガン。ハイビスカスに加えて、チアリーディングで使うポンポンを手に持たせ、扇子を頭の後ろにちょんまげのように付け、にゃんこビーチボールを膝に乗せつつ、紙粘土の埴輪とエロ本を装備するという、ご利益よりも混沌呼び込みそうな姿にらっかみさま人形はなってしまったのである。
「何がどうしてこうなったのか……はぁ、まぁいっか」
タネはメガネを装着させ、まじまじと見つめる。
「さすがらっかみさま人形、メガネが似合うわ! 見て、カオスを上回るインエリジェンス!」
「ほう。では……儂はこれを……」
呼水は『我愛環』と呪詛のように書かれた腹巻きを巻く。
「ふふん、儂の愛を表すには人形が小さすぎるからの、これくらいで手をうつわい」
「僕はこれ! この特注目がハートコンタクトレンズをつけてと……セロハンテープでぺたぺた。……うん! とってもきゅーと!」
ますます混沌が増した気もするが、3人は満足そうに頷く。
「流石、まいらばぁじゃ。いいセンスしとるわい。……では遅れをとらんうちに出発じゃ!」
「んふふ! 頑張ろーね、よっちゃん! ソウルシスター!」
「よーし、祭りを盛り上げるわよ!」
はてさて友達同士の絆は勝利に繋がるのか!? 三毛猫チームも満を持しての出発だ!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
萩栄一
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月22日
参加申し込みの期限
2014年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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