this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【らっかみおろし】第3区間:町から海へ
<< もどる
1
2
3
4
5
…
11
つぎへ >>
スタートしてしばらくすると沿道に島民の姿が見え始めた。
なんでも古来より、らっかみおろしで海に向かうらっかみさま人形に触るとご利益を授かると伝えられているという。
そういうわけで、この島民のみなさんもご利益を求めて、集まってきた。
「集まってきたねぇ。そいじゃ作戦どおりに行くよぃ」
一足先に遭遇した黒猫チーム、だが彼らには秘策があるのだ。
偽物の人形を背負った瓢と真央が前に出ると、島民のみなさんはらっかみさまだ! と集まってくる。
毎年、第3区間に差し掛かる頃には人形はほとんど原型をとどめていないので、人形っぽければ、みんな本物と思い込んでしまう。
「捕まっちゃったのだ〜」
言葉とは裏腹に、真央はニコニコと笑って島民に与作人形を触らせてあげる。
「ご利益をもらった人はついでにこれももらうのだ」
腰に付けた魚籠から、花咲か爺さんのように彼女がばら撒き始めたのは、水褌と水褌の穿き方を指南するチラシ。褌を愛する者として、宣伝もしっかり行うのである。
「ふはははは! 越中と六尺は構造も結び方も違うのだよ、なのだ〜!」
「おやまぁ、ちゃっかりしてるねぇ真央嬢は。あっしも仕事はきっちりしないとねぃ」
怪しく間を光らせると、その途端、彼の与作人形に異変が!
人形から勢いよく煙幕が吹き上がったではないか!
この日に備え、各種かく乱用装備を施した彼の人形は特別製のカラクリ人形なのだ。
「うわっ、なんだこれ! 前が見えない!」
「海が近づいて、らっかみさまもはしゃいでるのさぁ」
しかし、島民の中には一筋縄ではいかない者も見る。
「!?」
不意に、べちゃりと音を立てて瓢の人形が泥を被った。
黒猫チームを取り囲むように、島のちびっこ達が立ちはだかる。
「来た来たー! 誰がたくさん当てられるかきょうそうしよーぜ!」
「へっへーん! ぜってーまけねーぞ!」
「嫌な予感……」
士の予感は残念ながら大当たりである。
ちびっこ軍団は一斉に泥を丸めた玉を、人形めがけて投げ始めた。
「うわっ! 泥玉を投げるな!」
飛んでくる泥玉から逃げ惑う士。
寝子島の風物詩も、遊びざかり、悪戯ざかりのわんぱくボーイズ&ガールズには格好のイベントなのであった。こっちにしてみれば迷惑千万この上ない。
「ここは真央ちゃんにお任せなのだ!」
真央はキラーンと目を光らせると、手にした幟で泥玉を叩き落とす。
「甘いのだ〜! 寝子高体育科の名に懸けて、そんな攻撃は通さないのだっ! ……士ちゃん、今のうちにここを突破するのだ!」
声高に叫んで、後ろ振り返る真央。
ところが、士の姿が煙のように消えていた。
「……って士ちゃん? 今まで後ろに居たのにどこ行ったのだうぉおぉぉ〜なのだっ!?」
圧倒的リードを持っていた黒猫チームだったが、予期せぬトラブルに見舞われてしまった。
***
黒猫の人形が行方不明な以上、暫定順位は2位の白猫チームが1位に繰り上がる。
とは言え、そんなことは知る由もないので、彼女達はマイペースに町を走っていた。
山駕篭の前を瑠奈が持ち、後ろを圭花が持つ。凛は追従しながらのサポート担当だ。
身長151cmの瑠奈に対し、圭花は173cmと長身なので、圭花は腰の辺りで駕篭を担いでいる。
「ねぇ、圭花ちゃん。前後でリズムを合わせたほうが上手く運べるんじゃないかなぁ」
「リズム? そっちのほうがいいなら、合わせてあげてもいいけど……どうするの?」
圭花が尋ねると、瑠奈は答える。
「それじゃあ、あたしのかけ声に合わせてみて? 行くよ……イッチ、二ィ♪ イッチ、二ィ♪」
「わ、待って待って……イッチ、二ィ♪ イッチ、二ィ♪」
現役アイドルで、楽器にも精通しているおかげか、瑠奈の刻むリズムは軽快で、山駕篭のスピードも徐々に速くなっていく。
「イッチ、二……あっ、バランスには気をつけないと。らっかみさまが落っこちゃう」
「大丈夫だよ、瑠奈ちゃん。その辺は私が見てるから、2人は駕篭に集中してくれていいよ」
凛は力強く胸を叩いた。
「うん……ありがとう、凛ちゃん」
「!? 2人とも前! 島の人たちが来るよ……!」
圭花の視線の先には、島民たち。数は多くはないものの、振り切るにはスピードが足りない。
あっという間に捕まって、ぺたぺたとらっかみさまが触られてしまった。
「ら、らっかみさまのお通りですよぉ~。皆さん邪魔しないで、一緒に走りましょ~」
呼びかける瑠奈だが、成果は芳しくない。
ため息をつき、圭花も呼びかける。
「……全然どいてくれないわね。ほらほら、触り終わったら、道をあけて」
「あ! 瑠奈ちゃん、圭花ちゃん!」
「!?」
凛が声を上げた瞬間、泥玉が白猫チームに降り注いだ。ちびっこ達の登場だ。
「きゃっ! おろしたてのスポーツウェアに泥が〜」
「あっ! らっかみさまにも泥が付いちゃったじゃない!」
慌てて圭花はらっかみさまの泥を拭う。
「ど、泥だけじゃないよ、これぇ。石も混ざってる〜……こ、こらー、危ないでしょー!」
凛は眉を寄せてちびっこのほうに目を向ける。
けれども、ちびっこ達にはどこ吹く風。誰が今当てたかで盛り上がっている。
「もう……! よーし、こうなったら私のろっこんで……!」
凛は右の耳を触って、ろっこん『虚偽声楽(フェイク・ショウ)』を発動させる。
「この……バカタコがーーーーーっ!!!!」
「!!!?」
自分の声の代わりに出したのは、もちろん、寝子高の熊吉先生の声。
バカでっかくて、ちびっこをビビらせるには効果覿面。ちびっこ達は、どこかの知らないおっさんに怒られたと思って、ぴゅーと蜘蛛の子を散らすように逃げていった。
「よしよし、上手くいったぁ。急いでここを抜けよう、瑠奈ちゃん、圭花ちゃん」
前半の難所、ちびっこエリアをなんとかクリアして、白猫チームは一歩リード!
<< もどる
1
2
3
4
5
…
11
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【らっかみおろし】第3区間:町から海へ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
萩栄一
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月22日
参加申し込みの期限
2014年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!