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壊しておくれ、誠を帯びしこの身をどうか
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藤堂 月乃
の場合
誰かの声が聞こえた瞬間、月乃は反射的にそっちを見ていた。建物の陰から、誰か出てくる。
新選組隊士だった。それも一人じゃなく、六人。
「刺客ってのは、もっとコソコソ動くもんだろ。それを堂々と井戸端会議とは、新選組も舐められたもんだな」
そう言ったのは、先頭にいる隊士だった。端正な顔立ちと、鋭い瞳が印象的な男性。
「と、歳さん!?」
その時、いきなり千歳が大きな声を上げた。
「歳さん……? 誰だ、てめえ。少なくとも、こっちに会った覚えはねえがな」
「あっ……。い、いや、その……なんていうか、その……」
「……おい千歳」
「えっ……あ、わ、わかってるわよ」
刀に言われて、千歳がかすかに慌てる。たぶん、彼女は新選組が好きなんだろう。有名な土方歳三の出現に、思わず気持ちが声に出てしまったのだ。
「向こうは四人か……。平間、富山、阿部、お前たちは屋敷に行け。何を置いても局長を守れ」
「……しかし、それでは土方副長が」
「刺客ごときに遅れは取らねえよ。それにこう何人も出払ってる状態で奇襲されたんじゃ、死番も集団戦法もあったもんじゃねえ。こういう時は、一番に守るべきものに人員を集中させたほうがいい」
死番というのは新選組が取り入れていた、戦いの際に先頭に立つ者を日替わりで交代するという当番制のことだ。月乃は知らなかったのだけど、新選組に詳しいらしい
矢萩 咲
が、ここに来る前の打ち合わせの際に教えてくれた。
「わかりました。どうかご無事で」
敵のうち、三人が走り去っていく。これで四対三。だけど、屋敷で戦っている人たちの危険が増してしまった。
「……これ、ちょっとまずくないかしら。局長ってことは、屋敷に近藤勇がいるってことよね。なら守りも固いだろうし、さらに三人が加勢するとなると」
「ああ……そこにいる味方がやばいな。こっちも誰か、屋敷へ向かうべきかもしれない」
「じゃあ、私が行く」
蛇那伊と刀の言葉を受けて、月乃は言った。
さっきの戦闘を見る限り、蛇那伊は強い。刀と千歳も剣道部だそうだし、ろっこんもあるし、いくら土方歳三がいるとはいえ、自分がいなくてもここは大丈夫な気がする。
それなら、より危険な屋敷にいる人たちを助けてあげたかった。さっきのようにろっこんを使えば、危険な場所でも戦えるはずだ。
「それじゃあ、頼む」
「うん。三人とも、気を付けて」
言った後で、絶対に死なないでね、と心の中で付け加える。それから、三人が走り去った方向へと月乃も駆け出した。
土方を始めとした敵は、遮ろうとはしてこなかった。刀たちから意識をそらすのは危険と判断したのかもしれない。
敵の三人はもう見えない。だけど見える一番大きな建物が屋敷だろうから、それに向かって走った。
やがて近付いた屋敷は背の低い柵で囲まれていて、それを越えると入口が見えた。その時点で、屋敷内からはすでに声や物音が聞こえてきていた。
入口へと向かう。その間に、口の中の飴玉がもうなくなりそうだったので、ポケットから取り出して新しいのを口に入れる。
入口付近に敵はいなかった。だけど聞こえてくる声は大きくなって、月乃はその声に向かって廊下を進んだ。
背後を狙われないよう、なるべく壁を背にしたりして、自分の位置に気を付けながら歩く。
そうしてしばらく進むと、いきなりだった。
「ここは私ともう二人でいい! お前たちは行け! 味方を一人で戦わせるな!」
すぐ前方にある開けられた障子の向こうから、大声が聞こえてきた。
思わず、足が止まる。止めた場所から、かすかに室内の様子は見えた。
中に見えたのは、三つのだんだら羽織。それを確認した瞬間、そのうちの一人の姿に月乃は目を奪われた。
会ったことなんてない。だけど写真では見たことがあって、そして何よりもその威圧感で、はっきりとわかった。
近藤勇が、そこにいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
北見直弥
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月10日
参加申し込みの期限
2014年09月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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