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壊しておくれ、誠を帯びしこの身をどうか
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八神 修
の場合
「ザ・ストレイト、参上!」
広い屋敷の中、いきなりすぐ近くから大声が聞こえて、思わず修は足を止めた。
「さあ、新選組! どこからでもかかってこい! 俺は逃げも隠れもしねえぜ!」
もしかしてと思い、廊下の角から声のする方を覗く。すると、戦隊ヒーローみたいな衣装に身を包んだ男が、刀を持って仁王立ちしているのが見えた。
風雲児 轟
だ。
(風雲児……なんでわざわざ敵に居場所を教えるような真似を……?)
「貴様、何奴だ!」
「おっ、現れやがったな!」
不意に、三人の新選組隊士が轟の前へと現れた。全員すでに刀を抜いている。
「新選組屯所に乗り込んでくるとは、刺客の類か!」
「刺客じゃねえ、ヒーローだ! 名はザ・ストレイト! お前たちに恨みはないが、覚悟しろ!」
「面妖な奴め……生きて帰れると思うな!」
轟に一番近い場所にいた敵が、刀を振る。しかし轟は素早い動きでかわし、それからでたらめに刀を振り回し始めた。
それは、本当にでたらめな動かし方だった。轟の身体能力ならもう少しうまく戦えそうだが、刀の扱いに慣れていないせいなのだろう。
そのでたらめさが災いし、やがて轟が押され始める。狭い廊下なので一対一の形になっていて敵の攻撃はかわせているが、やがて壁際に追い詰められた。
「ふん、覚悟するのは貴様だったようだな。一人で私に勝てると思ったか」
「勝てるとは思ってねえさ。でも俺が敵を引きつけておけば、その分仲間が楽になる。だから勝てなくてもいいんだ」
なるほど。しかし、ずいぶんと危険な役目を負うもんだ。まあ、あいつらしいか。
「逃げるのは好きじゃないけど、今は仕方ない。ってわけで、どいてもらうぜ!」
また、轟が刀を振り回す。ほとんど捨て身のような振り回し方で、でもそれが功を奏して敵が後ずさった。
その隙を見逃さず、轟が横をすり抜けるようにして敵から離れ、こっちへ向かってくる。しかし、すぐに敵も追いかけた。
それを見た瞬間、ある考えが修の頭に浮かんだ。
「風雲児、こっちだ! そのままこっちに向かって走れ!」
浮かぶと同時に、廊下の角から身を乗り出して声をかける。八神か、という轟の驚いた声が聞こえた。
「仲間か! もろとも斬ってくれるわ!」
轟の後ろを駆ける三人の敵。見つめながら、修はそばの壁に手をついた。そしてタイミングを図る。下手をして、轟を巻き込むわけにはいかない。
(もう少し……もう少し……今だ!)
精神を集中し、意識を壁についた手に集中させる。そして。
次の瞬間、手を触れていた周辺の壁が荒く分解された。そして支えてくれるものを失った天井が崩れ落ちてくる。
それを見て、修は巻き添えを食わぬよう後ろへ跳ぶようにして後ずさった。同じタイミングで轟も天井が無事な部分へと駆けこんでくる。
それからすぐ、前方で叫び声が響いた。しかし、下敷きになったのは二人だけだった。残りの一人は少し距離が遠く、そこの壁までは分解が届かず天井も崩れてこなかった。
「な、なんだ!? 何が起こった!?」
「ちっ……」
こうなれば戦うしかない。斬り合いは避けたかったが、二人でならなんとか。
「くらえ! ストレイト・スマッシャー!」
しかしそう思った瞬間、声とともに轟が敵へと駆け寄っていた。そしてまもなくその右ストレートが、敵の顔面へと叩きつけられた。
ボゴン、という鈍い音。その後で敵の体がふらつき、やがて倒れると同時に消えた。
「よし!」
声とともに、轟がガッツポーズをする。
「……拳で倒すとか、すごいな」
「まあな。八神のほうも、あんなに見事に天井が崩れたのはすごかったぜ」
「ああ、なんとかうまくいった。風雲児を巻き込まなくてよかったよ」
「風雲児? 何を言ってるんだ。俺はザ・ストレイトだぞ」
「……そういえばそうだったな」
相変わらず、声や姿でバレバレなのに。まあ、本人が隠したいのならそれでいいか。
「よし、じゃあ八神、一緒に次の敵を探そうぜ。また同じ方法を使えば、さらに多くの敵を倒せる」
「……いや、そう何度もやったら思わぬところが崩れて、仲間を巻き込んじまうかもしれない」
「ああ、そうか。それもそうだな」
「かといって、一緒に戦っても俺はたいして役に立てない。だからふううん……ザ・ストレイトは、他の仲間に加勢してやってくれ」
「八神はどうするんだ?」
「俺は原因の特定を続ける。しばらくはこの屋敷を探るつもりだ。ここは新選組が生活する場のようだし、幹部の部屋なんかもあるはずだから」
「一人で大丈夫か?」
「やばくなったら逃げる。追いかけて来るなら、森に逃げて罠でも作ってやるさ。いざとなれば催涙ガスも持ってるし」
「そうか。気をつけろよ」
「そっちも」
その会話を最後に、轟と別れる。
それから慎重に屋敷の中を動いて、怪しいものがないかを探った。置かれていた隊旗、刀などを調べ、触れてもみる。
しかし、しばらく動き回っても怪しむべきものは見つからなかった。
「原因は『物』……旗、あるいは刀あたりだと踏んでたが、違うのか……? いや、単に場所が違うだけで……となると、やっぱりあの蔵なのか?」
実はこの屋敷に来る前に、蔵らしき建物を見ていた。まるで何かを誘うように扉が大きく開いていた、あの建物。
「罠かと思って敬遠するべきじゃなかったかもな……。誰かが蔵を見つけて、探してくれてるといいが……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
北見直弥
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月10日
参加申し込みの期限
2014年09月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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