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壊しておくれ、誠を帯びしこの身をどうか
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日暮 ねむる
の場合
あちこちから、怒声や悲鳴が聞こえてきている。
その中を、ねむるは周囲に気を配りながら走っていた。探していたのは蔵みたいな、物がたくさん保管されているであろう建物で、見る限りここは新選組の屯所のようだから、絶対にそういう場所はあるはずだった。そしてそこには、たぶん武器がある。
「……早く見つけて、加勢してあげないとね」
湧きそうになる焦りを抑えて、走り続ける。武器を見つけたら、月への加勢に向かうつもりだった。刀はあるけれど、新選組相手では分が悪いかもしれない。せめてリーチの長い槍か何かが欲しかった。
なるべく人目につかない道を行き、目当ての建物を探す。しかしなかなかそれらしきものは見つからない。
「おい、何してる!」
不意に、横から叫び声が聞こえた。
顔を向けると、離れた場所にだんだら羽織の男が刀を抜いて立っていた。一瞬身構えたが、変装していることを思い出し、平静を装う。
「敵襲だぞ! お前も屋敷へ行け! 近藤局長を守るんだ!」
(近藤って……近藤勇? よりによって総大将がいるのか……)
「わかってる! 僕は局長に言われて、予備の武器を取りに行ってるんだ! 何人か、武器が壊れた仲間がいるから!」
「なら急げ! 向こうの蔵に、刀と槍があったはずだ!」
とっさに言った言葉だったけど、うまく騙せた。それどころか蔵の場所まで教えてくれた。離れているので顔がはっきりと認識できなかったのだろう。
「わかった!」
ねむるは、男が指さした方向に向かって駆け出した。そうすると間もなく、明らかに蔵だとわかる外観の建物が見えた。なぜか門が開いている。
中に誰かいるのかと思って、慎重に近付いた。敵だとしてもまた騙せばいいけど、今度は顔がわかる距離なので、ばれる可能性がある。
足音を消して、開いた門の陰から蔵の中を見る。その瞬間、背中が見えた。
「壬生さん?」
呼びかけると、背中が動いて顔が見えた。薄暗いけど、間違いなく
壬生 由貴奈
の童顔がそこにあった。
「なんだ……ねむねむか。その恰好、新選組かと思ったよ」
「壬生さんがここにいる……ってことは、塀乗り越え組もうまく潜入できたってことだね」
「なんとかねぇ。うちはうまく登れなくて、やがみんに塀に穴開けてもらったけれど」
「ここの門も、八神君が開けたのかい?」
「いや、最初から開いてたよ。やがみんは、別のとこで異変の原因を探してるはず」
「最初から……か。あっ、そういえば武器は見つかった?」
自分だけではなく、由貴奈もまず武器を探すつもりだというのは事前の打ち合わせで知っていた。
「見つかったよ。とびきりいいのがねぇ」
そう言って由貴奈が見せてきたのは、細長い銃だった。それも、二丁ある。
「おおっ、そいつはすごいね。でも壬生さん、その銃使えるの? 見たところ、昔の銃っぽいけど」
「いけると思うよぉ。先込め式のようだから、扱いは簡単だ」
「さすが壬生さんだね。でも僕が使うと暴発しかねないしなぁ……。ここはやっぱり……おっ」
つぶやきながら蔵の中を見回していると、目当てのものを見つけることができた。蔵の奥に数本、槍が立てかけられている。
しかし、さすがに何本も持っていくわけにはいかない。だから投げる用と使う用の二本を拝借することにした。
「それじゃあ壬生さん、いける? 月さんが一人で戦ってるはずだから、すぐに加勢に行きたいんだ」
「はいよぉ」
由貴奈と一緒に蔵を出る。それから急いで、月と別れた付近へと向かった。
向かう途中、誰とも出会わなかった。でも相変わらず周囲から声は聞こえ続けていて、この敷地内で確実に戦闘が行われているようだった。
そして月と別れた場所へ到着すると、近くの建物から一段と大きな声が聞こえてきた。複数の男のもので、月の声じゃない。もしかしたら、何人もの敵に襲われているのかもしれない。
「あっちだ!」
声をたどって、その建物へと走る。大きな建物で、入口は開いていた。見えた内部は道場のように見えた。
その中に、月がいた。八人もの敵に囲まれ、逃げ回っている。走り、跳び、その動きは普通の人間のものじゃなかった。まるで八人を翻弄するかのように、その小さな体は縦横無尽に動いている。
「こいつ、忍びか……!」
月に斬撃をかわされた敵の一人が声をあげる。たしかに、月の動きはまるで忍者のようだった。
しかし次の瞬間、それまでぴくりとも動いていなかった敵の一人がいきなり前へと踏み出して、月の体へと刀を突き出した。異常なほど、素早い動きで。
不意を突かれた月が、月をかわそうとする。しかしかわしきれず、月の右腕から血が飛んだ。そのまま、月の体勢が崩れる。
それを見ると同時に、ねむるの手は動いていた。右手に握っていた槍。力を込めて、月を傷付けた敵に向かって投げる。
槍は、目当ての敵には当たらなかった。しかしその近くにいた別の敵に当たり、その体を刺し貫いた。
そして次の瞬間、すぐ隣から耳をつんざくような轟音が聞こえた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
北見直弥
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月10日
参加申し込みの期限
2014年09月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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