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タオルケットが空を舞う
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ジェレミア・ベルトーニ
と猫のすみはのんびり空の散歩を楽しんでいた。彼の腕の中ですみは喉を鳴らし、嬉しそうに撫でられている。
「お陰で星ヶ丘が見渡せるよ。気持ちいいね、楽しいよ、すみ」
お礼の気持ちを込めて囁けば、満足げな様子のすみ。高い視線が好きな猫としては凄く楽しいのだろう。
眼下を見れば、ある屋敷の屋根に数匹の猫が集っている。もしかしたら猫の集会か、とジェレミアの口元が綻ぶ。……すると、何か赤い物が視線に入った。良く見るとそれは旗のようにも見える。
「にゃふっ! こんにちはなのだ!」
緑の瞳をした少女……
後木 真央
がにぱっ、とジェレミアに笑いかける。彼もまた挨拶を返すが気になったのはダンボール箱だった。
「ところで、それは?」
「これ? 赤褌が入っているのだ。真央ちゃん、持ち主探しをしているのだ!」
そういって真央は、タオルを細く切った物を結びつけた褌を取り出した。よくみると、ひらひらと彼女の近くを何枚かの赤褌が舞っている。真央は道中でタオルを細く切っては褌に結びつけ、空に放っていた。そうやって、褌自体に『自分の主人』を探させようと思ったのだ。
「……す、すごいね」
何故褌なのか。それは横に置いておくとしても、見上げた行動だな、とジェレミアは思った。
暫く並んで飛んでいた真央とジェレミア。すみの愛らしい姿にめろめろになった真央は「可愛い子猫さまなのだ~」ととろけた笑顔を見せる。何気なく猫トークをしていた2人だったのだが、見覚えのある姿を捉えておしゃべりをやめる。
「あれ? どこかで……」
「護ちゃんと修ちゃんなのだ!」
(宿題も終わってないし、くまさんも作りかけだし……。せめて、みんなに会いたかったなぁ)
宿題はしなくてよくなったんだっけ、なんて思いつつも嗚咽を漏らすのは
遠矢 護
。彼の頬を伝う涙はタオルケットへと落ち、心なしか速度を落としていく。
(まさか、49日間もこのまま……?!)
ふと浮かんだ疑問に何かがこわばる。再び愕然としていると、聞き覚えのある声がした。
「遠矢! おーいっ、遠矢じゃないか!」
「あれ? 八神……さん?」
顔を上げると、いつの間にか
八神 修
が夏蒲団に乗っていた。その光景に思わず護は泣きそうになる。まさか、彼も死んでしまったのだろうか?!
「や、八神さんも天国に行くところだったんですね……」
「えっ? 天国……? どういうことだ?」
修は不思議そうな顔をして……合点がいった。護はどうやら、自分が死んでしまったと思っているのだ、と。優しく笑いながら「大丈夫だよ」と修は護に言い聞かせる。
「で、でも」
「これは恐らく神魂の所為だよ」
修にそう言われ、初めはきょとんとした護。しかし、落ち着いて辺りを見渡せば、タオルケットがふわふわと幾つも飛んでいた。その光景にほっとして、茶色い瞳からまたぽろぽろと涙が毀れだす。
「そ、そうですよね! 僕、『あの世』へ行くのかなって思って……その……」
苦笑しながら安堵の涙を零す護の頭を修は優しく撫でる。ちょっとくすぐったい気持ちになっていると、修は優しく涙を拭い、「おいで」と手を伸ばす。護は頷いて手を取り、修の夏蒲団へと移ればふわり、とゆれる。掴んでいたタオルケットがひらり、と踊ればまるでマンタに寄り添う魚の群れのように思えた。
「手、暖かいだろう? 生きている証拠だよ」
「……はいっ」
問いかけに頷きながら、護はにっこり笑う。
「また、学校に行けるんですねっ! くまさんも作れるし、宿題もがんばれますっ」
その言葉に修は、穏やかな気持ちで頷いた。
「なら、今度は楽しく飛んでみないか? 空を飛ぶろっこんじゃない俺達だ。こんな機会は滅多にないからな」
その言葉に護も笑顔になればどこからとも無く声がする。その方向を見ると真央とジェレミアが自分達に手を振っていた。2人は顔を見合わせて笑い合うと、手を振り替えした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月08日
参加申し込みの期限
2014年09月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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