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寝子島高校
夏休みの終わり、真夜中のプールで
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●クマが来た●
「さすがに疲れてきましたね……私はそろそろ、帰りましょうか」
北条 冬華
がプールでそう言うのを聞き、
桜 月
もデザイン画の筆を止めた。あの
七峯 亨
が起こしたひと騒ぎから、気が付けば結構時間も経っている。自分も、かなり没頭していたみたいだ。
「疲れたのなら上がりなよ。ほら、つかまって」
スケッチブックを閉じて、プールサイドから手を差し伸べる……けれど、非力な月が、冬華を引っ張り上げようとするのは無理があったようで、
「えっ……うわっ!(どぼーーん)」
「さ、桜さん!?」
代わりに水の中に落ちて、服がずぶ濡れになってしまった!
「怪我はなかったか、桜? 災難だったな」
駆け付けた
楪 櫻
からすぐに助け上げられ、
「ごめんなさい、桜さん……濡れたままじゃ風邪を引いちゃいますし、
早めに帰った方が良いですわ」
と冬華も自分のタオルを貸してくれたが、
「しかし参ったな、着替えが無い」
「にゃふっ? 着替えがないなら、このフンドシを使うといいのだ!」
パンが無ければケーキを食べればい〜のだ的な満面の笑顔で、ぐいぐい水褌を押し付けてくる
後木 真央
に、
「いや、そういう問題ではなく、帰りの服が無いという話でね……(困惑)」
「なら、これを使ってくれ」
突然、落ち着いた声がしたかと思うと、その月の頭上から1着のジャケットが降ってきた! ファサ……と魔法のように、自分の両肩に被さるその仕立ての良いスーツに、「えっ」と月が背後を振り向けば。
フェンスの金網越しに、見事なコントロールを決めて微笑しているのは、
八神 修
だ。
「いいのか? こんな上等そうなスーツを私に」
「なに、お役に立てたのなら、こちらも嬉しいさ。それにしても……」
とワイシャツとネクタイ姿になった八神が、皆を見上げて訊ねる。
「一体、そこで何をしているんだ?」
冬華たちから簡単に事情を聞くと、
「ははは、鍵がなあ……
その割には準備万端だな」
水褌にゴーグル装備、手にはむしゃむしゃオヤツなんかを鷲掴みにしている真央の姿を見て、くすっと笑わずにはいられない。
「修ちゃんも同じ穴のムジナになるのだ一緒に遊ぼうなのだ♪」
「いや、俺は……」
みんなから笑顔で手招きされて、
(気持ち良さそうだし楽しそうだし、背徳的な魅力は否定できないが)
ついネクタイを緩めてしまいそうになる八神だったが、ここはぐっと自制して、
「明日の用意もあるし、俺は帰るよ。ごめんな」
それに、桜をあの姿で放ってはおけないし、と付け加える。彼女が星ヶ丘寮住まいだと聞き、
「なら俺と同じ方角だ、寮まで送っていくよ。北条も帰るなら、一緒にどうだ?」
女子を優しく気遣う八神の申し出に、
「ありがとう。このジャケットと言い、本当に助かる」
「では私も、お言葉に甘えてご一緒させてもらいますね」
「じゃあ2人とも、正門の所で待っていてくれないか。
俺はちょっと自転車を取ってくる。
元々、この学校には自転車を取りに立ち寄ったんだ」
【寝子島高校・自転車置き場】
「さて、2人を待たせてるし、急がないとな」
自転車の施錠を外し、
八神 修
が置き場から自転車を引き出した、その時だった。
「んっ? おいっ、そこに誰かいるのか?」
懐中電灯のサーチにいきなり照らされ、ドキッとする八神。けれど、彼にやましい所など何一つない。慌てず騒がす背後を振り向き、穏やかにこう答えた。
「こんばんは、吉田先生。
深夜の見回りですか? お疲れ様です」
体育科の鬼教員、
吉田 熊吉
だった。まぶしそうに目を細める生徒の顔をじろじろと確認して、
「おう、1年の八神か。こんな時間に校内で何をしとる」
「ええ、今日は本土からの帰りでして」
八神の父は、政治家である。
夏休みに里帰りする機会があって以来、
八神はその父の名代として、様々な行事に出席するようになった。
「今日もそれで、帰宅がこんな時間になってしまったんです。
いつもなら、駅まで運転手に迎えに来てもらうのですが、
偶々学校に自転車がある事を思い出したので。回収して帰ることにしたんですよ」
全くの事実なので、クマ相手であっても、八神もまるで臆する所がない。
(こういうのは堂々としていれば良いのだ)
その様子に、クマも不審を抱くことなく、すぐに八神を解放してくれた。
「そうか。よし、気を付けて帰れよ」
「有難うございます。先生もご家族がお待ちでしょうし、早く帰ってあげてくださいね」
「ああ、そうしたいのは山々なんだがなぁ……」
愛娘のことを思い出したのか、クマがせつない表情になったが、次に思わぬことを言い出した。
「毎年この時期になると、校内に忍び込んで悪さをする生徒がいるからなっ。
見付け次第、そんなバカタコどもをとっ捕まえて懲らしめるよう、
こうして俺は見回りをしとるんだ、がはははは!」
(まずい……!)
今日のクマはアクティブだ。ちらりとプールに視線を走らせる八神。せめて、彼の方が先に先生を発見していれば、こっそりプールの皆に、あらかじめ危険を知らせに行くこともできたかもしれないが、残念ながら今回は運がなかった。
「じゃあな八神、寄り道するんじゃないぞ、がはは!」
そして今まさにクマがのっしのっしと、プールに向かおうとするところ。せめて時間を稼ごうと、機転を利かせて八神が発したのは、次のような一言だった。
「あの、吉田先生! こんな夜分に大変恐縮ですが、
ちょっと俺の進路の相談に乗ってはもらえませんか?」
【プール】
そんなクマの接近などは、つゆ知らず。冬華と月が帰った後も、ますますパワフルになり、徹夜覚悟で遊びまくっている、こちらの
後木 真央
や
野々 ののこ
たち。今度は
猫島 寝太郎
が碁石を使った遊びを提案すると、ののこが跳び上がって、
「わあ、面白そー!(ぴょんぴょん)」
猫島がトートバッグから取り出した、たくさんの碁石を見て
夢宮 瑠奈
が、
「それをプールの底から拾って遊ぶの?」
「うん、白い石の方が見つけやすいけど、
黒い石の方が得点が高いってことにしようか〜」
瑠奈に手伝ってもらって、その碁石をプールにばら撒けば、泳げるようになった
花風 冴来
と、
飛吹 勘助
の2人も、それを見て寄ってくる。
「勘助、私達もやってみない?」
「ええ、プールにダイブなら、俺、得意……です」
次々にプールに潜って、即席の宝探しゲームを楽しむ参加者たち。その中でただ1人、
キュルビス・ラムズイヤー
だけがぷんすかだ。
「キュルビス、センスイできねーから不利デスヨ!(ぷっか〜)」
「あはは。じゃあ自分がお手伝いするよぉ〜」
さっきイルカフロートから落としてしまったお詫びだと言って猫島が、キュルビスの被り物に手を添え、体重を掛けてそのカボチャ頭を、水中に沈めてやる。すると……
「!! カボチャヘッドに空気が溜まって……ワリと息が続くじゃねーデスカ!」
長時間の潜水が可能になり、がぜん有利になる彼女だ。それを見た真央もめらめらと対抗心を燃やして、
「なら真央ちゃんは水遁の術なのだ!(ばーーん)」
例の塩ビ管を取り出し、水面から3センチくらい出る場所に油性ペンで目印を付けて、同じくエアを確保。この装備でプールに潜り、キュルビス&猫島組と競って高得点を争う。
「うひゃー疲れた、もう私はギブアップぅー!」
「あはは、まおちゃんたちは、まだまだ元気だねぇ」
ののこといっしょにプールサイドに腰掛け、気持ち良さそうに休んでいた瑠奈は、「あれっ?」と ののこの背中に目を留めた。気のせいだろうか? 何か小さな虫のようなものが、動いた気が。
「ええっ、虫? ヤダー瑠奈ちゃん取ってとって!(じたばた)」
「うん、ののちゃん、動かないでね……って、きゃっ、これ!?」
掴もうと手を伸ばしたら、笑顔で「それ」が瑠奈に手を振り返し、悲鳴を上げる!
「はぁい2度目です」
そう、
七峯 亨
だ! 一度は
桜 月
のろっこんに踏み潰されたあの七峯、しかし影がすぐに消えてしまって命拾いしたのか、ここにしぶとく復活再生を遂げたのである!
「まだだっ、まだ……男の夢は、終わらねえっ!!」
そんなカッコよく言うことか。そして小さくなった七峯、ののこの胸の晒の端っちょを解いて、その背中から、バァーンジー・ジャーーンプ!!
「(はらり)……って、へっ!? わきゃーーーーーーーーーーーーーーー!!?」
そうして深夜の校内に、ののこの絶叫がデカデカと響き渡ったのである!
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月03日
参加申し込みの期限
2014年10月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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