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●進路と人生の分岐点
八神 修
は、両親との不仲を改善し、進路の話をすべく関東某所にある八神家の屋敷へ。
(俺は、どう生きるべきなのか……)
親元を離れてから、修は、そのことを考えるようになった。
八神家は銀行と工業が主軸の企業体総家で、明治時代程度の成り上がり者と言われるが、母を迎えたことで、血筋的にも古い流れを取り入れた一族だ。
父は与党衆議院議員で、八神一族の絶対の君主だ。
幼い頃から後継者たるべく教育を受けた修だが、本当は医学の道に進み、多くの命を救いたい。
屋敷に戻ったのは帰省もあるが、父と、じっくり進路について話し合うべきだという思いもある。
父の期待に背くわけにはいかない。
医学の道に進みたいという思いをひた隠し、後継者となるための勉強もしてきた。
(でも、俺は……)
考えていても仕方がないので、修は屋敷の中へ。
和室の一室で、和服姿で生花をしている母が。表向きは実母になっているが、実は継母だ。
「ただいま帰りました、母さん」
スーツ姿の修に一瞬見惚れた母だったが、冷静を装い「おかえりなさい」と言う。
「初夏に送って頂いた荷物、ありがとうございました」
「寝子島での生活、不自由はありませんか?」
「ご心配なく。不自由はありません」
親子とは思えない堅苦しく、静かだが優しい会話だった。
継母ではあるが、彼女なりに修を息子だと見てくれ、こうして、気にかけている。
だから修も、この人も母だと思うことに。
「修さん、あなた、ちょっと変わった?」
「そう見えますか?」
「ええ」
「それは多分、寝子島の環境のせいでしょう。一度……島にいらしてください。案内しますよ、母さん」
微笑し、機会があれば母を案内しようと思ったのは本心だ。
「帰っていたのか、修」
和室の前を通りがかった父が、息子が帰っていることに気付いた。
「お久しぶりです、父さん。ただいま帰りました」
「他人行儀な挨拶はいい。久々に囲碁の相手をしてくれないか?」
「わかりました」
父の部屋で、修は囲碁を打ちつつ、いつ進路の話を切り出すべきか考えていた。
そのせいでミスが目立つので、父は何か迷いがあるのだと察知し、話があるのなら言ってみろと切り出す。
「実は……今日ここに来たのは、進路に関して、あなたとお話しするためです」
父が与党衆議院議員なので、本来なら、自分も国会議員になるべきだろう。
血筋的にも古い流れを汲む八神家を継ぎ、家を守る。教育を施された幼い頃は、それに疑いは何もなかった。
修の実母は、難病で命を奪われた。
母が亡くなった時、母が侵された難病の研究だけでなく、その他の難病も研究し、多くの命を救いたいと思い始めた。
これこそ、自分が本当に進みたい道とも思えた。
医学の道に進みたいが、父に否定されるだろう。それでも、その道を進みたいと必死に訴えた。
「医者……か。ずっと俺に言い出せなかったのはそれか」
「……はい」
「そのことは悪いとは言わん。お前の人生だ。だが、それは、個人的な希望だな」
否定はされなかったが、賛成もされなかった。父は、修の進路を快く思っていないようだ。
「お前もわかっているだろうが、八神には、国策と国防に対する責任がある」
国の政策、国の防衛。
父の言うことは理解しているが、修には、どうも納得できなかった。
(国……それよりも、守るべきものは他にもあるはずだ)
面と向かって言いたかったが、今は言うべきではないとぐっと堪える。
「位高ければ、徳高きを要す。それを併せ考えたうえで、もう一度話を持って来い。いいな」
「わかり……ました」
中断していた囲碁は再開されたが、結果は修の負けだった。
(俺は、父さんに囲碁で勝てたことがない。進路に関しても、父さんが望んだ通りになるのだろうか……)
修の進路が決まるのは、もう少し先の話になりそうだ。
話し終えると、そのことを思い出したのか修の気分は重くなってきた。
「そんなことがあったのだ? 修ちゃん、苦労したのだ」
「ああ……」
帰りの電車の中でもどうすべきか迷っていた修だったが、真央を見かけ、笑顔で話しかけられたことで救われたような気がした。
高校1年なので、最終的な進路決定までには少し時間がある。
それまでに、自分が進みたい道に行くか、父が示した道を歩むか決めておこう。それでも遅くはないだろう。
「出よう。会計は、俺がしておくよ」
「ありがとうなのだ、修ちゃん」
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担当ゲームマスター
カターレ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
67人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月24日
参加申し込みの期限
2014年07月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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