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夏休みの終わり、真夜中のプールで
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●クマから逃げろ!●
【自転車置き場】
一方、
八神 修
のクマへの進路相談は、まだ続いている。
「……そんな訳で俺自身、まだ進路を決めかねてはいるのですが。
どんな将来を目指すにしろ、積んでおいて損はない経験ですからね。
ヨーロッパ旅行の時に、現地法人や関係企業を回ったのもその一環で……」
もっとも、あくまで目的は時間稼ぎなので、あまり込み入った話はしない。
(この間に誰かが、先生の見回りに気付いてくれれば……)
そう願う八神だったが、ふと視線を上げた先に、とんでもない物を見付けて、ぎょっとする。プールを囲む木立のひとつに、へんぽんと翻る赤い旗。「フンドシ普及同盟参上!」と大書されたアレは……いや、旗なんかじゃないぞ。あれは
後木 真央
が結んだ、越中褌だ!
「んっ? どうした八神? 何か見えるのか?」
後ろを振り返ろうとするクマを、慌てて止める八神、だがその時。
「わきゃーーーーーーーーーーーーーーー!!?」
もはや誤魔化しようもない、ののこの悲鳴がここまで聞こえてきた!
「あれは!? 勝手にプールに入っとる馬鹿がいるのか、このバカタコがー!」
たちまち走り去ってしまったクマの後を追うべきかどうか、しばし逡巡する八神だったが、後を追ってもこれ以上、自分にできることは無さそうだ。それより、
(せめて、桜と北条だけでも逃さなければな)
正門で彼を待っている2人の方に自転車を走らせ、
「無事に逃げてくれよ、皆」
ちらりとプールの方角を見て、そう祈るのだった。
【プール】
「み、みんな見ちゃだめーーーー!!」
とっさに
夢宮 瑠奈
が、晒のほどけた
野々 ののこ
を抱いてプールに跳び込み、
「この……性懲りもなく!」
駆け付けた
楪 櫻
が、チョコマカと逃げるミニ
七峯 亨
を踏み潰す!
「ええい人間の一踏みで潰れちゃ一寸法師の名が泣くぜ! 気合で受ける!
重ォい! が、まだッ! 耐え……無理(ぷちっ)」
この2人のおかげで、小さくなった七峯を ののこが目撃することもなく、フツウは無事守られた(よかったよかった)のだったが、今は全然それどころじゃない。
「誰だそこにいるのは! このバカタコがー!」
怒り狂ったクマの怒鳴り声が外から聞こえてきて、その場に総立ちになる全員!
「(ぷは)わ、みんな! 先生だ! 先生が来たよ! 隠れろ!」
ののこと共に再びプールに潜る瑠奈に倣って、
「わわっ、自分も〜(どぼーーん)」
「冴来さん、俺たちも……、俺、ちゃんと手を繋いでます、から……!」
猫島 寝太郎
や
飛吹 勘助
、
花風 冴来
らも次々と水中に跳び込み、あるいは物陰に隠れる生徒たち。
しーーーん。そして誰もいなくなったプールの静寂を、ゼエハアやって来たクマの懐中電灯が、隅々まで照らし出す。…………。息を殺して、じっと潜む全員。
「んっ? いま何か見えたか?」
水面に突き出た、棒状の物が見えた気がして、クマが懐中電灯の光を戻す。けれども何も見つからず、水面に広がるのはわずかな波紋ばかり。
(にゃふっ。真央ちゃんの水遁の術が危うくばれるトコだったのだ〜)
塩ビ管を素早く水面から引っ込め、命拾いした真央が、その直下の水中で息をこらえる。
「うむ、気のせいか……」
再びサーチを続けるクマの懐中電灯が、そして次に照らし出したのは、水面で引き攣った笑みを浮かべる、カボチャ頭の生首……
「のわああああああああああっ!!?」
「ギョエーーーーーーーーーー!?!」
クマの絶叫にびっくりしちゃって、こちらも悲鳴を上書きする
キュルビス・ラムズイヤー
!
「キュルビスの! キュルビスのカボチャヘッドが、水に沈まなかったのデスヨ!」
「やべっ、先生に見つかっちまったぞ! みんな、逃げろ!」
◇
目隠しにしていたビート板の山を跳ねのけ、
神条 誠一
が全員にそう叫ぶ。すぐに振り向き、
「俺たちも逃げるぞ──羽衣、能力つかえるか?」
鴇波 羽衣
がハッと目を見開き、そして荷物を抱えて力強く頷いた。
「分かった。じゃあ途中までは俺が運ぶ。後は信じる」
──後は信じる。その言葉にドキッとした瞬間にはもう、神条に抱きかかえられていた。
(って、ま、また……お姫様抱っこ!?)
「しっかり掴まってろ。いくぜ──【ハイブーストアクセル】!!」
ぎゅるん。プールに沿って走り出す、神条の身体がみるみる加速する。自分たちに危機的状況が迫った時にだけ発動する、彼のろっこんの能力だ。キッと見据える目標は反対側のフェンス、
(あれを飛び越えて、この場から脱出する!)
しかし、通常よりも加速力が鈍い。このろっこんでは重さは無視できない。2人分の体重を抱えている分、どうしても通常時よりスピードが落ちてしまうのだ。
(それでも、俺は信じる)
何を? 羽衣の能力を。彼女を信じて、勢い良く速く高く、
「翔ぶぞ!!」
羽衣を抱えてジャンプする神条、その眼前に迫るフェンス、あと僅かの差で足先が絡まる、
「今度は、あたしに掴まって!」
その瞬間、ばっと羽衣がタオルケットを広げ、2人の身体が宙に浮く。ろっこん、【ういのはごろも】──同時に神条がフェンスの頂点を蹴り、抱き合ったまま高々と空に舞い上がる2人!
「あ……」
シーサイドタウンの夜景がいちどに眼前にひらけ、その圧倒的な光景に息を呑む。
海からの風がタオルケットと、羽衣のポニーテールをはためかせる。
少年の首にしがみついたまま、彼女はその風に消え入りそうな、微かな声で呟く。
「……好き」
そう言わずには、いられなかった。
◇
「こらあっ、逃げるなお前らあっっ!!」
一方、大混乱に陥っているプールの方は。クマが胸をドラミングして、怒り狂っていた。
「ウガーーーーーーーーーーーーー!!(ドンドコ)」
首尾よく逃げおおせた神条と羽衣たちに続いて、
花風 冴来
と
飛吹 勘助
もルクスともふもふを回収して、プールの出口に走る。それを阻止せんとするクマの前に、ばっと
キュルビス・ラムズイヤー
が飛び出した!
「キュルビスに構わず逃げやがれデス!」
ああっ、何という献身! 身を挺して自分が囮になろうと言うのだ!
「囮になるフリデスヨ! こう言ってる人は置いて行かれねーって
聞いた事があるデス、ヘッヘッヘ……
Σ って、誰もいやがらねーデス!?」
無人のプールサイドを二度見するキュルビス、いや、まだ1人いた! ドンくさ……(ゲフン)、いやいや、たまたま運がなくてすっ転んでしまった、
夢宮 瑠奈
だ!
「あ、あたしはドン臭くないよ! ステージ練習とかライブとかのために
肺活量と筋力は日々鍛えてるから、走りこみも得意なんだよ!
今日はたまたま運がなくて、転んじゃっただけなんだよ!」
とか何とか言い訳してる間に、キュルビスと2人、クマの両脇に抱えられて捕まってしまった!
「ウガーーーーーーーーーーーーー!!(ウホウホ)」
「わわっ、瑠奈ちゃあん!?」
「か、カボチャお化けさんが捕まっちゃったよ〜」
それを見た
野々 ののこ
と
猫島 寝太郎
の2人が慌てて引き返してくるが、野生化して猛り狂うクマはもう、誰にも止められない。
万事休す……! 誰の目にもそう思われた時、
「申し訳ありませんっっ!!」
そのクマの足許に滑り込み、土下座をして謝る生徒がいた。
「って、脱衣センパイ!?」
びっくりして ののこが叫ぶ、うん確かに脱衣状態ではあるけれど、いつもの(?)ふざけたブーメラン土下座ではない。
志波 武道
、渾身の真面目謝罪だ。
「
ここのプールの鍵を勝手に開けたの、俺なんです。
だからこの騒ぎの責任も、全部俺にあります。
この通り、どんな罰でも受けますから。だから、もう少しだけ。
もう少しだけ今のこの時間を、皆と一緒に過ごさせて下さい……!」
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鈴木二文字
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月03日
参加申し込みの期限
2014年10月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月10日 11時00分
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