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寝子島高校
残暑見舞いを、あの人に
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●切手になっちゃった●
【旧市街・
御剣 刀
の部屋】
「!? 切手に閉じ込められた……だと!?」
御剣 刀
は、
野々 ののこ
から暑中見舞いをもらった生徒の1人だ。
イラストの猫たちの『暑中お見舞い』『おめでと』『ばっひゅーん!』という脳天気な挨拶に、例のアホの子スマイルと元気な声が、目に浮かぶよう。
よっぽどの事件でもなければ、あのアホ毛の神様に、積極的に関わるつもりはない御剣だったけれど、
「これを無視するのも礼儀に反するな……返事くらいは書くか。
ついでに皆にも送ろうかな」
と、まずはののこ宛てのハガキを書き終えた──御剣が切手に吸い込まれてしまったのは、その直後の出来事だった。
「おい、また神魂か!!」
切手の中の四角い空間を呆れ顔で見回し、タメ息をつく少年だ。窓から覗くように外を見れば、見慣れているはずの部屋の天井が、吸い込まれるように高く遠い。相対的に巨大に見える自分の部屋に、新鮮味を覚えながらも、まずは机の上で、状況確認。
ペラッペラのハガキ部分が、自分の身体のように思い通りに動かせることが分かると、
「ともかく、元に戻るには、この姿のままで野々の所へ行けば良いってことか?」
呑み込みよく状況を理解すると、ひらりと窓の隙間からハガキの身体を滑らせ、外に出た。
途端……
「(びゅおっっ)のわあああっ!」
→「(くるっくー)うわ何をするやめ」
→「(フギャアア)ギャーーーー!」
風に飛ばされ鳩に咥えられ、猫に驚いて落とされた所をその猫に追っかけられ、全力で路地を逃げました。
どうにか、ろっこん【加速】で猫の追撃を振り切り、
「ぜえ、ぜえ……くっ、外に出た瞬間これかよ……
これはなかなかハードだ(ごくり)」
届け先の ののこがいるのは、猫又川を渡った先にある桜花寮。この旧市街からなら徒歩でも、数十分とかからない近場なのに。ハガキになった今の自分には、絶望的な距離に思えてくる。
「だが今までだって、これくらいの困難を潜り抜けてきたんだ。
今回だってやってやるさ!」
こんな姿で動いている所を、普通の人に見つからないように。ブロック塀や電柱にサッ、ススッと紙の背を付けスライド移動しながら、スパイ気分で一路、御剣は桜花寮を目指す。
【旧市街・
寝子島図書館
】
同じ旧市街にある、寝子島図書館の学習コーナーで。
夢宮 瑠奈
もまた、切手になっていた。切手のデザインはちょうど、こんな感じ。
「えっと……あたし、ののちゃんにお返事を書いてたはず……だよね?」
その当の残暑見舞いのハガキの姿で、キョトン……と館内を見回す瑠奈。
けれど、陽光差し込むこの窓際の席では、宿題の山に敗北した大半の学生たちが、うつらうつらと船を漕いでいる。目の前で女の子が1人消えてしまったことにも誰も気付かず、またポヤポヤ瑠奈も結局いつものように、この不思議現象をすんなり受け入れてしまうのだった。
……無視できないある1点を、除いては。
がさ……
その物音に振り返ると、ちょうどリースの影から鼻先を出した、そいつと目が合ってしまった。
『ちゅぅ?(首かしげ)』
「きゃあああああっ! ねねね、ねずみ!?」
ああっ、瑠奈が大の苦手とする、ねずみさんがそこに!
『ちゅーちゅー(すり寄り)』
「ちょ、まって! ちかよらないで! なんでここにいるのよぅ!」
なんでいるのかと言えば、このねずみさんが切手の中の不思議生物、スタンプアニマルだからだ。切手の図柄だけあって、ファンシーなイラストで描かれた、ハムスターっぽいデザイン。潤んだ黒目がそれはそれは愛くるしいのだけれど、しかし今の瑠奈にはそんなの、何の慰めにもならない。
「ちょっ、こないで! 出口はどこ!?(ドンドコ)」
けれども、狭い切手の中の空間には、どこにも逃げ場などなく。同じ切手仲間と見定めたねずみさんに、ぐるぐるとリースの周りを追いかけられ、
『ちゅっちゅちゅ〜!』
「いやあああああっ! 外に出して!? 何の罰ゲーム!?」
ひとしきり切手の中で、ドッタンバッタンの騒ぎをくりひろげる、瑠奈なのだった。
【箱根の高級旅館・
青物 といき
の実家】
同時刻。
青物 といき
も帰省先の実家でやはり、同じ現象に見舞われていた。
「にゃにゃー! 実家の宣伝も兼ねて折角、
浅井先生にはがき書いたのに、なんじゃこりゃ! にゃー!」
といきの実家は、箱根で老舗の旅館を経営している。温泉でのんびり羽根を伸ばしていた といきは、その宣伝用ハガキを見つけて、
浅井 幸太
先生宛ての残暑見舞いを書いていたところだったのだ。
「てか島離れてもろっこんとか利くの!?」
ののこがバラ撒いた神魂は、寝子島を中心に世界中に散っている。といきがこんな遠方で切手になってしまったのも、そうしたイタズラな神魂のしわざなのだろう、きっと(うんうん)。
「ううずるいにゃー!」
ハガキの身体をツイストでひねって、裏面に自分が書いた挨拶を見る といき。『浅井先生元気? といきは夏休みにタイムを縮められたよ〜♪』と楽しげに書かれた、色とりどりの文字が、今はちょっぴり恨めしい。
「……てか、そもそも といき、先生の住所知らないから、
宛先:寝子島高校になってるんだけど……先生に会えるのかなこれ」
いきなり先行きが不安だ。といきにとって彼は、クラスの担任であり陸上部の顧問。でも今はそれ以上の、ちょっぴり気になる先生でもある。寝子島在住とは、前に聞いたことがあるんだけど。
「って大切なこと忘れてた! ここ箱根!
寝子島まで車でも2時間はかかるにゃ……!」
ましてや、今の自分はハガキの身だ。あの
御剣 刀
を上回るはるかな道のりに、「うわあん!」と泣き伏す といき……ぽんぽん。けれどその肩をのんびり誰かに叩かれ、振り向けば。
「ってなんだこの適当に描かれたっぽい猫……頭に手ぬぐい?」
紹介しよう。頭に手ぬぐいをのっけた地元のゆるキャラ、温泉猫さんだ!
『アハハーン……にゃふ(すぴー)』
「っていきなり寝るな猫! どうにかして、といきを島まで連れてってくれにゃー!」
……のっけから役立たずのスタンプアニマルを相棒に、彼女は無事、浅井先生の所までたどり着けるのだろうか?
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担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月31日
参加申し込みの期限
2014年09月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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