this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
残暑見舞いを、あの人に
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
●バンタン、ともだち●
【シーサイドタウン・
浅井先生
のマンション】
そして
青物 といき
もまた、届け先である浅井先生のマンションまで、無事たどり着いていた。電話ごしの彼女の指示を、あれから忠実に実行してくれた運転手が、1階の集合ポストにハガキを投函すると……
「やったにゃ! 元の身体に戻れたにゃっ」
「お、お嬢様!?」
突然近くに立っていた といきに、目を丸くする運転手さん。
「い、今までどこにいらしたんですか? お迎えに上がりましたのに、
当のご実家にはいらっしゃらず……随分心配したんですよ」
「ごめんだにゃ! いろいろ事情があって(もごもご)……でも本当に助かったんだにゃ!」
それは本当、おかげで浅井先生の住所も分かったし。
(このまま先生の部屋まで、押しかけちゃおうかにゃ……!?)
ちょっとそう思わなくもない彼女だったけれど、今日は住所が分かっただけでも良しとしよう、と思い直す。夏休みが明ければ、またクラスでも部活でも、たくさん会えるだろうしね。
運転手に促されて車に乗せてもらい、今度こそ星ヶ丘へと、といきは帰宅する。
その途中、別のマンションから出てきた1人の中学生とすれ違ったが、浅井先生から貰った暑中見舞いを何度も読み返していた彼女は、それに気付かない。
そのピアスじゃらじゃらの中学生・
新江 天懸
は、もう一度さっきのマンションの屋上を見上げ……何かを諦めるように首を振った。
(わかってる。あいつは俺を見かけてもあの顔はしない。
ただ、飛ぶ折り鶴に反応しただけ──)
ポストには、クシャクシャに丸められた絵ハガキが入っているが、そのハガキを姉が手に取ることは、きっと無いだろう。
帰ろう。無駄足だった。
疲れた足を引きずりながら、新江もまた帰途につくのだった。
青物 といき
……配達完了でミッション達成!
新江 天懸
……配達は完了。ミッションは失敗……?
【ベトナム・ハノイ旧市街】
「暑 ついたぞ サオラ 起きろ 起きろ」
日本からはるばる密航(?)してきた
シダ 美穂戸
も、ベトナムの首都・ハノイの空港に無事到着する。サオラといっしょにお昼寝してたので、空の旅もあっという間だった。
乗った時とは逆の手順で手荷物に紛れ、空港の外に出れば、雨上がりのむわっとする蒸し暑さで、たちまちシダのハガキも湿気てしまいそう。
頭上をびゅんびゅん行き交うバイクのタイヤと、水たまりのしぶきをチョコマカ避けながら、
「あの タクシー ひっつこう(ひょいっ)
次 その シクロだ あれ 家の前 よく来るやつだ」
車や自転車タクシーを乗り継いで、ようやく旧市街の実家に到着──!
「ついた もどった やったな(ぴょんぴょん)」
シダ 美穂戸
、寝子島からベトナム宛ての手紙を、はるばるお届け完了!
いつもの元気な姿に戻って、
「あ 切手の中 サオラだけ のこってる
ここまで おつかれ おつかれ シダ たすかったぞ
たのしかった この切手 シダの宝物にするな(チュ)」
切手の中の相棒が、ちょっとくすぐったそうに身をよじって、ウインクしたように見えた。
そして、何事かと家から出てきた父親が、思わぬ娘の帰郷に、目を丸くして驚く。
「あ ボー シンチャオ
遅いから 迎えにきたぞ」
シダの父は、仕入れの仕事でこちらに残っていたのだ。家に迎え入れた娘からハガキを受け取ると、それはそれは喜び、お返しだと言ってシダにも贈り物をくれた。
「ふふー なんだ なんだ これ くれるか?」
マーケットで見つけたというその宝石は、
「スタールビー ボーすごい シダのほしいの よく知ってるな
ふふー カムオン カムオン
似合うか? 似合うか?(くるくる)」
彼女の瞳の色によく似た宝石が、回るたびにキラキラとその笑顔を映して、光る。
【鎌倉・
深民 実々
の実家】
そして ねこでんに乗って出発した
深民 実々
もまた、終点の鎌倉駅に無事に降り立った。
「さて駅から徒歩5分、駅と実家が近くて助かったよぉ」
最後まで気を緩めずに、人目を避けて移動しながら、懐かしの我が家についにたどり着き。郵便受けを頭上に見上げて、かぶちゃんと万歳三唱だ。
「一時はどうなるかと思ったけど、なんとか帰ってこれたよっ。
GW以来の予期せぬ里帰りも、これで終わりだーっ!」
そしてもちろん、道中のピンチを救い、彼女を励ましてくれた、パートナーへの感謝も忘れない。
「バイバイかぶちゃん、ここまでありがとね」
『ぶっふぅー!』
鼻面を撫でられた蚊遣り豚が、切手の中でうれしそうに身をよじる。
そして元の姿に戻った実々は、すぐに郵便受けからハガキを取り出すと、
「(ガチャ)パパただいまー! ビックリした?
はいこれ、手渡しの暑中見舞いだよっ」
エプロン姿でハガキを受け取った父親が、どうして連絡もせず、とか、帰ってくると知っていればもっとご馳走を、とかいろいろ言っている。久し振りの、サプライズの里帰り。積もる話はこれから沢山、あるけれど。
でも最初にこれだけは、どうしても言っておかなくちゃ。
「早速だけどそのハガキの切手、もらっていいかな?
大切な友達なんだ……」
深民 実々
……ミッション完了!
『残暑見舞いを、あの人に』 おしまい
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
鈴木二文字
ファンレターはマスターページから!
●ちょっと変わったハガキの旅、いかがだったでしょうか? 寝子島の島内はもちろん、島外では鎌倉、箱根から、南はベトナムまで! 私たちが普段なにげなく受け取っている手紙も、もしかしたらこうやって、語られないadventureをしているのかもしれませんね……?
●1点、申し訳なかったことを。スタンプアニマルについてですが、設定した動物が「切手の外に」実体化して、ハガキを運んでくれるのだ、という前提でアクションを書いておられたPCさんが、数名いらっしゃいました。
●マスター側では、スタンプアニマルは「切手の中の生物」というイメージでしたので、あくまで彼らは「切手の中で」飛んだり走ったりするだけ……という想定だったのですが、この点ガイドでの説明が分かりづらく、勘違いさせてしまったことを申し訳なく思います。
●折衷案でリアクションでは、ハガキから(スタンプアニマルの力が具現化した)足や翼が生えて移動する、という処理にしてみました。ちょっとプレイヤーさんのイメージとは違っているかと思いますが、ご容赦いただければ幸いです。
●ではまた、寝子島のどこかでお会いしましょう。鈴木二文字でした。
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
残暑見舞いを、あの人に
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月31日
参加申し込みの期限
2014年09月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!