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幸せのブルー・ブルー・バード
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【青い鳥とシャッターチャンス】
その頃、湖畔でお弁当を食べていた四人は――。
「ほら、ゆきくん笑って! かんすけお兄さんも!」
食事を終えて、食後の記念撮影の時間に移っていました。
「は~い、じゃあとるよ~! はい、チーズ!」
椎名 あさひ
さんがシャッターをきる音が響いた、その直後のことでした。
「え……? 青い、鳥さん……?」
彼女が顔を上げた先に、小さな、けれど目を見張るほどに美しい、青い鳥がいました。
しかし、その青い鳥はすぐにまた空へ羽ばたいていきます。
「……ま、待てっ!」
双葉 由貴
くんはすぐに大地を蹴りました。
「あ……ゆき……待って……!」
飛吹 勘助
くんも慌ててその後を追います。
あさひさんはそんな二人の背中をぼんやりと見送っていました。
「あさひ君は追わなくていいのかい?」
ピーター・ビアズリー
さんがそっとあさひさんに近づいて訊きます。
「うん。だって、みんなと写真もとれたし、お弁当も食べられたし。もう充分しあわせ!」
にこやかに笑ってそう言うあさひさん。
ピーターさんもそんな彼女の笑顔を見て、静かに目を細めます。
「そうか。私もあさひ君と同じ意見だよ。では、もう少しここでのんびりしていこうか」
「うんっ」
そうして二人はまた新たなシャッターチャンスを探してゆっくりと湖のあたりを見まわし始めました。
【青い鳥と幸せの在り処】
さて、青い鳥を追いかけて駆けだした由貴くんはまだ小さな手足を全力で動かして必死で青い鳥を追いかけていました。
しかし。
「ゾーイの病気が早く治りますように、ゾーイの病気が早く治りますように、ゾーイの病気が――うわっ……!?」
願い事を言う途中で石にけつまずき、思いっきり転んでしまいました。
「……ゆ、ゆき!?」
と、そんな由貴くんを見て、勘助くんは慌てて彼に駆け寄り「傷、見せて……!」と言います。
「ば、ばかっ! こんなの大した怪我じゃねぇし、そんなことより勘助は自分の願いを……」
「……そんなことじゃ、ない……!」
勘助くんはいつにない大きな声で言って、ショルダーバッグから水筒を取り出して由貴くんの傷口を洗いながします。
「い、痛ぇ……!?」
「ごめん……! ……でも、我慢して……!」
それから勘助くんはタオルで丁寧に由貴くん傷口を拭うと、絆創膏をぺたりと貼りつけて、ようやく人心地がついたようにふぅっと大きく息を吐きました。
「……これでたぶん大丈夫……」
「……お前、いつもバンソーコーなんて持ち歩いてんのかよ」
由貴くんはそんな勘助くんを見て、どこか照れ隠しをするようなつっけんどんな声でそう訊きます。
「あ、う、うん……俺も、子供の頃……よく転んだから……」
「も、もってなんだよ。俺はそんなに転んだりしないし、子供じゃないし……」
と、まで言いかけてからぐっと押し黙ります。
それからぽつりと、
「……ありがとな」
と言いました。
「……うん」
勘助くんは頷き、「あ……でも、ゆきのお願い……」と気まずそうに続けます。
「しかたねーよ……。大丈夫、ちゃんと獣医さんにも診てもらってるし、そのうち――」
強がってはいますが、やはり辛そうな由貴くん。
と、そのとき彼のポケットがぶるぶると震えます。どうやら誰かから電話がかかってきたようですが。
「……もしもし、かあさん? ……え、ゾーイが元気になった? 寂しそうにしてるから早く帰ってこい?」
由貴くんの青い目が驚きにまんまるに見開かれ、やがてその表情に満面の笑みが浮かびます。
「あ、ああっ。わ、わかった。す、すぐ帰るからっ!」
通話を終えて、喜びを噛みしめるように携帯を見つめる由貴くん。
「……よかったね……ゆき……」
「……ああ! でも、いったいどうして……」
「……きっと、ゆきの……助けたいって……気持ちが……通じたんだと、思う……」
「……そっか。うん、そうだといいな」
「うん。だから、俺も……新しい学校で頑張る……」
由貴くんの頑張りはゾーイだけでなく、勘助くんにも良い影響を与えたようでした。
「ああ、勘助ならきっとやれるさ」
そう言って、二人は笑顔で握り拳をぶつけあい、仲良く下山を始めたのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月27日
参加申し込みの期限
2014年09月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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