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「うわぁ、おっきいねぇ」
後木 真央
が用意した、クロスステッチ(刺繍)用の布を見て、
曖浜 瑠樹
は目を見張った。
そのサイズ、実に1メートルX2メートル。
「真央ちゃん突貫作業で頑張るのだ!」
紙袋からドサドサーっと、山盛りに出した刺繍糸を前に、真央は腕を捲くる仕草をした。
「その程度で済むか?」
木製の おままごと道具を電動式糸鋸で切断する瑠樹が、怪我をしないよう神経を尖らせていた
吉祥寺 黒子
も、しばし顔を上げて真央を凝視する。
「私もお手伝いさせてください……お裁縫でしたら、指図して頂ければ、その通りに縫いますから……」
サポートをしていた、
御巫 時子
も手伝いを申し出る。
「クロスステッチなら布の目で自然と等間隔に縫えて、人のクセも出にくいですしね……」
イメージとしては、色のついた糸でドット絵を描くようなものだろうか。
慣れていない初心者でもとっつきやすく、共同作業にはうってつけと言える。
「そうなのです? 私でも手伝ってやれるです?」
ひょっこり顔を出した、
キリエ・オーラティオ
も加わる。
「お手伝い助かるのだ熱烈歓迎なのだ♪」
「ならば、助太刀いたすのです」
キリリと表情を引き締める、キリエ。
そんな彼女に、真央はクロスステッチのやり方を教授した。
「この布の目に被るように糸をバッテンに縫うのだ」
「バッテン、とは?」
「クロスさせる、という意味ですよ……」
時子が助け舟を出し、キリエは手を組んで目を輝かせた。
「クロス、わかったのです! 十字を切るです、任せるがいいのです!」
「あら。随分大掛かりね、私も手伝えるかしら?」
色画用紙でお花や動物を作っていた
蒼澄 永姫
と、
八神 修
も集まってきた。
「修ちゃんもボランティアなのだ?」
「ああ、図面は日間賀島か?」
「そうなのだ、皆で作るのだ!」
「うちも手伝おか。せっかくやもん、ええもん作って、子供達喜ばしてやりたいなあ」
スペイン生まれ・関西育ちの
マリベル・ロイス
は、プラチナブロンドの髪にヘアピンをいくつも差した、明るく元気な雰囲気の少女だ。女の子らしく針仕事は好きな方だから、刺繍にも興味があった。
「ありがとうなのだ、よろしくお願いしますなのだ♪」
「ええんよ。ウチもせっかく夏休みやのに、遊べる友達おらんで寂しいし。それよりこの布、枠はいらんの?」
「真央ちゃんもそう思ったのだ。でも後でアイロン掛ければ問題ないって書いてあったのだ」
真央の指示の元、皆で協力して布の中心から、10目ごとに升目をつける。
日間賀島の拡大写真も同様に。
意外と細かく地道な作業だが、黙々と手を動かす。
そうして相談して色味を決めて、互いが作業の邪魔にならない程度に集まって、中心から一針一針、縫い始めた。
最初は皆が縫う横で、間違えないかドギマギしながら見ていた永姫だったが、元々看護師として度胸も据わり、適応力の高い彼女はすぐに慣れてしまった。
時々、俯瞰して景色が出来上がっていく様を見れば、疲れを忘れて集中出来る。
今は内科勤務をしている彼女だが、時々小児科に行くと、いつも声をかけてくれる子供達の笑顔を思い出せば、どんな苦労も辛いとは感じなかった。
「ふう、肩が凝るけど……なかなか面白いわね」
でもやりすぎて、仕事に支障を出さないようにしなきゃ。
この子達にも、時々休憩を取らせなきゃね。
針の手を止めて熱中する皆を見回し、永姫はお姉さんの顔で笑った。
●
遠野 まほろ
と
毒島 林檎
、そして
宮祀 智瑜
も、裁縫道具を広げて作業をしていた。
まほろは普段から、趣味で縫いぐるみを作っているから、彼女曰く作り慣れているという、猫や熊の縫いぐるみを多数、ファンシーな紙袋に入れて持ってきていた。
「自分の為に作ったものだけど……誰かの手に渡るのもいいかなって思って」
そう言う まほろは、作業量の多い智瑜のお手伝いをしている。
「うん、きっと子供達も喜びますよ! ね、林檎さん」
「そうだな」
端的に答える、赤いマフラーがトレードマークの林檎がせっせと作っているのは、マフラーのようだ。
ホントは縫いぐるみだって、作れるよ! と心の声が吐露している通り、林檎はたくさんの動物の縫いぐるみを持参していたが、やっぱり人前で『かわいいもの』を作るのは、恥ずかしいようで。
「そろそろ、夜は冷えてきたから、あると良さそうだね」
まほろに言われて、林檎は少し顔を赤らめながら、こくりと頷いた。
「それにしても、随分作るんだね?」
「はい、すみません手伝ってもらっちゃって……!」
「ううん、気にしないで。元々、こういうの好きだから」
智瑜が子供達からリサーチしてきた、好きなものを彼女等はクッションや縫いぐるみにしていた。
縫いぐるみは抱きしめたり、体を預けたり出来るくらい、大きなサイズを。
目は取れないように、刺繍で表現していた。
「これから寒くなるから、編み物で帽子や服も作るつもりなんですけど……間に合うでしょうか」
「そんなに!?」
顔を見合わせる まほろと林檎に、智瑜は目を潤ませる。
「やっぱり、無理……です、よね?」
ふと見れば、山と積まれた毛糸玉。智瑜の思いの丈が詰まっているようだ。
「……やるだけ、やってみようか」
まほろは眉尻を下げて笑うと、縫いぐるみを作る手のピッチを上げた。元々、型紙を持っているものは良いが、子供達の希望によっては、一から作らねばならない。
一つ一つに、そうそう時間は掛けられなかった。
「帽子くらいなら、俺も手伝おう」
毛糸玉と鈎針を取り上げて、私も頑張るね♪ とは、林檎。
「うう、ありがとうございます~!」
彼女等の協力を得て、智瑜の針も調子を上げる。
ちよや、クマにはお揃いのカーディガンも編んであげたかった。
元気になるように思いを込めて、彼女等は作業を続ける。
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グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月15日
参加申し込みの期限
2014年09月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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