寝子島総合病院のロビーで処方箋を待っていた、寝子島高校の3年・
芽森 菜々緒は、ふと一枚の張り紙に気付いて腰を上げた。
近くに寄って見れば、簡素なモノクロ印刷でこう記してある。
【プレイルーム アイディア&ボランティア募集】
掲示板の前で、しばし脚を止める菜々緒。
そこへ通りがかった、キメ細かく透き通るような肌が目を惹く、総合病院随一の美人看護師・
蒼澄 永姫が優しげな微笑みを向けた。
「あなた、それに興味があるのかしら?」
小さく頷き、菜々緒は自身が芸術科の生徒である事を説明した。
「あら、それなら丁度いいかもしれないわね。実はそれ、この病院と、私も通っている
寝子島カルチャーセンターの合同企画なのよ」
シーサイドタウンにある寝子島カルチャーセンターでは、趣味人達のニーズに合わせて、日々様々な講習会が開かれている。
「病院って無機質で、退屈な場所でしょう?
だから今、総合病院では重い病気で長く入院をしている子供の患者さん達のために、プレイルームを設置しようという計画があるの。
例えば、あなたのように絵が得意な人には、壁に飾る絵を描いて貰って。
木工が得意な人には、簡単なパズルや小さな家具を作って貰って。
お話を作るのが得意な人が居れば、自作の本を置いてもらうのもいいわ。
――あなたも良かったら、心当たりのお友達を誘って、参加してみて?」
歓迎するわよ、と永姫はもう一度、目を細めた。
ガイドにて寝子島カルチャーセンターさんを、お借りいたしました。
この場を借りて、御礼申し上げます。
メシータです。寝子島総合病院で、入院している子供達のためにプレイルームを設置する運びになりました。
皆様の素敵なアイディアや、ボランティアしてくださる方を募集しております。
■場所
・寝子島カルチャーセンター
シーサイドタウンにある5階建てのビルです。
用途に応じて、それぞれに使う事が出来ます。
■何が出来るの?
・絵画教室で、病室またはプレイルームに飾る絵を描く
大きなものは皆で合作してみるのも、良いかもしれません
・クラフトルームで、プレイルームに置く家具や玩具を製作する
・本を作って寄付する
売れ残った薄い本でも構いません
・ボランティアの人達への差し入れをする
・その他
基本的にプレイルームに関する内容で、アクションをお掛けください
*人(PC・NPC)の迷惑になるアクションは原則採用しませんので、ご注意ください
お友達と協力して作業する場合は、グループアクションがお勧めです。
アクションのキャラクターの行動・手段 欄に、GA【(ここにGA名記入)】とお書きください。
分からない方は、サンプルアクション1をご参照ください。
■登場NPC
・芽森 菜々緒
寝子島高校3年生、芸術科の生徒です。
普段は油絵を描く彼女ですが、今回は自身の幅を広げるために、敢えて水彩に挑戦するようです。
ちなみに病院を訪れていたのは、零したお湯で、うっかり少し火傷したせいなのでご心配はいりません。
菜々緒への悪意ある内容のアクションや、セブン関連の内容は当シナリオでは雰囲気にそぐわないため、勝手ながら不採用とさせて頂きます
・新島 ちよ
病気で長く入院している9歳の女の子。現在、少しずつ手術に向けて、体力づくりをしています。
プレイルームの完成を、楽しみにしています。
(ロンリー*ドーリー*グローリーに登場していますが、特に参照する必要はありません)
以上です、よろしければご参加ください。