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亡国の女王
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●●●温存は時に毒となる●●●
「流石に骨が折れるな」
弓兵に狙い続けられている刀は常に移動し、矢を回避し続けている。
彼の能力を使えば懐に入れるが、狙いは弓兵ではなく帝国王だ。
その対峙の前に使ってしまうのはためらわれる上、ギリギリ対応できない攻撃ではないのが難しい所だ。
だが、わずかに自分の居た場所まで届く矢が減った。
「大分慣れてきました。御剣さん、援護します。…防ぎます」
「氷を出して矢の軌道を…なるほど。助かる」
防御陣地から出てきたソフィは数こそは少ないものの氷を使った矢の無力化をしていた。
構造を理解した刀は礼を言いながら弓兵の方に走り出す。
ある程度、矢の無力化ができるのであれば、防戦に徹する理由もない。
「なっ…う、撃て撃て!」
「近付かれたら元も子もない…剣兵! 援護を要請する!」
急に攻め込む姿勢を見せられ、慌て始める弓兵。
援護を求められた帝国兵が数人弓兵を守るように盾を構える。
褒美、という言葉で自主的に攻撃をし始めた弓兵達は、それでも近接の心得はないようだった。
「リードホルム、剣兵の視界を奪えるか?」
「成功するか分かりませんが、やってみます。…奪います」
弓兵が矢を番える隙に防御の姿勢を取っている帝国兵の目の部分にソフィの【氷霰】で氷を作る。
不可思議な事に慌てる帝国兵は氷を払おうと盾を持たぬ手で顔のあたりを触ろうとした。
好機、と持っている剣で帝国兵の盾を突く刀。
体勢が崩れた相手の背中に踊るように滑り込み、アーマーの関節に剣を突き立てる。
帝国兵の悲鳴を無視してそのまま弓兵に近付き、弓を折る。
「接近戦の心得が無いと見えるけど、これ以上やるかい?」
弓を折られた兵士は両手をあげ、降伏の姿勢をとる。
それを見届けたか微妙なタイミングで刀は舞うように帝国兵の剣を受け流す。
これならばソフィとの連携があれば、問題なく倒せるだろうと刀は思う。
「御剣さん! 左! と、前!」
「…!」
鋭いソフィの叫び声で刀が見た左には帝国兵の剣が、斜め向かいには矢が、反対からも矢が。
深追いしすぎたかと後悔をするが、それも一瞬。
避けるイメージを、撃鉄が落ちるイメージを作り上げる刀。
ソフィには嫌にゆっくり見える三つの攻撃を届かないで、と能力を使った。
●●●革命の兆し●●●
思わず、口に含んだ食べ物を噛むのを忘れてしまった。
けれど、そんなことはどうでもいいと思えるほど、嬉しかった。
『良かった、アルノルトさん。生き返ってくれた』
「ほんと!?」
「まったく」
「誠か!?」
林檎のろっこんと美野梨の心臓マッサージ、牡丹のろっこん、そしてルイーゼの呼びかけ。
それぞれが幸を成したのか、息を吹き返して心臓も動き始めた。
顔を伏せていたルイーゼも顔を上げ、潤んだ瞳でアルノルトの顔を見る。
「おはようございます。アルノルトさん。よかったですね、生き返って」
「…あれれ。自己修復が早い?」
「アルノルトっ!」
まだ虚ろな目をしているアルノルトに声をかける牡丹の表情は少しだけ、綻んでいた。
言葉を返すアルノルトは、ある程度元気に見える。
感無量とばかりにルイーゼは思わずアルノルトを抱きしめる。
「いたた。…はは。心配かけたね」
「馬鹿者っ! 馬鹿者っ! 馬鹿者っ!」
「術後の体に鞭打つのはだめですよ、女王」
締め付けるようにルイーゼに抱きしめられるアルノルトはギブアップと言うように手を上げる。
美野梨は心臓マッサージをやめ、代わりに女王を引き剥がそうとする。
弾みで傷口が開かぬとも言えないのだ、と考える美野梨。
「これからはルイーゼさんの為にも死に急いではなりませんよ?」
「君の能力で傷を移してくれたんだね。ありがとう」
牡丹は未だに抱かれているアルノルトに釘を刺す。
言葉柔らかに返す彼の姿を見ていると、また倒れそうな気がした。
それを感づいたのか、明確な返しをしないアルノルトは代わりに礼を言う。
「って、ルイーゼ、離しなさいな」
「もう、無理はしてくれるな…分かったな?」
「はは。それは、約束しかねるね。それより、ほら。やる事があるでしょ」
その二人が痴話喧嘩にも似た口論をし始めた。
ここ、一応戦場なんだけど、と思う美野梨も苦笑いをしていた。
「おい、そこの女王! 一つだけ聞く! もしあそこの愚王の兵が投降したら身の安全は保証するか!」
「…!」
声を掛けてきたのは咲であった。今まで修の作った防御陣地の中で泣く妹を守っていた。
しかし、そのフラストレーションは耐えきれなくなり、女王に話しかけた。
驚きと閃きが両方にきたルイーゼは振り向き、咲の顔を見る。
「保証したらあそこの愚王は私達が必ず殺してやる、だから約束しろ!」
「ああ、保証しよう。貴公らには並々ならぬ恩ができた、それと」
「ついでと言っては何だけど、投降した兵には王国の市民権をつけるよ」
威圧を込めた咲の問いに、あっけらかんと返す二人。
しかも、求めていた以上の返答が返ってきた。
その事に満足したのか、咲は頷き、戦場へと戻って行く。
「さて、折角生き返った命だ。僕も戦線に復帰するよ。いいね? 女王」
「…っ。そうだな、この国の命運を客人だけには任せておけない」
「そうね。私も林檎さんが心配ですし」
立つアルノルトとルイーゼ。続く美野梨。
牡丹も牡丹で戦闘準備を進めていた。
既に林檎の姿がないのは【傷写し】の生け贄の回復に、戦場での負傷者を回復に向かっていたためである。
『目の前で人死になんて出させない! その為の私のろっこんだもん!』
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御宮 久
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月11日
参加申し込みの期限
2014年10月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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