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亡国の女王
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●●●別れを惜しむ●●●
歓声を横目にしながら自害を計ろうとしていた女兵を止めていた蛇那伊。
泣き崩れ、体を寄せる女兵を優しく抱き止めていた。
「気持ちは分からないでもないわ。けど、きっと旦那さんはそれを望んでないわ」
もうそろそろ現実へ戻るのだと、蛇那伊は感じていた。
それまで少しでも傷が癒えるなら、との心遣いだった。
「ひとしきり泣いたら、しゃんとなさい。旦那さんが誇れる奥さんに、ね」
努めて明るく、笑いかける蛇那伊に一層の涙を流す女兵。
彼女のこれからが、良いものでありますように、と蛇那伊は願っていた。
「君達が自由を得る瞬間に立ち会いたかった」
「何を言っておられますか。今、この瞬間こそ自由を得たのです」
帝国兵に向かって言うねむるに最大限の礼を含めて話す帝国兵。
先に言われたように、恐怖を刻まれていた帝国兵。
その傷が癒えるのには時間がかかるだろうが、帝国王の死が大きな一歩になったのは間違いない。
もう一度、ねむるに、召喚された者たちに礼をする帝国兵達。
「私は元の所へ帰るけど、いつか立派に成長した姿を見せてくださいねー」
「天国へ帰られるのですね。なんと申し上げていいのか…名を、名をいただけませんでしょうか」
「えっ? いやいや、名乗るほどの者でもないよー」
「いえ、見る事すら叶わなかった剣裁き…常人には見えぬ力でとどめを刺されていたのは知っております」
盲信するヒーラーの青年に手を焼いている梢だが、悪くないと思うのもまた事実だ。
いつの日か会う日が来るのだろうか、その時はちょっと遠慮したいかなと、少しだけ思う梢であった。
(その命は無駄では決してない。安らかに眠りたまえ…)
今回の戦いでは奇跡とも言えるレベルで被害者が少なかった。
ただ、ヴォルデマールを別にしても犠牲者がゼロ、と言う事はない。
それを知っている勇樹は膝をつき、鎮魂の祈りを捧げる。
「そろそろ、魔法が切れるね」
「貴公らには言葉では表せぬほど、世話になった。何かあれば我々も力となろう」
「いやいやいや、世界間移動って結構、けっっこう大変だよ?」
「アルノルト、失ったはずの貴様の命を取り戻したのだ。不可能を可能にするのが筋だろう」
別れを言いにきたアルノルトとルイーゼ。
剣呑な物言いをするルイーゼだが、どこか嬉しそうに見える。
たじたじなアルノルトはあんまり期待しないでね、と苦笑いを零す。
青白い光に包まれた召喚者は瞬く間に寝子島へと帰っていった。
●●●終戦宣言●●●
「王国の民よ! 帝国の民よ! 戦いは終わった! 剣を収めよ!」
バルコニーから出てきたルイーゼの声が響き、外で戦っていた帝国兵達は攻撃をやめる。
女王がでてきたという事は、もしかして、と言う期待を込めて。
「帝国王ヴォルデマールはここに没した! 帝国の民よ! もう恐怖に怯える必要はない!」
王国兵は歓声を上げる。戦いは終わったのだ、と。
けれどもそれ以上に歓声をあげていたのは帝国兵だった。
王国兵は不思議そうに見るが、女王の言葉を待つ。
「王国の民よ! 帝国の民を許してほしい! 彼らは帝国王に奴隷のように使われていただけなのだ!」
ルイーゼは頭を下げる。
王国兵はその様子に驚き、互いの顔を見合わせ、どうするかを悩んでしまう。
「彼の帝国の民は、帝国王討伐の際に力を貸してくれた!
彼らの助けがなければ、今ここに立っていたのは帝国王であったろう!」
王国兵は立て続けに驚き、そして、一人、また一人と拍手をし始めた。
女王の意見に賛同する、そう示しているのだ。
ルイーゼは何度も礼をし、帝国兵も礼をする。
王国の危機を脱したその日、帝国領は王国領となった。
後日、活躍した15名の名を記した記念碑が作られ、王国城内におかれたのだとか。
かくして、亡国となる運命にあった国は救われ、平和を取り戻した。
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あとがき
担当マスター:
御宮 久
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王国紀 000 本暦を「王国紀」と記す。
王国紀 025 諸外国との交易の開始。
王国紀 050 初代国王の崩御。初代国王の子らから次代を選定。
王国紀 051 次代国王が決定。魔法学に注力。
王国紀 073 王国内の魔法研究室を魔法学校として開放。
王国紀 080 魔法学校の生徒が王族暗殺未遂に使われたため、魔法学校を閉鎖。
王国紀 085 諸外国との関係が悪化。国境付近での戦闘が活発になる。
王国紀 098 次代国王の崩御。
王国紀 099 三代国王が決定。王国紀初の女王が誕生。
王国紀 104 三代国王が諸外国に直接訪問をし、諸外国との関係を修復。
王国紀 105 国王も参加する大規模開墾を多数実施。
王国紀 107 諸外国の一つ、帝国との関係が著しく悪化。
王国紀 108 帝国との戦争が勃発。国王の身が危ぶまれたが、異界からの使者に救われる。
戦争に勝利。帝国領を王国領として領地を拡大。
王国紀 110 異界からの使者の記念碑が建てられる。
王国紀 115 勉学基本学校を設立。国語の主な教材は「女王と魔術師の不思議な15の絆」。
著 :アルノルト・ヴィッカート
監修:三代目国王 ルイーゼ・ヴォン・ファルエーン
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御宮 久
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月11日
参加申し込みの期限
2014年10月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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