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●不本意な参加と写真の怪
すでに八本のろうそくが消え、教室内はずいぶんと暗くなった。
ネミッサの話をむっつりと聞いていた真理は、眉をひそめて口を開いた。
「貴様、今の話が本当なら、危険だからなんらかの対処をした方がいいぞ」
「何よ、ネミッサの話に、ケチをつける気?」
顔をしかめて、ネミッサが返す。
「別に、話の内容には文句はない。ただ、放置すれば貴様の身が危ないと言っているだけだ」
「知ったかぶりはやめて。第一、メアリはイギリスのあの屋敷から離れられないのよ。どんな危険があるっていうのよ」
言ってネミッサは、ぷいとそっぽを向いた。
それを見やって、真理は小さく溜息をつく。
(まったく、これだから素人は……)
そもそも彼女がここに来たのは、この怪談会をやめさせるためだった。
怪談会とはいうものの、百物語のルールに則って行われるそれは、降霊術にほかならない。
「あれは、素人が好奇心でやっていい代物ではない! 即刻やめろ!」
受付で血相を変えて、真理は言う。
「幽霊なんているわけがないんだから、危険なんてあるわけないでしょ」
それへ笑って返したあかりの一言が、真理の逆鱗に触れた。
「貴様、今『友達』を馬鹿にしたか? ……いいだろう、気が変わった。……私も参加しよう」
彼女は、ぎりりと柳眉を逆立て、あかりを指さす。
「……そこの愚か者に自身の浅はかさを、思い知らせよう。ただし、何があっても……自己責任だからな?」
かくして彼女は、この怪談会に参加することとなったのだった。
とはいえむろん、危惧が消えたわけではない。なので、自分以外の七人が話す間、彼女は険しい顔で黙りこくっていた。重音や菊乃の話にも、笑うどころか眉間のしわは深くなる一方だった。彼女から見れば、こうした軽い雰囲気は、ますます会の危険性を参加者たちに実感させなくする要素に感じられたのだ。
溜息をつく彼女に、前の席に座る
花菱 朱音
が、ふり返って声をかけた。
「まあまあ、そう深刻にならずに、楽しみましょ? こんなふうに怪談をたくさん聞ける機会なんて、めったにないんですから」
「そうだ。深刻になったからといって、事態が変わるわけではないぞ」
朱音の隣から、さっき重音の話に吹き出した目の大きい少女、
晴海 飛鳥
も口を挟む。
「貴様ら……」
何か言いかけ、真理は再び溜息をついてそっぽを向く。
それを首をかしげて見やったものの、朱音は小さく肩をすくめると、立ち上がった。
「呼ばれて飛び出て、じゃじゃじゃじゃーん! 都市伝説収集サイトの管理人をやってます、『都市子』こと
花菱 朱音
よ!」
前へ出るなり明るい声でそう自己紹介すると、「従兄から聞いた話をします」と告げて、声のトーンを落とす。
「心霊写真って、だいたいは光の加減でそう見えるとかいうのが多いんだけど、そういうのを偶然じゃなくて人工的に作って、『心霊写真』として作品にする学生がいたの。アートの一種っていう感覚だったんだろうね。そんな彼がある日、一枚の作品を見せてくれるの。――そう、いつもの彼の作品だと思ってた。でも……」
彼はそれが「本物の心霊写真」だと言ったのだ。もっとも、彼はその写真を怖がっているわけではなく、ただ敗北感を感じていたらしかった。
――妹を撮ると、かならず心霊写真になるんだ。
そう彼は言った。だが、よくよく考えれば、彼は一人ぐらしで、妹なんかいない。慌てて朱音の従兄がその学生の家に行ってみれば――彼は誰もいない空間にカメラを向け、一心にシャッターを切っていた……。
「幽霊は、言いたかったのかしらね? 人間にはそれ以上は無理だろうって」
朱音は少しだけ皮肉な口調で言って笑うと、一礼して席に戻り、火を消す。
反応を伺うように、参加者たちを見回し、お互いしがみついている重音と梢の姿に少しにんまりする。青ざめている由貴に、どう見ても怯えているふうな高校生男子と高校生女子の姿に、更に口元がゆるんだ。
(どの話にしようか迷ったけど、今のにして正解ですね)
満足げに胸に呟く。
それへ、飛鳥が声をかけた。
「さすが、都市子さん。エスプリの効いた、いい話だった」
「ありがとう。黒目子さんの話も、楽しみにしてますね」
言って朱音は、このあとは聞く方に専念しようと、背もたれに軽く背を預けた。
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担当ゲームマスター
織人文
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月11日
参加申し込みの期限
2014年08月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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