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●こっくりさんと首切り同心の怪
もはや、残っているろうそくの方が少なくなった中、華蓮が立ち上がった。
征一郎同様、他の者たちの話にすっかり怯え、真優にからかわれて、幾分やつれた体の彼女は、それでも気丈に平気なふりを続けている。
今も、毅然と名乗ると、口を開いた。
「あれは、私が中学生のころの話ですわ。当時はこっくりさんが流行っていまして、怖がりながらも誰しもがやっていましたわね」
「僕も、中学校でやったことあるよ。流行ってたもん」
夏朝が言うと、刀もうなずく。
「ああ、俺も中学の時、他の奴らがやっているのを見たことあるな」
「そうですの。なら、話は早いですわね。ご存じのとおり、こっくりさんは途中で指を離したら呪われると言われてますわ。そして、あの時は――」
誰が世界で一番美しいかを知りたい――というよりも、自分が一番美しいと友人たちに証明したかった華蓮は、こっくりさんにそれを宣言してもらうことにした。
夕暮れ時の教室で、友人たちと共に囲んだ机の上には、鳥居と五十音が書かれた紙が広げられていた。鳥居の上に置いた十円玉に全員で指を乗せ、尋ねる。
『こっくりさん、こっくりさん、この世で一番美しいのは誰ですか?』
動き出した十円玉を、華蓮は力づくで、「か」「れ」「ん」の文字に誘導しようとした。
だが、「れ」の近くで指が滑った。
『あああっ!』
悲鳴と共に指を離してしまった華蓮は、たしかに見たのだった。自分めがけて飛んで来る、狐の姿を。
「……結局私は、その記憶を最後に倒れてしまったらしくて、目が覚めたら保健室でしたわ。体の中に、何かが入って来た感じはあったんですけれど……そのあとは何事もなく、今に至りますわ」
静かに語り終え、彼女は胸を張って付け加える。
「まっ、私の神聖さにびびって、逃げたんでしょうね! オーッホッホッホ!」
口元に手をやって、高らかに笑う彼女の目が一瞬吊り上がり、獣のように見えた。
「キヒッ!」
奇妙な叫びと共に笑いおさめて、彼女は席に戻る。そのまま、何事もなかったように火を吹き消すのを、真優が少しだけ心配げに見やった。
「センパイ、大丈夫か?」
「何がですの? 私、怖がってなんかいませんわよ。ましてや、自分の話になんて」
ムッとしたように返す彼女は、普段どおりの顔をしている。真優は、目の錯覚だったのかと首をひねりつつも、安堵の吐息をついた。
続いて、参加者最後の話し手である刀が立ち上がった。
「俺は、首切り同心の話をしようと思う」
言って彼は、話し始めた。
「斬首刑で、執行にあたっていた同心がいた。罪人とはいえ、人の首を切るのは辛かったようで、罪人たちの許しを乞う声や恨み言を夢で見ていたらしい。だけど――」
切ってはうなされ、切ってはうなされを繰り返すうち、同心はおかしくなって行ったのだという。
罪人の首を切ることが、夢の中で恨み言を聞くことが、楽しくなったのだ。
結局、同心は気が狂って死んでしまった。
しかしその後、同心が住んでいた周辺で、罪を犯した者たちが、その同心に首をはねられる夢を見るようになったのだそうだ。
彼らの夢の中で同心は、何も言わずにただ黙って首をはねる。
それを恐怖して、自首する者も多くいたが、「たかが夢だ」と罪を重ねる者もいた。だが、そうした者は、いつの間にか寝床で首がなくなっていたという。
「……それから、『首切り同心』の噂が、人の口に昇るようになった。今でも、悪いことをした人の夢に出て来ては、首を切っているらしいよ」
そう締めくくって、彼は席に戻ると、ろうそくの火を吹き消した。
「みなさん、ありがとうございました」
変わって立ち上がった琴美が、口を開く。
「参加いただいた方々の話は、これにて終わりです。あとは、私たち三人も、それぞれ怖い話をしたいと思います。まずは、私からお話します」
そして琴美は、古い都市伝説の一つである「赤い服の女」の話をした。
続いてあかりが、廃病院の幽霊の話を、皮肉を交えながら語り、最後にほのかがネコchのスレッドで見た話だと断って、人が立てない場所から覗く顔の話をした。
これで、全員が話し終えたことになる。
ほのかがろうそくを吹き消し、あたりは真っ暗になった――。
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担当ゲームマスター
織人文
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月11日
参加申し込みの期限
2014年08月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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