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花火大会、夏の思い出
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【のんびり食べて、花火を見よう】
「おっと、時間だ。そろそろ行こうぜー!」
出店を回っていた
春夏秋冬 真優
が、
緑野 毬藻仔
をうながした。
炭火焼き鳥『おにざき』で購入した焼き鳥をぶら下げて、毬藻仔がうなずく。
「海岸で見られるんだったよね」
「そうそう。見やすそうな場所知ってっから、案内するよ」
待ち合わせ時間より30分早く来て、下見をしていた真優は、観覧場所に目星をつけていた。
「それにしても、人がいっぱいいて、わくわくするなー!」
「そうだね~。花火見に来たかったんだよ。声かけてくれて、ありがとね」
「おー。こちらこそありがとな!」
白地に水色や紺色でツバメが描かれているさわやかな柄の浴衣を、真優は着ていた。
その隣を歩く毬藻仔は、ひまわり模様の、薄黄緑色をした明るい浴衣を着用している。
「こうして一緒に歩いてると、空と陸って感じがするよな」
「ああ、浴衣? うん、そうだねぇ。浴衣も、いろんな柄のを着てる人がいて、華やかでいいねぇ」
「情緒があるよなー」
「やっぱり花火大会といえば、浴衣だよね~」
海岸の、人混みを避けた場所に、二人は腰を落ち着けた。
「ここならゆっくり見られるんじゃねーかな」
「いい場所だねぇ。ねえ、春夏秋冬君、さっそくだけど食べようか」
「おっ、いいな!」
毬藻仔はまだ温かい焼き鳥に、大きな口でかぶりついた。
「んーっ、おいしー!」
「いい香りするなー。俺も、たこ焼き食べよーっと」
「うんうん。炭火焼きの味がするよ~」
もぐもぐと口を動かす毬藻仔が、真優の視線に気がついた。
「あれっ、食べたい? おいしーよ、はい!」
差し出された串に、ためらうことなく真優は口をつける。
「んまっ」
「でしょー」
目を細めて焼き鳥を食べた真優が、お返しにたこ焼きを、毬藻仔の口に運んだ。
「じゃあこれ、お返しな。ほい、たこ焼き!」
「わあ、いただきまーす!」
ぱくん! と、毬藻仔もたこ焼きを頬ばって、満足げに微笑んだ。
「おーいしー」
「だよなーっ」
「屋台の食べ物って、なんでこんなにおいしいんだろうねー」
「夜に外で食べるからじゃねーか? おいしいだけじゃなくて、楽しいよな」
「そうかもー」
「腹減るだろ? 他にも買ってあるから、好きに食えよ」
「わーい、ありがとね~!」
夕飯代わりだと言って、真優が焼きそば、鯛焼き、クレープ、から揚げと、次々と食べ物を袋から取り出した。
「ほれ、わたあめも」
「わたあめって、普段食べられないから嬉しいよねぇ」
「コンビニとかで見かけることもあるけど、屋台のは別物って感じするよな」
「するするー!」
「喉もかわくだろ? じゃーんっ、これ!」
「わっ、ラムネだ~!」
涼しげな瓶のラムネを見て、毬藻仔がわっと手を叩いた。
「春夏秋冬君、ラムネのビー玉は取る派?」
「取るだろ! 取らないヤツなんているの!?」
「どうだろー? でも取りたくなるよねぇ」
「間違いないな!」
なごやかに、飲んだり食べたりするうちに、沖から花火が上がり始めた。
「あ……、始まったね」
ふっと口を閉ざして、毬藻仔が夜空を見上げる。
「きれいだよな」
「……うん、とってもきれい」
無心で光の乱舞を見つめる毬藻仔に、真優が尋ねた。
「緑野ちゃん、花火すげー好きそうだな」
「なんだか、見とれちゃう」
「そっか。最後までゆっくり見ような」
「うん」
「……俺、花火ってすげえ好きなんだ」
花火の上がる合間に、真優が語った。
「親父が日本、大好きでさ。俺も親父の影響受けて、文化とかいろいろ勉強してたんだ」
「そうなんだぁ~」
「で、その中でも特に、花火に惹かれて。お祭り騒ぎもいいけど、それだけじゃなくて、こうしてるとあんなに派手なもの見てんのに、穏やかでさ。不思議な、幸せな気持ちになるんだよな……」
「幸せ……? うん、そうだね……、静かな気持ちになるかもね」
「じーんとくるよな」
「くるよねぇ……」
そのとき黄緑色の花火が上がって、毬藻仔の浴衣の色に似ていると感じた真優は、何気なく隣に視線を向けた。
ぱっと広がる花火の明かりに照らされた毬藻仔の横顔は、とても静かで、妙に心を打つ光景だった。
少しばかりどきっとしながら、浴衣というのも、日本の素晴らしい文化のひとつだと、真優は思った。
「特大の花火は迫力あっていいけど、繊細な仕掛けの花火もいいよな」
「そうだね、いいよねー」
ぽつりぽつりと言葉を交わしながら、二人そろって夜空を見上げた。
夜空を飾る色とりどりの火花が、輝いては流れていった。
【いちゃいちゃするのは友達でも一緒】
「夢宮さん、ここあいてるわよ」
はいちょっとごめんなさいね、といった調子で、
桃川 圭花
は観覧場所を確保した。
「圭花ちゃん、すごい……」
感心する
夢宮 瑠奈
に、圭花はどうということもなさげに言った。
「二人くらい、どこでだって見られるわよ。それより、鯛焼き食べましょう」
「そうだね、焼きそばも、飲み物もあるよ」
花火が上がるなか、二人で肩を並べて、あれこれ食べる。
「花火、とってもきれいだね~!」
「え? ええ、そうね」
「あれ? 圭花ちゃん?」
なぜか花火よりも周囲のカップルに注目している圭花に、瑠奈が首を傾げる。
「もしかして、うらやましいの~?」
からかい混じりに尋ねてみると、圭花はむーっと顔をしかめて、瑠奈をまじまじと見つめた。
「違うわよ。……夢宮さんこそ、どうなの? ああいうの、いいって思う?」
「えっ、ええー!? 急にきかれても、あたしは今のところ、考えたこと、ないなぁ?」
「今のところは、なのよね……」
「んーと、そうだよね、来年はあっちの立場かな~? なんて、ね。どうなのかなぁ……?」
圭花のほうこそどうなのかと、瑠奈が追求しようとしたとき、天に高々と大規模な花火が上がった。
「わぁ……!」
「大きいわね。そうだ、夢宮さん、次の花火は何色だと思う?」
「えーっと、赤かなぁ」
瑠奈が答を言う間もなく、どんどん花火は上がり続ける。
「ざーんねん、時間切れ♪」
「もーっ。……あっ、見て見て、四つ葉の形の花火!」
「あら本当。見事なものね」
「色もきれいだねぇ。わぁ、ハート型の花火が上がったよ~!」
目を輝かせて花火を指さす瑠奈を、圭花は複雑な思いで見ていた。
こうして隣にいる友人も、いつかは誰かといちゃいちゃしながら花火を見る日が来るのかと思うと、素直に喜べない自分がいるのだ。
「……ううん、けど」
先のことはどうあれ、今日は圭花が隣にいるのだと、考えを改めた。
「私が今は、このかわいい子を連れ回しているんだもの。こんな贅沢ってないわ」
こっそりと、そうつぶやく。
あどけなさすら感じさせる、小さくてかわいらしい瑠奈だが、ステージに立ったときには、誰にも負けないほどの存在感を放つのだ。
圭花は、彼女が内側に秘めている、大きくて優しい力が好きだった。
魅了されずにはいられない……、と考えるなり、彼女を今日ばかりは独占したい欲求がわいて、抗えなくなる。
「夢宮さん……」
「わっ!?」
ぎゅっと後ろから抱きつかれ、瑠奈は驚きの声を漏らした。
「び、びっくりしたぁ。どうしたの? 圭花ちゃん」
「ん~、来年には夢宮さんもカレシと……、なんて思ったら、寂しくなっちゃって」
「え~っ、そんなの先のことだよ~?」
「そうかもしれないけど……。それに、こうしてると、なんだかあやかれそうだし。いいでしょ? る・な♪」
親しげに名前を呼ばれて、瑠奈はえへへ~、と笑顔になった。
「もう、圭花ちゃんはしょうがないなぁ。でも、くっついてるととってもあったかいね~」
背後から回された腕を、瑠奈もきゅっと抱きしめる。
「花火はきれいだし、圭花ちゃんも一緒だし……」
幸せをかみしめながら、瑠奈はつぶやいた。
「ずっと、仲良しでいてね」
「……ん?」
聞き返す圭花に、瑠奈は顔を赤くして首を振る。
「ううん、聞こえなかったならいいの! なんでもなーい」
さすがにもう一度、「仲良くしてくれてありがとう」と告げるのはためらわれて、ごまかす瑠奈の耳元で、圭花がささやいた。
「……私も。よろしくね」
ますます瑠奈は赤くなって、照れくささの果てに笑い出した。
「なんだかあたしたち、恋人チームとやってること変わらなくなぁい?」
自らを省みて、圭花も笑った。
「あらやだ、本当ね。でもいいわ、役得だもの」
「カップル仕様のジュースも飲んじゃったし、ね~」
「あれはおいしかったわね」
「うんうん。おいしいし、きれいだし、今日は楽しいね~!」
圭花に背中をぴったりとくっつけて、瑠奈は頭をこてんと倒した。
【確固たる絆】
華やかに打ち上がる花火を、三人で見ていた。
屋敷野 梢
と、
高尾 日菜
、
葛城 璃人
は、夏の終わりのひとときを、大切な友人たちととともに過ごしている。
「まるで、花火もりぃたちを祝福するよう……、なんちゃって、なのですが!」
「わかるよ、りぃちゃん。すてきな花火だよね……」
青春の1ページをかみしめる璃人に、日菜が微笑みかける。
日菜の腕には、うさぎが抱きかかえられ、三人の頭にはおそろいの猫のお面がかけられていた。
「花火大会、楽しいですねー」
しみじみと梢がつぶやく。
「気心の知れた仲間と一緒だからですね! 最高の一日なのですよ……っ!」
「私も、りぃちゃんと梢ちゃんと、一緒に来られてとっても嬉しかったよ」
日菜と梢を見つめて、璃人が決意を口にした。
「また来年の夏も、そのまた次も……。皆で花火を見に来ましょうねっ!!」
「もちろんですよー……!」
「約束、だね!」
希望と友情をのせて、ぱっと花火が夜空を輝かせた。
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担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年09月06日
参加申し込みの期限
2014年09月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年09月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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