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灯篭流しの夜は更けて
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桜 月
は、流れる灯篭を追いかけるように川沿いを歩いていた。色とりどりの光とともに流れて行く灯篭を見ていると、なんだか不思議な気分になってきた。失った何かを送り出すような寂しさ、そんな感覚。おかしな話だ。自分は何も失ったわけではないのに。この感情は悲しみなのか、寂しさなのか自分でもわからない。わからないまま、ただ歩く。
手を伸ばしたら、何かが掴めそうだ。でも、実際に手を伸ばしても何も掴めない。それが嫌で、更に足を踏み出して手を伸ばしたとき―――
「やあ、こんばんは。いい夜だねぇ」
月は我に帰って声の方向へ振り向いた。くたびれたポロシャツを着た、中年の欧米人男性が穏やかな笑みを浮かべて立っていた。
そういえば―――月はこの島での風習を思い出す。さっきの奇妙な感覚はなくなっていた。この人のおかげで、幻想の世界から現実に戻れたのかもしれない。
「こんばんは。島の風習通り、わざわざ話しかけてくれたのか」
「そう、ローマではローマ人のする通りにせよ、というからね」
「君は、外国の人なのか?」
「ああ、
ピーター・ビアズリー
、イタリア系のアメリカ人だよ」
月は、ビアズリーの持っているカメラに目を留める。
「写真を撮りに来たのか?」
「いや、フィルムは入ってないんだ」
「ふふ、変わった人だな。おや」
月は、川べりの別の人影に気づく。浴衣姿の少女が一人、じっと佇んでいた。声がすぐ届きそうな距離にいるのに、暗がりで気付かなかったようだ。
「あの人も外人さんじゃないか? 話しかけてきたら」
「うん、そうすることにしよう」
ビアズリーは、穏やかな表情で一枚の写真を眺めているその少女に話しかけた。
「こんばんは。ずいぶん涼しくなったねぇ」
少女は少し驚いた様子で顔を上げる。
「こ、こんばんは……。そうか、知らない人と話さないといけないルールがあったんでしたっけ」
「そうだよ。あなたも外国籍で?」
「ええ、イギリスから来ました。でも、母は日英のハーフだったんですよ。私は
サナリアナ・アークロット
といいます、よろしく」
「これも何かのご縁だね。しかし、日本のイベントは風情があっていいものだねえ」
ビアズリーは話し始めた。
「イベントといえば思い出すねぇ。昔うちのかみさんが花火をやりたいって言い出して、店中の花火を買い尽くす勢いで買ってねぇ。でも何日も前から用意するもんだから湿気させちゃって。これどうするんだっていったら、かみさんは『有効活用する』って言い出して」
「それで?」
「どうしたんですか?」
月とサナリアナは興味を惹かれて話に合いの手を入れた。が―――
「おっと、私ばっかりしゃべってしまって。それより君たちの話も聞かなきゃね」
話は勝手に切り上げられてしまった。
月とサナリアナは顔を見合わせ、小声でつぶやいた。
「どうなったんだろう」
「さあ……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三城 俊一
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月29日
参加申し込みの期限
2014年08月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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