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\ オーバータイム!/
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ウォータースライディングそうめん++
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●まだまだ、そうめん
上流を目指し始めて一時間ほど経ったのだろうか。距離にして1キロにも満たないはずだが、進むに連れて歩みが遅くなっていく。それは疲れなどではなく――
「だいぶ険しくなってきたな」
先導する
龍目 豪
が一度歩みを止めた。
黒滝 竜也
は額の汗を拭う。
「そうだな」
「これくらいならまだなんとか岩を渡っていけるけど、もうしばらくしたら、そうも言ってられないだろうな」
豪は、後ろを確認するために振り返る。そして視線だけで竜也を見て、大丈夫と判断したのだろう。次はさらに後ろの
旅鴉 月詠
に視線を移す。
「旅鴉、大丈夫か?」
「……まあ、なんとか」
表情は変わらないが、体力も平均的で、川の急な流れに呑み込まれてしまいそうなほど身体が小さい彼女だ。肉体派のふたりについてくるのはつらいものがあるだろう。
「……旅鴉。無理は、するな」
心配をしてかけた言葉のはずだったが、妙に無機質な響きになってしまう。彼女を嫌いなわけではないけれど……どうしても女の子を相手にすると、竜也はこうなってしまうのだ。
「無理はしていない。だが配慮には感謝する」
どうやら月詠は気にしていないようだった。それは彼女自身が硬質な話し方をするからかもしれないが。なんにせよその反応を見る限りまだ余裕がありそうだと、竜也は内心ホッとするのだった。
「ここからは、俺が通ったところを通るようにしてくれ」
そうして後ろに気を配りながら登っていくと、ある地点で豪が再び足を止める。なるほどここからが難所らしい。岩のひとつひとつが大きく、川の流れが激しい。
そうしてここからは一番慣れてる豪。その次は身体の小さな月詠。一番後ろは竜也で進むことになる。
「ああ、わかった」
「承知した」
ふたり揃って返事をしたことが、なんだか少し気恥ずかしい。
「浅くても川の流れは馬鹿にならねえ。力がなければ簡単に流されるぜ」
そうして上の空だったからだろうか。豪の気をつけろ、その言葉が声になる前に竜也の巨体が傾いた。
「っぐ、」
身体に力を入れようにも言うことを聞かない。すべての力が抜けて、川の流れになされるがままになる。こんな風になったのは初めてで――一瞬頭が真っ白になった。
「慌てるな! 浮いて待て!」
豪の怒号が耳に入る。
(そうだ、慌てたらダメだ……!)
竜也は流れに身を任せ、その先にある岩に身を寄せる。
それを確認した豪が手を伸ばしながらゆっくりと竜也に近づいてくる。
「そのそうめんに気をつけた方がいい」
そう言ったのは月詠だった。いつの間に取り出したのやら、取っ手付きのザルでそうめんを掬っていた。
「感謝する、旅鴉!」
そうして気をつけながらやってきた豪は竜也の腕を掴み――
「ファイトー!」
彼が叫んだ瞬間、竜也の身体が軽くなった。水を吸って重たくなったはずの服の重さがなくなったのだ。このとき竜也は気がついていないが、それは豪のろっこんの力だ。
「すまない、龍目」
「気にするな」
そうしている間に、足に絡みついていたそうめんが流れていってしまう。
「どうやらそうめんが絡むと力が抜けるらしい」
それは川を登る上に非常に恐ろしいものだった。けれど――
「そりゃ、気をつけないとな!」
「……ああ」
ちょっとだけ、この冒険らしいトラップを楽しんでしまう竜也と豪であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月08日
参加申し込みの期限
2014年08月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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