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3階リネン室には2人迷い込んでいた。
「下宿先の米保管庫のドアを開けたらそこはアヤシイ洋館ダッター……」
思わず説明口調になる
志波 武道
と、
「だ、誰かいないかしら?」
と不安げな声を上げる
弘明寺 能美子
。
(また古臭い関係ものね……、こういう胡散臭い場所は好きじゃないわ。早く、脱出しないと)
怖いモノが苦手な弘明寺は、一刻も早くここを出てしまいたかった。
「ん? 誰かいるのか?」
志波が弘明寺の声に気が付いた。
リネンの山でなかなか人の姿に気付かなかったのだ。
「ああ、よかった。1人だったらどうしようかって」
だが、生来の無愛想で思わず志波を睨み付けてしまった。
対する志波は、それを意に介さず笑顔で接した。
「あれ? 君、この間の酪農アルバイトで、
お山まるごと1つが別荘って言ってた女の子
? こんなとこで会えるなんてグーゼン☆」
「え、ええ。そういえば一緒にいたわね。たしか、志波……さん?」
「そうそう、あの時は忙殺であんまり会話できなかったカラナー! って、ふざけてる場合じゃないな……君は確か……」
「
弘明寺 能美子
よ。好きなように呼んでくれて構わないわ」
若干つっけんどんな口ぶりになってしまったが、彼女の表情の堅さは和らいでいた。
志波は1度軽く頷いた。
「能美子ちゃん、よろしくな。早速だが……まずは適当なリネンを集めよう。何かに使えるかもしれないからな」
「ええ、わかったわ。志波さんは?」
「俺は廊下を覗いてみる。外で何が起きているか様子を見てくる」
これに弘明寺は明らかに不安そうな顔を浮かべる。
志波は努めて笑顔で言った。
「何かあったら駆け付ける。見捨てたりもしない。約束だ」
「こ、怖くなんかないわよ……」
強がる弘明寺だが、その肩の震えは誤魔化せない。
だからこそ、志波の存在を信じる他なかった。
「絶対、絶対だからね……? すぐ戻ってきなさいよ……?」
志波は笑顔でサムズアップした後、廊下へ出て行った。
廊下に出た志波は、窓から見える風景や至るところに飛び散った血痕を見付け、いよいよ状況が異常で危険であると把握した。
「ん? あれはアリーセちゃん、って怪我してる!?」
右肩を庇いながら歩く黒依の姿を遠くに捉え、声を上げようとする志波。
だが、それはすぐにリネン室の中から響く悲鳴で諦めざるを得なかった。
弘明寺はリネンを備え付けのリネンカートに積み込んでいた。
おそらく使用人が各部屋のベッドメイクに使用していたものであろう。
彼女自身も星ヶ丘寮で見掛けていたので、すぐに分かった。
「意外とシーツって重いのね……」
そんなことを呟いて孤独を紛らわしている矢先のことだった。
――狭いよぉ……暗いよぉ……!
幼い女の子のすすり泣く声が、部屋の奥から聞こえてきたのだ。
「誰……? 誰か、私以外にいるの……?」
自分以外にも迷い込んだ人かも知れない。
しかも声の幼さからしたら、年端の行かない子であることは明白だった。
見捨てるなんて出来なかった。
「仕方ないわね……。ねぇ、どこにいるの?」
弘明寺の問いに、声は答えた。
――こっちだよ、ずっと奥……!
弘明寺はリネン室の奥へ足を踏み入れる。
リネン室は火事の心配があるためか、カンテラが1つしかおいていないため視界が悪い。
闇の中を突き進むと、再び声が響く。
――こっちだよ、もっと右……!
彼女は言われるがまま、その方向へ向かう。
「ねぇ、真っ暗で何も見えないわ」
弘明寺の声に、声が、嗤った。
――おねぇちゃん、こ こ だ よ 。
包丁を持った猫のぬいぐるみが目の前から突っ込んできたのだ。
志波が駆け付けると、血を流して倒れている弘明寺を発見する。
その上には、トドメを刺そうとする猫が包丁を振り上げていた。
「やめろ!」
志波は奇襲気味に猫の胴体を蹴っ飛ばした。
不意打ちを食らった猫は壁に溶け込むように姿を消した。
「能美子ちゃん!?」
弘明寺の身体をカンテラで照らす。
腹のど真ん中を一突きされていた。
志波の手が生温い液体で濡れていく。
辛うじて弘明寺に意識があるのは、前もって厚手のタオルをお腹にぐるぐると巻き付けていたことが功を奏したのだ。
おかげで刃が深く刺さるのを防ぐことができた。
「ああまったく、どじなことしたわ……!」
後悔する弘明寺に「喋っちゃダメだ」と志波は強く言い付ける。
幸い、布地は豊富にあるため、包帯代わりに事欠かない。
「ちょっと我慢しててくれ」
女性の柔肌を、などと言っている場合ではない。
志波は躊躇わずに弘明寺の服とスカートを捲り上げ、愛する弟のために習得した応急処置を施す。
「……次襲われたら、危ないかも」
苦笑いする弘明寺に、志波は首を振った。
「諦めちゃいけない。でも、確かに無理はできないな……。とにかく、このリネンをもって階段を探そう。怪我をしている人がいたら手当しないと」
希望を捨てない志波の強さに、はっと胸を打たれる弘明寺。
「そうね。いきましょう、志波さん」
痛む腹を抑えながら、彼らは階段を探しながら移動を開始する。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月09日
参加申し込みの期限
2014年07月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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