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【ネコミケ】行かねば。フツウに大変なネコミケ@1日目!
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◆
コスプレ広場へと連れて来られ、ハクアは元来の無表情がどんどん加速していった。
連れて来られたのは完全に不本意だから、それも仕方ないことではあるのだが……。
そんな彼を、やれやれとリリーが嗜める。
「ハクア、そんな仏頂面していないで、迷える子羊たちの希望に応えましょうよ」
「む……」
周りを見れば、カメラを手に持つ人々の楽しそうな顔。
目を伏せ、仕方ないとばかりに嘆息した。
「……これもある意味、ボランティアか」
「そういうこと。せっかくなんだし、楽しみましょうよ」
とりあえず、無表情は相変わらずでもポーズのリクエストなんかには、問題のない範囲で応えていくことにする。
「ちょっとこう、禁断っぽい感じのポーズお願いできますか?」
そんなよくわからない感じのリクエストにも、
「禁断っぽいとは……」
「こんな感じかしら?」
リリーが積極的に頑張っていく。
距離を詰めて、ちょっと密着気味に。
楽しそうに、表面は余裕ぶった表情を浮かべるリリー。
そんな彼女の表情の変化に、何かあったのかと思いながら、ハクアは表情を若干柔らかくした。
ただ、リリーのように長い付き合いでないと、とてもではないが気付けそうにない。
その微妙な変化、それと汗に混じったハクアの香りに、リリーは少しドキッとしてしまう。
何ドキッとしているのか、と自分で突っ込んで忘れようとするけれど……。
つい、考えてしまう
ハクアの事は、ゼシカが思いを寄せる相手だからといつも一線を引いてみてきた。
異性としてではなく、頼れる友人だと思うようにしてきたけど。
正直、気になった時期もあった。
(でも今は、互いにもういい年だから……)
「……どうかしたか?」
少しだけ――ほんの少しだけ、ハクアが神妙な顔をする。
「な、なんでもないわよ」
慌てて否定して、誤魔化すようにハクアの胸を軽く小突いた。
◇
手分けしての購入が終わり、千尋と理恩は一旦合流した。
「ちょっと大手が危なかったりしたけど、なんとか全部買えたぜ!」
大量の同人誌が入った紙袋を肩から提げ、千尋はガッツポーズ。
理恩も、両手の紙袋を少し持ち上げて戦果を示す。
「僕もだよ。帰ったら、戦利品分けような」
「おう! じゃ、企業ブース行くか」
限定グッズを買いに、今度は揃って企業ブースへと向かう二人。
そこで、千尋は聞き覚えのある声に思わず足を止める。
「あれ? この声……あれは黎生さん!?」
声のする方――とある企業のブースに視線を向けた千尋は、そこに居た意外な人の姿に目を丸くした。
「あの人、ハルトヴィヒ役の人だね……って何、千尋知り合い?」
思わぬ千尋の口ぶりに、理恩も驚きの表情を浮かべる。
「え、あ、うん、あの人知り合い。……RPG版やってたのに気付かなかった」
まさかこんなところで会うとは、思ってもみなかった。
ついつい、目的を忘れてそちらへ向かう。
フライヤーを配ったり、CD購入者と握手をしたり。
ハルトヴィヒのコスプレに身を包んだまま、黎生はブースでの仕事に勤しんでいた。
次回作への期待の声が聞けたりして、思った以上に受け入れられていることに内心でほっとする。
「どうも黎生さん」
そこへ、千尋がやってきた。思わぬ遭遇に、少し驚く
「千尋? 珍しいところで会うものだな」
「何してるんですかこんなところで」
意外だったとはいえ、あんまりな質問にちょっと渋い顔になった。
「何って……見てわかるだろ、仕事だ。そちらは……」
千尋の隣へ視線を向ければ、
「あ、千尋の友達の櫻木理恩です」
理恩がぺこりと会釈した。
「千尋の友達か。深護黎生だ、よろしく」
「いやー、びっくりそれにしてもびっくりしましたよ。黎生さん、『終アス』出てたんですね」
「お前達もこのゲーム知ってるのか」
「RPG版が出ましたからね、有名ですよ」
「俺、このゲームRPG版でやりましたけどハルトなんとかさん、最初強いけどせいちょ……せい……せい……」
つい口走ってしまったものの、結局言葉を濁す千尋。
知り合いが声をあてたキャラクターの性能について、当人の前でぶっちゃけてしまうのは……ねえ。
とはいえ、その言葉の濁しっぷりで黎生も察してしまったようで、ちょっと悲しそうな顔になっていた。
その横で、理恩が突然ブースの人――すなわち企業の方に声をかけられていた。
見た目はアイドルグループ顔負けなので、ある意味当然と言えば当然ではあるのだけれど――
「君、芸能界とか興味ないかい?」
「え? いや、あまり興味はないんですけど」
なんかもうばっさりだった。
「そ、そうか……。一応名刺だけでも……」
「うーん……一応もらっておきますね」
そんなやりとりに、千尋が気付いてツッコミを入れた。
「てか何スカウトされてんの!? しかもあっさり断るって残念なイケメンだからって調子乗んなよ!?」
「おいおい、落ち着け千尋」
どうどうと、苦笑交じりに黎生が諌める。
「やだなあ千尋、調子に乗ってなんかないよ。……あ、早く行かないと限定グッズが売り切れちゃうよ」
ふと思い出したようにこぼれた理恩の言葉に、
「え、あー……そうだ! 限定グッズ!」
千尋はハッと目を見開いた。
「やばい早く行こうぜ理恩! じゃあ黎生さん、さよなら!」
「早く行かないととは言ったけど、ちょっと待ってよ千尋ー。黎生さん、さようなら」
「慌て過ぎて、人にぶつかったりしないようにな」
黎生に見送られて、二人はブースを後にした。
目当ての限定グッズは、なんとか無事購入できたとかなんとか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
63人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月26日
参加申し込みの期限
2014年08月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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