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【ネコミケ】行かねば。フツウに大変なネコミケ@1日目!
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◆
午後、一応ピークは過ぎているはずの時間帯。
桃川 圭花
は、バイト先である「n.k.FM」の腕章をつけてネコミケに訪れた。
実はカタログ代も局からだしてもらっていたりする。
今日はあくまで下見の予定だけど、もしモノになりそうなら放送のネタにするために。
午前は激混み、午後は空いてる。そんな風に聞いてはいたのだけれど……。
実際会場に入ってみると、思っていたよりもずっと人が多い。
そこかしこに、人の波がある。夏の気温と相まって、会場内は凄い熱気に覆われている。
汗を拭いながら、スポーツドリンクを一口含んだ。
空いていると言っても、あくまで午前中に比べればという話だったようだ。
下調べこそ一応してきたものの、圭花はネコミケについては全くの素人だ。
漫画といえば本屋で買うものだと思っていたし、個人で作った本のイベントなんてどの程度のものかと思っていたのだけど……。
「……すごい規模ね」
人の波に逆らわないようにしながら、会場内を進んでいく。
会場の奥に設置された、今は何もやっていない大型のステージが目に留まる。
「ライブステージ……?」
個人で作った本のイベントという認識と、ライブステージの存在がどうにも噛み合わない。
頭を捻りつつ、とりあえず歩みを進める。
やがて、左手にはコーンで仕切られた広いスペース。
そこに居るのは、たくさんのコスプレイヤーとカメラマン達。
ライブステージの存在で既に頭上に浮き始めていた疑問符が、更に増殖する。
「え、えーっと……?」
手元のカタログを確認してみる。
場内の見取り図によれば、左手に見えているこのスペースは――
「コスプレ広場……?」
ますます、このネコミケというイベントが理解できなくなってきた。
うーんさっぱり。
とりあえず、同人ブースとやらへ行ってみよう。ひょっとしたら、知り合いが居るかもしれない。
◇
休憩がてらの散策中、瓢はとんでもないものを見つけてしまった。
「ピーチ&ピーチ」販売の、『瓜くん抱き枕カバー』である。
『瓜くん抱き枕カバー XXXXX円』
「ヒィエーー!? あっしの抱き枕が売られてるぅ!!?」
流石の瓢もこれには度肝を抜かれ、我が目を疑った!
いやだって無許可で抱き枕カバーだよ!?
訴訟ものだよ!
見つけたのが交代での休憩中なのが不幸中の幸い!
流石にこれはひびきに見られたくない!
販売してるサークルと日頃の行いから考えて、こんなの作りそうなやつぁ一人しか居ない!
「桃原はぁぁぁぁぁぁぁんッ!!」
怒りに燃え、犯人の元へ急行する瓢。
一方その犯人である空音の方は、瓢の怒りなど露知らずな様子。
「瓢くんやっほ……って、あれ? 怒ってる……?」
心の底から不思議そうに、首を傾げた。
「いや怒るだろ普通」
士が横からツッコミを入れた。彼からすれば、瓢のことは決して他人事ではない。
爛々と瞳を輝かせて迫る瓢を前に、空音は察したが如くポンと手を打った。
「……あ、事後承諾取ればいいよね!」
「違う、そうじゃない!」
しかし士のツッコミは空音に届かない!
「瓢くーん、キャラクターのモデルに使わせてもらったよー☆」
「許さんよぃ! ド突きまわしてネコミケ中引きずり倒した上、土葬にしちゃる!」
「アイエエエ! ナンデ!? ナンデ不許可!?」
「何故許されると思ったんだ君は!?」
「桃原はん覚悟はいいかぃ!?」
「暴れないで! ブース荒らすと怒ったお母さんに掘られちゃうよ!?」
空音の背後で文子が暗黒微笑を浮かべるが、もう瓢はそれどころではない様子。
「ちょっ、士ちゃんどないすんのこれ!?」
「スタッフだ! スタッフを呼ぶんだ! とりあえずそれまで俺が抑える! 骨削落ち着け! 他所にまで迷惑がかかるから!」
……この後スタッフが来て、こっぴどく怒られましたとさ。
◆
怒れる瓢とそれを止めるスタッフとか。
そんな感じの嵐が過ぎ去った「ピーチ&ピーチ」を、圭花が訪れた。
「圭花ちゃん! ネコミケ来てたんだねっ!」
「ちょっと覗きにね」
スペースに並んだ大量の同人誌、グッズを眺める。
今回だけじゃない、今までに作ってきた本が幾つも並んでいる。
サークルスペースに立っている空音の姿も、ずいぶんと慣れた印象で。
原稿、締め切りとの戦い、当日の設営、会場の環境――諸々の苛酷さがあるにも関わらず、そこまで参加し続けられる情熱はどこから来るのだろう。
「それにしてもこの暑い中、大混雑で、大変じゃない? ――ネコミケって、そんないいもの?」
気づくと、そんな疑問が口をついていた。
馬鹿にしてとか、そういうわけではなく。
動機に対する、純粋な興味から出た疑問。
取材も兼ねて、というのは一応あるが。
そんなことを訊かれるなんて思っていなかったのだろう、空音はほんの一瞬だけ驚いた顔をした。
「だって、妄想力盛んなお年頃なんだもん! 溢れる妄想、形にしなきゃ勿体無いのだ! ネコミケはその為の場所として最高だからねっ!」
返答を自分の中で咀嚼するように、圭花は小さい相槌を打った。
妄想を形になんて言うと、ひどくバカバカしくて子供っぽいようにも聞こえるけれど。
でも、彼女の言っていることは、つまり『自分に真っ直ぐということ』。
「……そっか、なるほどね」
それは、今の彼女には少し眩しく思えることだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
63人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月26日
参加申し込みの期限
2014年08月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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