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【ネコミケ】行かねば。フツウに大変なネコミケ@1日目!
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◆
ネコミケで出すという、友人の自作ゲーム。
ちょっと気になるし、何かあれば手伝いもできるだろう――と、
御剣 刀
は軽ーい気分でネコミケへやってきた。
が、会場に入った直後。
夏の暑さと人々の熱気のダブルパンチの凄まじさに、考えを改めることになった。
(これ、倒れる人が出るんじゃないか?)
舐めてた、ネコミケ。どうりでカタログに色々書いてあるわけだ。
とりあえず一旦退散し、コンビニでタオルとスポーツドリンクを購入。そして、再度突入する。
「確か、桜庭はえーっと」
カタログのサークル配置図を便りに、会場内をウロウロと歩きまわる。
その途中、ふとサークルスペースに軍服姿の見知った顔を見つけて、足を止めた。
「旅鴉も参加してたんだな」
「おや、御剣か」
スケブにカリカリとペンを走らせていた月詠が、顔を上げる。
席にはコンパクト扇風機が置かれていて、そのおかげだろう。
二重の意味でアツい会場内にあって、月詠は涼しげな顔をしていた。
「桜庭のサークル探してたら、見かけたもんだからさ。……それは、軍服?」
「ああ。サーをつけろ」
「い、いえっさー……?」
形ばかりの、見よう見まねの敬礼をする。
「それはそれとして……何を売ってるんだ?」
「見ての通り、ニャンダムのグッズだよ」
木彫のフィギュアを、刀は感心した様子で眺める。
「これ手作り?」
「ああ」
しれっと答える月詠に、刀は喉を鳴らした。
「……すごいな」
――と、そこへ賑やかな声が一つ。
「月詠ちゃーん!」
急場で整えた刀とは正反対、完全武装の真央がやってくる。
「やあ真央」
「お、後木も来てたのか」
「刀ちゃんも居たのだ! 月詠ちゃんこれ差し入れどうぞなのだ~」
保冷キャリーから、差し入れ用のペットボトルを取り出し手渡す。
「ありがとう。ビニール袋が一緒なのは有難いな」
ボトルが汗をかいても、袋があれば安心だ。
「後木は随分重武装なんだな……」
保冷キャリーと、両脇にはスポーツドリンクの刺さった赤猫リュックを眺めてこぼす刀に、
「刀ちゃんは軽装過ぎるのだ~。保冷キャリーは差し入れ用だけど、リュックくらいはネコミケ来るならあった方がいいのだ」
買ったものをしまうこともできないので、当然と言えば当然だ。
「そ、そうなのか……。いやー、俺、桜庭の様子を見に行くだけのつもりだったから」
「そうだったのだ? だったら真央ちゃんも行くつもりだったし、一緒に行くのだ!」
「いいのか? 正直配置図見てもさっぱりだったから、助かる」
任せるのだー、と真央は胸を張る。でもその前に、
「月詠ちゃん、撮影させてほしいのだ!」
「ああ、構わない。むしろお願いするよ」
嬉々としてデジカメを構え、月詠の販売物を写真に収めていく。
「木彫フィギュアも一個くださいなのだ!」
「お買い上げどうも。ではこのイラスト集もどうぞ」
クローム大佐のはだけワイシャツをはじめとした、半裸多めのイラスト集に真央のテンションが上がっていく。
「……俺も一つくらい買ってくかあ。扇子くれ」
「毎度あり」
扇子を刀に渡しつつ、「ああそうだ」と月詠は真央に声をかける。
「フィギュア購入者には、好きなイラストを提供することにしてるんだ。何がいい?」
「そうなのだ? じゃあ――」
と真央が指定したのは、フィギュアと同じ構図のニャンダムイラストだった。
◇
「な、言った通りだろ?」
義一が指す先には、サークルへの列もかくやな長い列。
「お、おお……」
拓郎は、呆然と頷くことしかできなかった。
その列とは、そう――トイレ待ちの列である。
正しく長蛇の列。確かに、これは余裕を持って並ばないとダメそうだ。
「……なあ、アレ……なんだ?」
拓郎の視線を追えば、そこには『最後尾』と書かれたボードを高く掲げた人が居た。
「ああ、ありゃトイレ待ちの最後尾ボードだよ。ああでもしないと、この人だかりじゃわかんねえだろ?」
確かに、と頷く拓郎。ボードがないと、どこから並べばいいかサッパリになりそうだ。
「並ぶときは周りから見えるように高く掲げろよ。恥じらったら負けだ」
「わ、わかった……ぞ」
ネコミケのハードさを切に感じながら、義一の後に追いていく。
流れるような動きで、人波を縫うように移動する義一。それでも拓郎がきちんとついていけるペースな辺り、流石としか言い様がない。
「そういえば……追分さん、は……何を買ってるん、だ……?」
スペースを移動する動きと同様、やはり流れるような隙の無い動きで次から次へと義一の腕に本が入っていく。
その光景に、「これがネコミケか……!」と目を見張りながら訊いてみると、
「今回の俺の目当ては、『魔法少女☆ネッコロガリーナ』だ」
そのタイトルには、覚えがあった。
そういえば、義一が寮でしょっちゅう録画を見ていた記憶がある。
「一ヶ月くらい前、俺の推しキャラの神回があったんだ。SNSでの盛り上がりもそりゃあ凄かったんだぜ」
特にねこったーの実況タグの瞬間最大風速は、凄まじいものがあったという。
もちろん、義一もその最大風速に関わった一人だ。
「今回の新刊は、それを踏まえた良質なものが揃っているはずだ。そもそもネッコロガリーナは既存の魔法少女アニメのセオリーを踏襲しつつ布団という斬新かつ馴染みのあるアイテムを取り入れたことによって古臭さを感じさせずかつどこか懐かしさを感じさせることによってウケたアニメで」
熱弁を振るいながら、流れるような動きは決して損ねない。
ネッコロガリーナの話は見てないこともあって、拓郎には何が何やら。
ただただ、義一の熱中っぷりと変わらない動きの滑らかさに驚かされるばかりだ。
推しキャラの合同誌を捕捉し、流れる動作で購入する義一。
「っし! っし!」
小さく呟きながら、やはり小さくガッツポーズをキメる。鋭い眼光の奥底に、この上ない喜びが満ちていた。
「……って、拓郎?」
ふと気づくと、拓郎が隣のスペースに目を向けている。
「なんか気になったのあんのか?」
「あ、ああ。……これ、可愛いな……って」
拓郎が見ていたのは、ネッコロガリーナのマスコットの小さな手作りストラップ。
「ほう。気になったもんは、買える時に買っといた方がいいぞ」
ショップでの委託販売があるとは限らないし、あったとしてもマージンで値上がりする。
それに、在庫が無くなった時に再生産されるかも不明なのだから。
「そうなの、か……。……よし。これ、ください……!」
そうして一度買ってみれば、踏ん切りもついたのだろうか。
(これとか、自分がよむ漫画の絵柄もそっくりだしすごくうまくて綺麗だな……)
いつのまにか、気になるものがあれば、しばしじーっと眺めた後に購入していくようになっていた。
「おう、なんだかんだで結構買ってるじゃねえか」
「折角来たんだし……な」
しかし、すさまじい人混みにはまだまだ慣れなくて。
「拓郎、なんかちょっと顔色悪くなってきてないかお前?」
「そう……か?」
ぺたぺたと自分の頬に触れる。
水分も塩分もちゃんと摂取しているし、ひょっとしたら人酔いしてきたのかもしれない。
「じゃあ……ちょっと休憩しよう、かな」
「ああ、それが良い。休憩スペースもあるしな」
「ついでに追分さんの、荷物……預かるから」
「おう、悪いな。一緒に居なくて大丈夫か?」
小さく首を横にふる。
「そこまでじゃない、から……大丈夫、と思う」
「ならいいんだがよ。俺もう少し回ってくるから、もしなんかあったらすぐ連絡しろよ」
「……わかった」
ということで、義一と自分の荷物を手に、休憩スペースの椅子に腰を降ろした。
ゆっくりと息をつきながら、ぼんやり会場を眺めていると、
「あ、あのコスプレ、は……」
数少ない、元ネタのわかるコスプレ姿を見かけた。
確か、『邪気眼を凝らせば…』主人公のライバルのはず。
拓郎も仮装マラソンの時に主人公のコスプレをしてみたが、やっぱり気合の差というかなんというか――
「二次元から……出てきたみたい、だな。ほんと……」
再現度が段違い。
本気でこだわってコスプレする人の凄さに、感心の息がこぼれた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
63人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月26日
参加申し込みの期限
2014年08月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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