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\ オーバータイム!/
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【ラストスターズ!】
「まーったく、もうっ」
どさどさ、ごととんっ。
エヴァ・ブランシェ
が重たげに床へと置いたのは、スイカがひとつ、ふたつみっつ。あ、よっつ。
「なんでスイカなんて運ばされてんのかしらね、あたし……店長ーっ、ここ、置いとくわよーっ?」
表で接客している店長へ声をかけると、あいよーおつかれさん! なんて声が返ってきました。
生活費の足しに、ちょっとばかり、海の家でアルバイト。
それは良いのですけれど、エヴァに任されるのは何だかこんな力仕事ばかりで、せっかくの金髪美女バイトの使いどころを、少々間違えているような気もします。水着に着替えたエヴァが店先に立っていたなら、これほどお店の売り上げに貢献できることは無いのでしょうに。
その証拠に、
「っと、いけない。もうすぐ時間ね……店長ーっ、あたし、ちょっと抜けるわよーっ?」
あいよーいってらっしゃい! なんて声が返ってきて、エヴァは一時、海の家を後にします。
そう、彼女にも出場の要請は届いていて、その出番の時が迫っているのでした。
「せっかくのご指名だものね。入賞、狙ってみるのも……良いかもしれないわね♪」
向かう先はあの、コンテスト会場!
●エントリーNo.61
エヴァ・ブランシェ
「さーっラストスパート! 最後の瞬間まで、ギラギラに輝いちゃってねーっ!」
言われるまでも無く、エヴァだって、そのつもり。
躊躇い無く、彼女は観衆の前へと進み出ます。
「エントリーナンバー61番、
エヴァ・ブランシェ
さん! まさに天然物、絵に描いたような金髪碧眼美少女! でも本人は日本のほうが馴染みが深いんだって、親しみを感じちゃう人も多いんじゃないかしらっ。シンプルな黒のビキニは、エヴァさん本人の魅力、色気をストイックなまでに惹き立てるっ! 彼女のトレードマーク、コサージュの付いた赤いカチューシャとの合いもバッチリ、これぞ渚のお嬢様!」
(ふふっ、分かってるじゃない?)
飾り気控えめな水着のチョイスは、自分自身の持つ色気を前面に押し出すためのもの。
そしてこの大観衆を前にしながらの、エヴァの度胸の据わりっぷりときたら!
いつかテレビで見た素敵なモデルさんを参考に、優雅に、堂々と。足取りは軽快、非の打ち所の無い、美しいモデルウォーク!
中心へとたどり着き、エヴァはひらりと一回転。片足に重心を乗せてすらり、モデル立ち。ふわりときらめく金髪をかきあげて魅せれば、息を呑む人々はもう、彼女の虜です。
「パフォーマンス? そうね、歌でも歌えばいいかしらね?」
にっこり、余裕の笑みを浮かべるエヴァのパフォーマンス・タイム。
実行委員からマイクを受け取ると、流れ出すバックミュージックは……和の情緒がしっとり。
エヴァは客席へ向け、深々とお辞儀。
「……聞いてください。『渚の人魚姫』」
演歌でした。金髪少女が歌う、いかにも洋風ぽいファンタジックなタイトルからは想像も付かない、渋すぎる演歌!
これでもかと情感を込め、こぶしを握り、こぶしをきかせて。
生まれは生粋の欧州人なエヴァですけれど、日本贔屓な両親の英才教育を受けつつ育った彼女。心はどこまでも、和の魂にあふれまくった日本人! なのでした。
そして彼女のそんな和の心は、会場にももちろん伝わっておりまして。お年寄りの皆様はもちろんのこと、いまひとつ演歌に馴染みの無い若人世代へのアピール度だって、大したものなのです。
老若男女を満遍なく惹き付けながら、エヴァは日本人の美しい心を、情感たっぷりに歌い上げてみせました。
気持ち良く歌声を響かせて、すっかり満足した表情のエヴァ。
まだ最後に、『アツい主張』が残っておりますよ!
「ええっと……そうね」
こくり、うなずいて。
大きく手を振り、浮かべるのは、最高の笑顔。
「清き一票をお願いするわ。みんなの力で、勝者の高みへ! あたしを連れてって!」
よろしくね? と、ダメ押しにウィンクのサービスもプラスして、エヴァは悠々とステージを下りていきました。
新しい水着、新しいパーカー。でも、どきどきと高鳴る胸は、そんなうきうきとした気分のためだけでは無くて。
太陽の熱さにも負けず、空気までをもあたためる、人々の熱気。まぶしく輝く、ステージから届く明るい光。
自分が今から、あそこへ上がらなくてはならないという、張り詰めた緊張感。
……それでも。
(サンマさんの、直々のお誘い……ですものね)
実行委員長に、ああも何度もお願いをされてしまっては、無碍にしてしまうのも気が引けるというもの。
それに、指名されたら強制参加というルールもあり……迷いながらも、心は既に、決まっているのです。
歓声を浴びながら降壇してくる、エヴァ。目が合うと、彼女は笑い、言いました。
「あなたが大トリね? 頑張って、でも楽しんで。行ってらっしゃい」
「……ありがとう。行ってきます」
深く、深く深呼吸。
自分の名を呼ぶ声に……
綾辻 綾花
は、イベントを締めくくる最後のステージへと上がります!
●エントリーNo.62
綾辻 綾花
「いよいよ次の方が、最後の出場者さんとなってしまいました。楽しい時間も、残すところあと少し……エントリーナンバーっ、62番!
綾辻 綾花
さんを、盛大な拍手でお迎えくださーいっ!!」
やっぱり、恥ずかしくはあるのです。それでも、綾花は足を止めず。
一度出ると決めたからには、最後までやりきる。頑張ってみせる! 照れ屋な彼女のそんな決意は、ひとえに、審査員席で見守ってくれている、サンマさんの期待に応えんがためです。
カッコよくて可愛い自分を、綾花は出来る限りに演じます。
「フード付きのパーカー、モチーフのカラスちゃんは、何かのキャラクターかしらね? 黒地に白いニクキュウ柄、フリルも楽しい水着が包み込む白い肌の美しさ、プロポーションはGorgeous! 可愛らしいフードの下、影の中にちらり。綾辻さんはちょっぴり、Mysterious girlっ!」
颯爽と、風を切るように、堂々と。足を止めず、滑らかなままに中央へ。
くるりと背を向け……半身、振り返った綾花。
ちろり、覗かせた舌の艶やかなピンクに……見る者全ての視線は、まさに釘付け。
「紙と、筆。それに、墨をお願いできますか?」
実行委員に届けてもらった品々。綾花のパフォーマンスは、広げた大判の白紙へ、絵を描いてみせることです。
モチーフはもちろん、大好きな猫。
綾花は、審査員席へと向き直ると。せっかくなので、と彼らをモデルにしながら、大きな紙面へ、たっぷりと墨を染み込ませた大きな筆を振るい、形を描き出していきます。
大胆な筆使い、時に墨がぴしゃりと綾花の身体のあちこちへ跳ねますが、そんなことは気にせずに。
やがて。
真っ白なキャンバスに現れたのは、墨で伸びやかに生き生きと描かれた、三匹の猫でした。
「町長さんは、ヨーロピアンショートヘア。他の猫たちを、あたたかく見守っています。サンマさんは、キラキラ輝きながら笑ってるロシアンブルー……皆を手招きして、楽しいことに誘ってくれます。白沢先生は、大人しくてマイペース、ふわふわ白い毛のシャム。かぶっている王冠は、先生が優勝したときのものです」
審査員たちをモチーフとして、実に特徴を捉えた、いわば擬猫化。その筆致は見事で、完成度の高さに、審査員たちも大喜び。会場からも、墨に塗れた綾花へと、賞賛の拍手が湧き上がりました。
綾花がこの場に立っているのは、つまりは、サンマさんのおかげです。彼が声をかけてくれなければ、こうして大観衆の前へと身をさらすことも、ましてやあんな風に絵を描いてみせるなどということだって、きっと無かったはず。
だから彼女は、思ったのでした。
「えっと。サンマさん……この後、一緒に海の家へ行きませんかー?」
『アツい主張』ならぬ、アツい告白が待っている……のかと思いきや、つまりはそんなサンマさんへの感謝の念を、ゆっくり伝えたい。というのと、サンマさんが何かを食べるところを見てみたい、なんて理由も、綾花にはあったりするのですけれど。
にわかに注目を浴びたサンマさん、そのお答えは……!?
「……ふふ。ありがとうございます、楽しみです」
銀色ボディをめいっぱいに反らし、両手で形作った○印。
綾花は、ふわりと微笑みました。
「ついに! ついにこれで、全ての出場者さんが出揃ったことになります。うーん、感慨深い! ブランシェさんに綾辻さん、お二方についてコメントをお願いします、白沢先生、サンマさん!」
「
エヴァ・ブランシェ
さんには、健康的な魅力が感じられたわね。パフォーマンスの演歌には、ちょっとびっくりしちゃったけど……本当に日本がお好きなのねぇ。私も日本人ですもの、何だかぐっと胸に染み入るような歌声で、素敵だったわ!」
「
綾辻 綾花
ちゃん。俺たちをモデルにした猫、見事に特徴を捉えてたぜ、描いてくれてありがとうよ! 堂々とした歩きや、見返りながら見得を切ったポーズなんかも、カッコ良かったよな。クールに振る舞いながらも、心はアツく! キマってたぜ!」
「お二人とも、ありがとうございましたー! さあ、この後はしばしの審査タイムをいただきましてー……いよいよ! 各賞受賞者の発表となりまーす、ひゃーっ楽しみ! 注目の結果発表に、こうご期待! Don't miss itッ!!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
92人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月16日
参加申し込みの期限
2014年08月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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