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寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテスト!
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【ハプニングスタイルな人々】
「こちらが控え室になりますが……大丈夫ですか?」
「はっ、はひっ!」
深縹 露草
に案内されて、
岡野 丸美
は会場入り……したのは良いものの。その表情はこわばって、少々冴えない様子です。
あのステージの上へと上がるなんていう、滅多にない機会。実行委員に声をかけられた時、丸美は、まっいいかな? なんて、軽い気持ちでオーケーしたものだったのですが……いざ現場へと近づいて見ると、ばくばくと高鳴る鼓動。がくがくと頼りない足。思った以上の緊張が、丸美を襲うのです。
そんな丸美を見かねて声をかけたのが、パシり、いえ買出しの帰り、両手いっぱいに荷物を抱えた露草だったのでした。
「私はこれを、審査員の皆さんに届けなければなりませんが……よければ、他の実行委員の方をお呼びしましょうか? 皆さん良い方ばかりですから、相談に乗っていただけると思いますよ」
いささか眼光鋭い露草、ですが話してみれば、案外世話好きでお人好しな人柄のようです。かちこちな丸美を放ったままでは去りがたいらしく、あれこれと声をかけてくれました。
丸美はそんな彼に、感謝しつつ。
「あ、ありがとう。でも、大丈夫! もう、開き直っちゃうから……!」
「そうですか。ええ、きっと大丈夫でしょう。応援していますよ、頑張ってください」
まだまだ、緊張が解れたわけではありませんでしたけれど。落ち着いてクールな露草を見ていたら、ステージの上へと上がる勇気くらいは、何とか搾り出せそうな気がしてきます。
●エントリーNo.57
岡野 丸美
「さーいよいよ、出場者の方も残り少なくなって参りましたよー、ラストスパート!」
(うわぁ、すごい人……! や、やっぱり緊張しちゃう!)
恥ずかしさはマックス、思わず逃げ出したくなってしまいますけれど。
踏みとどまり、何とか笑顔も形作って。丸美は、舞台袖から抜け出しました。
「ピンクな装いが可愛らしい、エントリーナンバー57番、
岡野 丸美
さん! 桃白ボーダーのワンピースの中には、小さなリボンがたくさん。フリルもひらひら、ヘアリボンとの組み合わせもバッチリ! ガーリーでオシャレな水着は、岡野さんにピッタリ……って、あはは、キンチョーしちゃってるかな? 大丈夫大丈夫ー、リラックスよん!」
(そ、そんなこと言われても……!)
確かに、壇上へ上がってますますのぼせてしまった丸美。のほほんとして見えて、赤く染まった頬は、油断すると引きつってしまいそう。何より歩を進める彼女、右の手と足がひょいっひょいっ、同時に出てしまっていたりするのでした。
がちがち、ぎしぎし。カタイ足取りで、それでも何とか中央へたどりついた丸美は、司会者さんに促され、慌ててくるりんと回り、ちょっぴり足をもつれさせたりしました。
丸美のパフォーマンスタイム……なのですが。加速度的にヒートアップする丸美の頭の中は、もう真っ白!
(ど、どうしよう、どうしよう。何かしないといけないわよね……何か、何か……はっ!)
いつもどこかほんわかぽややん、な丸美とは思えないほどに、目まぐるしく回転する思考……ふと、そこで目に留まったのは、審査員席で自分のことを注視している、サンマさんの艶めく銀色ボディ。愛らしい瞳に、ニヒルな口元!
丸美は思いました。もう、これしかない!!
唐突に、丸美はぴんと背筋を伸ばし、夕暮れに差しかかろうとしている空を見上げ……。
「やあ、ぼく、
寝子 サンマ
!!」
……苦し紛れに繰り出したのは、渾身のモノマネ! もちろん、これが初披露!
あまりにも意表を突かれたからか、会場はしばしの間、しぃん。こ、これはやってしまったかな……!? と、丸美の背筋が冷たくなった頃。
どっ! と、湧き上がる笑い声。観客たちの、こらえきれないといった様子の笑顔。どうやら、ウケてくれたようです!
ただ、そろそろ限界へと到達しようとしていた、丸美の頭の煮え具合。ウケたのか滑ったのか、その判断もつかないままに、
「わ、わー! ヘンになっちゃったよー、サンマさんっごめんねーっ!!」
『アツい主張』の代わりにか、丸美は大声で叫び、とてとてとてっ。逃げるように舞台から降りたのでした。
「ああー、終わったら、ほっとしちゃった。でも……ふふっ。結構楽しかったかも?」
観衆からの視線から逃れると、丸美はけろり。にこにこと笑みを浮かべ、コンテストとしての結果にも頓着しない、いつもの余裕っぷりを取り戻したようです。
と……控え室へ戻った彼女の耳に、何やらどたばた、慌しい足音が聞こえてきます。
ぴゅーっ!
「きゃ……?」
突然、ぴゅうっとかけられたのは、水鉄砲から飛び出した水のようでした。
「おっと、これはすまなかったね、せにょりーた! 濡れてしまったかな、大丈夫かい?」
「えっ? うん、これ水着だし、大丈夫だけど……」
とびきりの笑顔で、すすすっと丸美に近づいてきたのは……ええと、本日何度目のご登場でしたでしょうか? ピストルタイプの水鉄砲を持った、
八十八旗 信彦
くんでありました。
「いやぁ、失礼をしたね! お詫びに、どうかな? ここは『うさぎ屋』の屋台で豚玉でもつつきながら、お互いをより深く知り合って……」
「? あのー……?」
「……のーぶーひーこーくぅーん?」
ごごごごご……今にも、丸美の手を取ってキスの一つでもしそうな信彦の、背中越し。立ち昇るオーラは、まさに怒りの色。
じゃきん! ショットガンを構えた
上穗木 千鶴
は、あ、もちろんこれも水鉄砲ですけれど。銃口をぐいと信彦の鼻先へ突きつけると、
「ぼくがどうして、こんな恥ずかしい水着を着てると思う……? きっ、きみのためじゃないか……! きみのために、勇気を出して……着てみたっていうのにっ。そ、それをきみはっ、水鉄砲でからかったあげくに、ぼくの前でまた、そ、そんなことを……!!」
ぶちんっ。そんな音を、当の信彦くんはもちろん、丸美も聞いたかも知れません。
「えっと、ちーちゃん? これはね、不覚にも水を引っ掛けてしまったレディへの、当然の謝罪であって」
「問答無用っ! そこになおりたまえ、信彦くんっ!!」
引き金を引けば、どばしゃーっ! と激しい水流が、信彦の顔面を直撃!
「ぶわーっ!? す、すまないせにょりーた! この埋め合わせは、またいずれ!」
「待ちたまえーっ!!」
二人は追いかけっこを再開すると、どどどどどっとすごい勢いで、ステージの上へと飛び出して行ってしまいました。どうやら、コンテストの出場者だったようです。
とばっちりで引っかぶってしまった水飛沫を、ぽたぽたぽたりと髪から垂らしながらも。丸美はくすりと笑みを浮かべ、
「あはは、楽しい人たちだなぁ♪」
控え室を出ると、観客席へ向かうことにしました。あんな人たちの応援に回ってみるのも、何だか楽しめそうなのです。
●エントリーNo.58
上穗木 千鶴
(と、誘導役の
八十八旗 信彦
)
「続きましてーエントリーナンバー58番!
上穗木 千鶴
さんの登じょ……うんん?」
千鶴は、気付いていなかったのです。それが、信彦の策略の内であることを。
ぱしゃぱしゃと水鉄砲を撃ちながらも、彼が巧みに、彼女を誘導していたことを。壇上へと、見事なまでに導かれてしまったことを!
「まてまてちーちゃん、話せば分かる! 話せぶわーっ!!」
ばしゃーん! 双方水びたし、雫がつつつっと、全身を伝って落ちていきます。
「信彦くんっ、きみはいつもいつも、ぼくにあ、あんなことや……こんなことを……っ!」
大きな水鉄砲を片手に、信彦を追ってステージへ上がった千鶴。すっかり頭に血が上ってしまった彼女には、周囲の何物も目に入りません。
ただ一人、標的たる信彦くんを除いては!
「え、えーっと八十八旗さん、何となくまた来てくれる予感はしてたけどっ。ともかく、今は上穗木さんよ! セクシーな白のビキニ、ボトムはキワドいローライズ! 小柄で可愛らしい上穗木さんだけど、小さめのブラに収まりきらない、このナイスなボディが……」
「大体きみは、いつもいつも違う女性を追いかけて! 恥ずかしくないのかい!」
「俺の紳士としての信念というか矜持がだね、見知らぬレディを見かけたら声をかけずにはいられなぶわーっ!?」
司会者も審査員席の面々も、それに観客席もほったらかしで、どたばたと駆け回る二人。自由な二人に、観衆はすっかりシラけてしまい……と、いうわけでもなくて。知らない間に、案外、盛り上がっていたりしました。
理由はひとえに、信彦を追い掛け回して走ったり跳んだり、激しいアクションを披露する千鶴の、胸元にありました。
つまりは彼女の、豊満なバストです。ええ。
もう、すごいのです。揺れに揺れて!
これには、置いてけぼりな会場の男性諸氏も、大興奮! ついつい許しちゃうというものです。
乱入の後の大立ち回りは、パフォーマンスも兼ねたものとして評価されたらしく、
「少しはきみだって、わ、分かってくれてもいいじゃないか、ぼくの気も……ち……? を?」
千鶴がようやく気付いた頃には、喝采の拍手が飛び交っておりました。
「…………っ!? のっののの、信彦くん!? これは……」
「ははは、ここがちーちゃんの晴れ舞台だよ!」
実行委員に指名されていた千鶴。出場は御免被りたい彼女を、信彦は水鉄砲を使って挑発し、見事この場所にまで誘導してのけたのでした。
「あーえっと、上穗木さん? 何だかもー、パフォーマンスまでやり切っちゃった感じだけど……どう、せっかくだし、自己紹介でもしとく?」
「えっあっ、う、うううう……!」
ハルさんに促され、恨みがましい目線を信彦へ送りつつも、
「か、
上穗木 千鶴
……です。お、お騒がせ、しました……」
ぷしゅーっと蒸気を放ちそうなほどに赤くなりながら。ショットガンを胸元に抱えてお辞儀をしましたら、銃身をその豊かなお胸に挟み込んだまま、ふるんっと揺れたものですから。会場は再びどっと沸き、千鶴はびくりと背を仰け反らせました。
『アツい主張』を、と言われても。騙されて壇上へ上がった千鶴に、何か考えがあるはずも無く。
おろおろとして……思わず頼ろうとするのは、見ればにこにこと、いかにもやってのけたという満足そうな笑顔を浮かべる、信彦くんの姿。
……そうなのです。千鶴には、伝えたいことがありました。もうこれでもかと、彼に言ってやりたいことが。
ずっと胸に秘めてきたこと。その、想いのたけを、今!
「……信彦くんっ! きみは、ひどいよ。だって……ぼ、ぼくは! ぼくは、きみが、大好きなんだ!! きみが喜んでくれると思ったからこそ、は、恥ずかしいのを我慢して……ぼくは、この水着を選んだんだよっ! それなのに、きみは……きみって人はっ」
ぷるぷるぷる。
突きつけた銃身、グリップを握る手が、震えて。
「えっ、あの……ち、ちーちゃん?」
「きみは、きみは……っ! 少しくらいぼくのことを褒めてくれたって、いいじゃないかあーーーっ!!」
ばしゃーん、どばしゃーん!
エコーしながら空へと昇った、切なる乙女の叫び! ぽかんとして立ち尽くす、ぬれねずみの信彦。
「…………~~~っ!!」
その後。ステージの中心で愛を叫んだ千鶴は、八つ当たりのごとく怒涛の水流を信彦に浴びせながら、舞台袖へと逃げ込むように退場していきました。
彼女の想いが伝わったのかどうか、彼に水着を褒めてもらうことができたのかどうかは……分かりません。
でも、会場から届いた多くの声援には、千鶴を応援する、とても暖かな言葉があふれていたのは、確かです。
「サンマさんっ、リッカルド町長! 岡野さんも上穗木さんも、あはは、何だか慌しくって楽しいステージでしたけども。いかがでしたー?」
「
岡野 丸美
ちゃん。最初は緊張してたみたいだったが……土壇場で、俺のモノマネを見せてくれるとは! あの場であれをやれるのは、きっと大物になる証だな。謝ることはないさ、嬉しかったぜ! ありがとうな!」
「
上穗木 千鶴
さん。誰かを想うということは、幸せなことです。ひたむきな想い、乙女の心は美しく、そして儚いもの。今のそのお気持ちを、どうか忘れないでいてくださいね」
「!? いつになくシンプルなコメント、でもこの説得力は一体……!? それはさておき、いよいよ残すところはあと三組のみとなりました! 太陽さんも沈みかけ、でもまだまだ! フィナーレを迎えるまで、この夏は終わらないのよーっ!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
92人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月16日
参加申し込みの期限
2014年08月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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