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【(色んな意味で)凸凹コンビ】
出番を終えてやってきた
冴木 竜司
を、
鬼崎 あやめ
は満面の笑みで出迎えました。
「こんにちは、冴木さん。お疲れさまでした、かっこよかったですよ」
「あやめちゃん、ここで店出してたんだな。おう、ありがとな!」
相変わらずの竜司の赤褌スタイルは、『おにざき』で寝子島丼をかっこむ女性客たちの箸を止めさせ、聞こえるのはほうっと惚けたようなため息。
美人看板娘、あやめの水着姿もまた、主に男性客へ大いに好評。本日はなかなかの売り上げを期待できそうです。
海鮮お子様ランチをもぐもぐ、すっかり観戦モードな
曖浜 瑠樹
は、
「オレも応援したよぉー!」
「おっ、君も応援してくれてたのかー、ありがとよ! おォ、こいつは……サンマさんストラップじゃねぇか、カッコイイな!」
「へへ~、いいでしょ」
子供好きな一面を見せる竜司の爽やか笑顔に、どうやら瑠樹くんも懐いた様子。
ひとしきりサンマさん談義で盛り上がったところで、あやめがやってくると、言いました。
「そうだわ、冴木さん。さっき、コンテストの実行委員さんが来て……つくしちゃんとお友達が出場するそうなんです。良かったら、一緒に応援しませんか?」
「何、つくしちゃんが!」
がたん、立ち上がる竜司。
彼にとって、あやめの義妹、
鬼崎 つくし
は妹のような存在であり、そして……初恋の娘。特別な存在。
そんなつくしを、お兄ちゃんとしては、応援しないわけにはいきません!
「いってらっしゃーい、オレも応援してるからねぇ」
という瑠樹に見送られて、お店は一端休憩タイム。二人は揃ってステージへ向かいます。
矢萩 槇
にとって、今日は、忘れられない日になりそうです。
親友のつくしと一緒に、水をかけっこしたり、ビーチバレーで遊んだり、思う存分海を堪能……何やら槇の胸元を眺めては、打ちひしがれたような顔を浮かべるつくしの様子が、ちょっぴり気になったりもしましたけれど。
「わぁ、すごーい……! 有名人がいっぱいだー♪」
それでもこうして一緒に、水着コンテストにも出場させてもらえるというのですから。
もうすぐ出番ということで、舞台袖に待機している二人。きょろきょろと楽しげに辺りを見回し、審査員席に連なる著名人たちの姿に目を輝かせたりしている槇とは裏腹に、つくしの表情はと言いますと、いまひとつ冴えなかったりします。
「……なんでこんなことに……」
仲の良い友達と二人、浜辺で遊んでいたら、実行委員に声をかけられ……気づけば、こんなところに立っている自分。それはまだ良いとしましても。
つくしの隣に立つのは、よりにもよって『寝子中のビック矢萩』との異名を取る、色んな意味ででっかい槙なのです。
「? つくしちゃん、どうしたの?」
槙が振り向いただけでも、ぶるん。目の前で、揺れるのです。これでもかと。すっごい揺れるのです!
つくしの心がめげてしまったとしても、それは無理も無いことではあったかもしれません。
とはいえ……天真爛漫、元気いっぱいな槙ちゃんは、そんなつくしの悩みは露知らず。
「あっ、ほらつくしちゃん、そろそろ出番みたいだよー! えへへ、一緒に頑張ろうねっ! 私はこんなにおっきくて、可愛くないけど……つくしちゃんは可愛いもん、きっと受賞できるよー!」
なんて。ちょっぴり天然なこのお友達のことが、つくしだって、大好きなのです。
「……もう。槙さんだって、可愛いですよ」
きゅっ、と大きな手を握れば。何だか、安心できるのです。
●エントリーNo.04
鬼崎 つくし
●エントリーNo.05
矢萩 槇
「続きましては、可愛らしいこのお二人! 張り切ってぇ、どーぞっ!」
ステージを行く、槙はにこにこ、胸を張って堂々と。いつもの溌剌とした活発さもそのままに、長身からはちょっと想像がつかないくらいの、明るくあどけない笑みを浮かべています。
「お友達同士での出場、
矢萩 槇
ちゃんと
鬼崎 つくし
ちゃん! お二人は、寝子島中学校の生徒さんなんだって。それにしても槇ちゃんは、背が高いわねー! スタイルもこの通りバツグンで、お姉さん羨ましいわぁ全くもう! 将来が楽しみよね!」
「えへへー」
これが、ギャップ萌えというやつなのでしょうか? 会場の男性たちにも、ウケが良い様子です。
「町長さん、サンマさん、司会者さんもー。サインくださーい♪」
「ま、槙さん、みんな見てますから……!」
そんな槙に、手を引かれながら。つくしはといえば、あまりの恥ずかしさに、すっかり顔をうつむけてしまっておりました。
「そして、槙ちゃんとは親友同士の、つくしちゃん! あららー、恥ずかしいのかな? 大丈夫大丈夫、可愛いよーつくしちゃん、お姉さんが保障しちゃう! なんかこう、守ってあげたいーっ! って感じになっちゃうのよね、これが母性本能ってやつなのかしらん? なんてねー」
繊細そうな佇まいからか、何だか司会者さんからも気に入られてしまったようです。
やがて、ステージの真ん中へとやってきた二人。つくしは内心、
(うう……ほら、観客の人たち、同級生っていうより親子だろ? っていう顔してますよ……)
と、実際そんな風に思われているかどうかはさておいて。場内の人々が、色々な意味であべこべなつくしと槙を、どこか微笑ましそうに眺めていたのは確かでありました。
お次はパフォーマンスタイム、二人は何をしてくれるのかな? という司会者さんの言葉に、つくしはしばし逡巡した後。握った槙の手にぎゅっと力を込めてから、やっと口を開きました。
「……
鬼崎 つくし
、です……よろしくお願い、します」
ぱちぱちぱちぱち! 大きな声援と共に、盛大な拍手があたりへと響きます。
その真っ只中に、立ち尽くすつくし。案外、みんなの反応は暖かかったようです。
槙には、こういった場所で披露できる、 自慢できる特技がありました。
「……じゃじゃーんっ。はいっ、何も無いところから、薔薇の花が現れましたー!」
それは、手品! 手先が器用な彼女の手腕は、実に見事。カードが宙を舞ったり、コインを消したり取り出したり。次々に技を決めれば、観客や司会者に審査員、脇に控えたつくしまでもが、息を呑んでそれを見守ります。
と、観客席の最前列に見知った顔があることに、槙は気づきました。
「槇、可愛い! チョー可愛いっ! 手品もバッチシ、決まってるわよー!」
「あっ、お姉ちゃん……!」
それは、槙の姉、カメラを構えてばしばしと妹の晴れ姿を激写しまくる、
矢萩 秋
その人。
応援に来てくれたことは、槙も素直に嬉しいのですが。実のところ、こんな大勢の人の前で、そんな風に褒められるのには慣れていなかったりしまして。
「あ、あんまり、可愛いとか言われたら……照れるよ~……」
折りしも手品は、頭から取り上げた帽子の中から、鳩がぱあっと飛び立つ締めのマジック。槙はそのまま、思わず大きな帽子に顔を隠してしまいました。
そんな、意外に照れ屋さんなところもまた、彼女の魅力なのかもしれません。
「何よりその照れ顔と笑顔が、可愛い過ぎる! 天使のようだわ、いいえ! これはもう、むしろ女神……!」
って、お姉さんの秋さんも仰ってますし!
最後は、『アツイ主張』を会場へと響かせて終了です。
「えっとね……お姉ちゃんも、友達も。つくしちゃんも、みんなみんな大好き! 愛してるよーっ!」
朗らかに、快活に。槙はそう叫ぶと、応援してくれた全ての人々へ大きく手を振り、咲くような笑顔を浮かべました。
続いて、おずおずと進み出たつくしの番。結局彼女はここまで、ほとんど顔を上げることなく、終始うつむいたままでありましたが……と、そこへ。
つくしの耳に届く、聞き慣れた声。
「つくしちゃん、頑張って! 応援してますよ!」
はっとして顔を上げれば、そこには、大好きなあの笑顔。
鬼崎 あやめ
が、つくしへにこやかに手を振っておりました。そして、隣には……。
「お、お姉ちゃんに……お兄ちゃん……?」
「つくしちゃん、ファイトだ! 何だっていい、今一番言いたいことを言っちゃえばいいんだぜ!」
冴木 竜司
。初恋の、そして今だって大好きな、つくしの『お兄ちゃん』が……にかっ! つくしに笑いかけているのでした。
「私の……一番、言いたいこと……」
「うんっ、つくしちゃん、頑張って! ファイトだよー!」
槙だって、つくしの手をきゅっと握って、応援してくれています。
やがて……意を決したのでしょうか。つくしは、すう、と息を深く吸うと。
「お兄ちゃん…………だ、だ、だっ」
「だ?」
天にも届かんばかりに、つくしは、叫びました。精一杯に!
「お兄ちゃんっ、大好きです!!」
…………………………しぃん。
ぴたり、波が引くように、静まり返る人々。
固唾を飲み、視線は真剣な面持ちのつくしへ。そして、お相手である『お兄ちゃん』へと、行ったり来たり。
さあ……男、
冴木 竜司
!
気になる、そのお答えは、いかに!
「……お兄ちゃんが好き、か。ああ……つくしちゃん。俺も、好きだぜ!」
ぱあっ、とつくしの顔が輝いて、
「妹として!」
キリッ!
「……つ、つくしちゃん?」
「………………………………」
「あ、あの、あやめちゃん。これは……?」
「お、お姉ちゃん……?」
ところ変わって、海の家。テーブルを挟み、一緒に『おにざき』のテーブルへ座っているのは、出番を終えたつくしと竜司です。
二人の目の前には、これでもかとその存在を主張する、トロピカルなドリンク。一つのカップにストローが二本、カップル御用達なアレが、どかんと鎮座しています。
「つくしちゃん、今日はとっても頑張りましたからね。少しくらい、ご褒美があっても良いでしょう? ……ねえ、『お兄ちゃん』……?」
ぴしり。夏の浜辺にありながら、底冷えしそうに冷たい、あやめの視線。その先にある竜司の頬には、くっきりばっちりと、痛々しい赤い手形がついておりました。大事な大事な妹の渾身の告白に対する、その返答を耳にしたときに、あやめが思わず、びたーん! と刻み付けたものです。
ついカッとなって、とは彼女の弁。
痛ましい仕打ちではありましたが。まぁ当の竜司にしましても、内心では、
(勘違いするなよ、俺。あの『お兄ちゃん大好き』は、恋愛的な意味じゃない……妹に手を出すなんて許されねぇ、第一今の俺は、まゆ先生一筋だろ……勘違いするな、俺!)
といった、のっぴきならない事情や葛藤もあってのお答えではあったのですけれど。
「つくしちゃん。まだ嫌われたわけじゃないし、チャンスはあるよっ。応援してるからね!」
「……槙さんも……うん、ありがとう……」
こっそり耳元でささやいた槙の気遣いが、つくしの胸をじんわりと暖かくしてくれます。確かに、このくらいのご褒美くらい、つくしにもあって良いというものかも知れません。
「じゃ、じゃあ、お兄ちゃん……」
「あ、おう、そうだな。飲もうか、つくしちゃん……」
やがて、てれてれ。大いに照れながらも、二人はちゅーっとカップルドリンクを飲み始めました。
「……矢萩さん。これからもつくしちゃんのこと、よろしくお願いね?」
「うんっ、ずっとずっと、友達だよー!」
あやめと槙は、うんうん。うなずきながら、その微笑ましい光景を、そっと見守るのでした。
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
92人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月16日
参加申し込みの期限
2014年08月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月23日 11時00分
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