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【恋人たちとお兄ちゃんズ】
シチュエーションという名の演出が、相手をより輝かせて見せる……なんてことは、良くあるわけでして。
(彩葉さんと一緒に、海。一緒に……!)
(拓郎の、水着姿……! 素敵だなぁ……)
志波 拓郎
と、
高梨 彩葉
。初々しい恋人たちの頬がすっかり朱に染まっているのは、どうやら、アツい日差しにのぼせただけでは無いようです。
浜辺の喧騒も、どこか遠くへ。冷たい水際をちゃぷちゃぷ、静かに歩く二人。
彩葉の、好きな人。
拓郎の、好きな人。
夏のビーチはもう、二人だけの世界……。
と、いうわけでも無かったようですけれど。
「……えっ。コンテスト……!?」
「私たちが?」
実行委員に揃って声かけされ、顔を見合わせる二人です。
「恥ずかしい、けど……選ばれたからには。頑張ろう……二人で」
「……うん。せっかくだもんね。参加してみよっか……二人で」
互いの笑顔のあたたかさ、頼もしさが、拓郎と彩葉。二人をちょっぴり、大胆にさせているようでした。
シチュエーションという名の演出が、相手をより輝かせて見せる……なんてことは良くあるわけですが。
「あっ、れんちゃんれんちゃんこれおいしそう奢ってー!」
「野郎に奢る義理はねぇ」
まぁこちらのお二人には、あんまり関係は無かったようですけれど。
弟妹たちのどきどきデートをよそに。
志波 武道
、
高梨 煉
のお兄ちゃん二人は、何の因果か、男二人で浜辺を散策中でありました。
「ったく、なぁんでブドーと二人で、こんなところを歩いてるかねぇ」
イカ焼きをかじりながらの煉は、そんなことを言いつつも、屋台や海の家の美味しいものをそれなりに堪能しているようです。
「まーまーいいじゃん、俺とれんちゃんの仲じゃなーい☆」
武道さんは、うん。いつも通り! 実に楽しそうです。
「あっ、れんちゃんれんちゃんあれもおいしそう奢ってー!」
「野郎に奢る義理はねぇと……ん?」
そんなこんなで、親友同士で買い食い中の二人。声をかけてきたのは、水着コンテストの実行委員。
武道に、あのステージの上へ出て欲しいというのです。
「おぉ、ご指名かい!? やったぜれんちゃん、二人揃ってご指名だってさー」
「え、いや、声かけられたのはお前だけ」
がしっ! 武道は煉の肩をがっしりと掴んでホールド。
「さー行くぜーれんちゃん! 狙うはモチ、優勝だぜーHAHAHA☆」
「解せぬ」
指名されたのは、武道一人だったはずなのですけれど……ずるずるずる。引き摺られるままに、煉も会場へと向かうことになりました。
「俺もしっかり登録されてるし……」
ノリの良い実行委員たち。二人が控え室に着くと、彼らは武道の横にいる煉を見るなり、ちょちょいっと彼の名前もリストへ加えてしまいました。アバウト!
まぁ、煉もそこで出場を渋るほど、繊細なタイプでも無かったりするのですけれど。
と、きょろきょろとせわしなく視線を巡らせていた武道が、
「あるぇー? たー坊に彩葉ちゃんまでいるじゃなぁい!」
「お……へぇ、二人もカップルで出場ってことか。おーい!」
手を振りながらお兄ちゃんたちが近づくと、出番を待っていた拓郎と彩葉は、目をぱちくり。
「あれ、お兄ちゃん?」
「……なんで、いるんだ。バカアニキ……」
互いの家族が、恋人同士、親友同士でそれぞれにコンテストへ出場するとは、当然思いもしませんでした。
「二人で仲良くアピールの相談かい? 主張のほうはどうするんだー? オニーチャンしんぱーい☆」
「よ、余計な、お世話……」
嬉々として弟にカラむ武道……と、ひとしきり控え室ではしゃいだ後。
やがて、拓郎&彩葉が名を呼ばれ、揃ってステージへ向かいます。
と、そこへ。
「……祭りは楽しんでこそ! 夏らしく、派手に咲いてこいっ、拓郎!」
ばっちん! 背中を叩いて、武道はそこだけは兄らしく、弟を鼓舞するのでした。
煉もまた、
「拓郎、彩葉のエスコートを頼んだぞ。彩葉、楽しんでこいよ」
「うんっ! それじゃ、いこっか?」
「あ、ああ……」
彩葉が拓郎を先導する形で、お兄ちゃんズに見守られつつ、まずは二人が壇上へと先行します。
●エントリーNo.52
志波 拓郎
●エントリーNo.53
高梨 彩葉
「夏のビーチは恋人たちの楽園、ってーことで次はカップルでのご登場! この方たちです、どうぞーっ!」
(っ……こういう時はやっぱり、男が引っ張らないとな……!)
緊張に、胸はどきどき。手には汗が噴き出てきそうな拓郎でしたが。
ここは、一念発起!
(……あ)
きゅっ、と彩葉の手を握ると。拓郎は先に立って、ぐいと彼女を先導します。
(拓郎、引っ張ってくれるんだ……ふふ、嬉しいなぁ)
ふいに見せた彼の男らしさ、包み込む手のひらのあたたかさに、彩葉も胸をときめかせて。
恋人たちは仲良く手を繋ぎ、ステージへ!
「エントリーナンバー52あーんど53番は、
志波 拓郎
さんと
高梨 彩葉
さんの高校生カップルでーす! きゃあきゃあ、いいわねー甘酸っぱいわねーこういうのってば、もーお姉さんまで照れちゃうったら!」
もちろん二人も、照れテレ。お顔は真っ赤、でもお互いの存在があれば、こんな局面を乗り切る勇気も湧いてくるというもの。
「まずは彼氏さん、志波さんのほうから! うーん程良く筋肉質、精悍な身体つき♪ んもー頼りがいのありそうな彼よねっ。パーカーのサイドのシースルーにどきりとしつつ~、スポーティでカッコイイ水着もナイス! スタイリッシュなコーデよね、でもお姉さんは見逃さないわよー、水着の太もものニクキュウ柄はこだわりのワンポイントっ!」
会場の微笑ましそうな視線は、拓郎へ……続いて、彩葉へと移ります。
「彼女さんの高梨さんがまた、色っぽいんだーこれがっ。大胆カットのビキニブラ、こぼれ落ちそうな胸元! 威力バツグンってカンジよーこれ、でもでもシックな黒のパレオに、頭に乗っけたトロピカルフラワー、そして何より! この、恥ずかしげなはにかみ! 可愛さとセクシーの両方良いトコ取りっ、そりゃあ志波さんも惚れちゃうってものよね!」
何だか好き勝手言ってるハルさんをよそに、二人は歩調を合わせながら、ゆっくりと中央へ到着。手を繋いだまま、大きくぐるっと一回り。
「寝子高製菓部では、お菓子好きの部員たちが、食べたり作ったり。楽しく部活動をしています」
パフォーマンスタイムは、それぞれに得意な分野を、と決めていました。
彩葉は、学校で所属する製菓部についてのアピールです。
「お菓子好きな寝子高生さんは、ぜひ、製菓部へお立ち寄りください。美味しいお菓子と一緒に、お待ちしてます!」
いつも顔を隠している長い前髪を、今日の彩葉はヘアコサージュで留め、上げています。広い視界にいささか違和感、普段のようなハイテンションは、ちょっぴりナリを潜めてはおりましたが。
(たまには、こういうのも……いいよね?)
ちらり、拓郎のほうを覗き見れば、小さくうなずいてくれた彼の微笑に、ほっと一安心です。
続く拓郎のパフォーマンスは、自慢の運動能力を披露!
実行委員に用意してもらっておいたマットレスの上で、ぱさりと羽織ったパーカーを脱ぐと、にわかに露わになった筋肉質な肉体に、女性たちの熱視線が突き刺さります。
パーカーを一時彩葉に預けてから、拓郎は、
「……よし。いきます」
ステージの長さを活かし、少しばかり助走を付けてからの……ロンダート! バク転からの、バク宙っ!
一瞬の連続技。美しいフォームで宙を舞った拓郎、着地時にほんの少しだけ、よろけはしましたものの。思わずぱちぱちぱち、手を叩いた嬉しそうな彩葉に続いて、会場からは、その見事な技への賛辞が贈られました。
緊張からか、技を決めた高揚感もあってのことでしょうか。『アツい主張』をと促された拓郎の、頭は真っ白、ぐるぐるぐる。
そんな時、ふと脳裏をよぎったのは、壇上へ赴く直前にかけられた兄の言葉と……少しばかりひりひりとした、背中の感触。
(俺が伝えたい、熱い言葉……熱い、想い……!)
オフビートな拓郎でも、この夏くらいは、アツくなってみたい!
自然、口から飛び出したのは、まさにアツアツな告白でした。
「…………彩葉さん! だ、大好きだーーーっ!!」
「っ!? ふええっ!?」
びくりっ。彩葉にとっても予想外の拓郎の叫びに、熱くなる頬、彼女は見る間に、耳までまっかっか!
(どっどっど、どうしよう!? こんなところで……こ、応えたほうがいいのっ!?)
とはいえ、もちろん。彼女の答えは、決まっているわけで。
「~~~~っ、わ、私も! 同じ気持ち、です!!」
途端。
わっ! と、二人へ降り注いだのは、アツく、そしてあたたかい会場の人々からの祝福の声と、割れんばかりの拍手でした。
出番を終えた二人が、大胆告白の余波で、寄り添いつつもすっかり縮こまり、そそくさと降壇しようとした……ところで。
『……良くやったっ、それでこそ愛しのたー坊っ!!』
スピーカーから響き渡る、この声!
ずんずんずずん、ずずんずん。軽快なBGMに乗せて。ずずんずんと現れたのは……!
「ブドー、参上ッ!!」
そう、武道さんでした!
「あ……兄貴……?」
「ブドー先輩!?」
あっけに取られる拓郎たち。前倒して登場してしまった武道に、司会者ハルさんもちょっぴり慌てて、
「あ、あなたは、次の出番の
志波 武道
さんじゃ……あのもーちょっと後っていうか、今呼ぼうかなーって思ってたところで、えっ!? 面白いからそのまま進めちゃえーって、マジですかサンマさん!?」
審査員席には、ぴーんと反り返り、短い手でマルを作るサンマさんの姿が。何だかオッケーが出たようです。
ずずんずんずん、あっという間に中心へ躍り出た武道。
ちなみに彼、水着ではなく、服を着たままの登場だったのですが、
「サンマさんの、そして会場の皆さんのご期待にお応えしてのー……一回転脱衣ッ!☆」
ずばしゅっ!
一瞬で決めた華麗な脱ぎっぷりは、まさに
トリエンナーレの覇者
、神速脱ぎのブドーの魅せる秘技!
「い……いやーーーんっ♪ 凄まじき早脱ぎを経て、服の下から現れたのは、鍛えられたこのボディーっ! そして一点の曇りも無い、まごう事なきブーメランパンッッツ……っっ! 眼福よー眼福だわー、お姉さん感動だわ……!」
プロ根性のタマモノか、単純に琴線に触れまくったがためかはさておき、きっちりと入れてくれるハルさんの解説に合わせ、武道はこれでもかとその肉体を見せ付けるのでした。
ところで。どなたか、忘れてはおりませんか?
ちゃらりー、ちゃっちゃっちゃらーりー、ちゃらーりーっ。突然のBGMチェンジ、聞こえてきますのは、シゴト人のような笛の音。
『……妹カップルを茶化す輩は、馬は無くとも俺が裁く……!』
じゃじゃじゃーん、ちゃらりーらりらりらー……っとまぁ、そんな感じの勇ましい曲が流れまして。
狼藉者には天誅を! 例えそれが、己が心許した親友であろうとも……!
颯爽と現れたのは、そう。お兄ちゃんズのもう一人!
「へぶあーっ!?」
武道の首元へ強烈なラリアットをブチかましたのは、
高梨 煉
さん! でありました。
びたーんっ! と武道がステージへ顔面から叩きつけられるまでが、お約束!
「どうも、彩葉の兄、
高梨 煉
です。一連の流れは、特殊な訓練を受けたアクターによる演技、アピールです。良い子はマネしないでくださいね?」
「しないようにね!!」
がばっと上体を起こして元気にサムズアップした武道を見れば、確かに、彼の顔面に損傷は皆無。双方、何気にスゴイ技でありました。
「ら、乱入に次ぐ乱入で、お姉さんは大混乱ですけどもーっ。そんなのも吹き飛ぶような爽やかイケメンの登っ場っ! すらりと均整の取れたスタイル、シンプルな純白のトランクス! そしてこの、あまーいマスク……ウィンクまでキメられちゃったら、こりゃもーたまんないったら!」
なし崩しに登場した二人。流れるようなパフォーマンスで、程良いカオスに包まれたステージ。
置いてけぼりになっていた妹カップルへ、煉はお詫びの意味も込めて、最後に『アツい主張』を。す、と片手で、妹たちを指し示すと、
「この、太陽なように暑苦しいカップルたちに。どうぞ、祝福をお願いします! そしてこの場の皆さん、全員が、良い夏を送れますように……!」
じゃ! と、爽やかな笑顔を浮かべる煉は、退場していきました。武道の腕をずるずると引き摺りながら。
「夏を楽しめ、今を楽しめ! まずは、そこからだ!」
ずいと掲げた拳。にっと不敵な笑みを浮かべながら、武道は退場していきました、引き摺られながら。
「あっ、拓郎、私たちも!」
「っ、ああ……ありがとう、ございました」
ぺこりと頭を下げ、慌てたように降壇していく恋人たちを、壇上で見送ってから。
「……はっ。いけない、お姉さんすっかり忘れてたわ、まだ紹介してなかったじゃないの……!」
●エントリーNo.54
志波 武道
●エントリーNo.55
高梨 煉
「の、お二人でした!」
舞台袖のステップを降り、控え室へ。先を行く兄たちの背中を追いかける、拓郎と彩葉。
くいくい、ふいに後ろから袖口を引かれて、拓郎は立ち止まりました。
振り返ると……ステージの余韻。赤く上気した頬。階段の途中に立った彩葉の目線は、拓郎よりいくらか上。
「……彩葉、さん?」
とくん、とくんと鳴る、互いの胸の鼓動。
壇上での、拓郎の告白。彩葉は、とても嬉しかったのです。すぐにでも、伝えてあげたかったのですけれど……何せ、あの大観衆の前でしたから。
今までずっと、彩葉は、胸に秘めていたのです。きちんと形にした、その言葉を。
す……と。彩葉は少しばかり前かがみに身を倒すと、その柔らかい唇は、そっと拓郎の耳元へ。
ぽそり。つぶやくように、彩葉はやっと、伝えることができたのでした。
「私も……大好き、だよ♪」
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
92人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月16日
参加申し込みの期限
2014年08月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月23日 11時00分
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