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【茜色の夢】
海岸を包み込む、水着コンテストに伴う異様な熱気もさることながら。
夏のビーチと言えば、恋人たちの楽園! 絶好のデートスポットでもあるわけでして。ちょっとそのあたりを見回してみれば、幾人ものカップルたちの仲睦まじい姿を目にすることができました。
中でも、
雨崎 荒太郎
と
西野町 かなえ
、二人のラブラブっぷりときたら!
「はいっこーたん、あーん♪」
「あーん……もぐもぐ。美味しいよーかなたん♪」
出店で買った炉端焼きを、かなえは荒太郎の口の中へ。ぴったりと寄り添いながら、イチャイチャ。もう、実に幸せそうなのです。
そこまでは、恥ずかしくてちょっと……なんて躊躇していた周りのカップルたちも、二人のアツアツに当てられたのでしょうか。いつもよりちょっぴり大胆に、ラブラブに。
二人の周囲の空間は、何だかそこだけがピンク色に染まって見えるかもしれない、というくらいにラブが満ち満ちておりました。
「定番やけど、やっぱり。夏のデートといったら、海やよねー♪」
「うん、かなたんと一緒なら、何度来ても楽し……あれ?」
ふと。首を傾げた荒太郎の視線の先へ、かなえも目をやると……そこにはぴんと空へそそり立つ、見慣れた姿が。
「あれーサンマさん?」
「ようっ二人とも、青春してるな!」
しゅたっ、と手を上げたサンマさん。
聞けば、荒太郎に水着コンテストへの出場を要請しに来たと言うのです。
「ぼくがコンテストに……って、今日は普通の水泳部水着だけど、いいのー?」
「もちろん、むしろそれがいいんじゃねえか! アツいステージに期待してるぜ、それじゃよろしくな!」
言うだけ言って、サンマさんは次の出場者をピックアップするため、しゅたしゅたと行ってしまいました。
かなえはちょっと興奮気味に荒太郎を見ると、
「こーたん、すごい! やっぱカッコエエもんなー♪ うち、頑張って応援するで、こーたんも頑張ってや!」
恋人のカッコ良さを認められたのが嬉しくて、誇らしくて。はしゃぎがちなかなえです。
「よーし、呼ばれたからには頑張ってくるよ、見ててねーかなたん!」
「うんっ、いってらっしゃーい!」
そして、そんな風に背中を押してくれる彼女の笑顔ほど、荒太郎を奮い立たせてくれるものは無いのです!
●エントリーNo.56
雨崎 荒太郎
「お次はこの方、さあさあいらっしゃいませどうぞー!」
(かなたんも応援してくれてるし、頑張らないと……!)
荒太郎が登壇すれば、途端。きゃーっ! と嬉しそうな、女性たちの声が上がります。
「来たわよ来たわよー! こういうのを間近で見れちゃうのが司会者の役得って言うかー、お姉さん感激っ! エントリーナンバー56番の
雨崎 荒太郎
さんは、水泳少年なんだって! 寝子高水泳部の方には何人か登場してもらってるけど、この深いブルーが目にも鮮やかで良いのよねーカッコイイっ。それにそれに、泳ぎで鍛えた、この引き締まったイイ身体っ♪ 胸囲88cmの胸板に、抱かれてみたいっ!」
なんて褒めちぎってくれる司会者さんですが、そこは残念、かなえの特等席ですので!
無数の視線の中を歩くとあって、のんびり屋の荒太郎も、いささか緊張気味。
(うーん、やっぱり少し、緊張しちゃうなー……あっ)
でも。ステージの真正面、かぶりつきの最前列。
「きゃーっこーたーん! かっこええよー♪ うち、応援してるからなー!」
そこには、大好きな女の子がいて、自分だけを見ていてくれるのです。
小さく恋人へうなずき返した瞬間、すうっと、荒太郎の胸の緊張は解れていき……少しぎこちなかった足取りは、しゃんとして。
水着を見せつけながら歩き、やがて中央部へと到達すると、くるり、一回り! 部活で鍛え上げた胸筋に背筋、それに程よく焼けた肌も、きっちりとアピールすることができました。
続く荒太郎のパフォーマンスも、この着慣れた水着についてです。
「この水泳部水着は、フィット感抜群なのに滑らかで、デザインだってカッコイイ! それに、サンマさんもびっくりの性能なんだよー!」
名を挙げられた審査員席のサンマさん、黙ってうなずくと、びしっ! 肯定のサムズアップに、観客席のあちこちからは、ほう……! と興味深げな声が漏れ聞こえました。
そして……荒太郎が叫びたい『夏らしくアツい主張』と言えば、もう、最初から決まっているのです。
「……付き合ってる女の子に、一言あります」
まさにアツい視線で見つめるその先には、かなえ。
あまりにも多くの人々に囲まれ、注目されながら、荒太郎の目に入るのは……ただ一人の女の子。
荒太郎は実を言えば、ついこの前まで、海が得意ではありませんでした。以前に海で溺れた経験のあった彼は、どうしても苦手意識があったのです。
それを克服することができたのは。吹っ切ることができた上に、今日のように夏の海を楽しむことができるようになったのは。
大好きな、かなえのおかげ。
「ぼくが海を好きになれたのは、彼女と一緒に泳ぎに来てるからです! 来年も、再来年も……ずっと一緒に、海に来ようねーっ!」
「こーたん……」
荒太郎が壇上から声を上げれば、注目は、どうやら観客たちにもそうと知れたらしい、恋人のかなえへ。
もちろん。かなえだって、そんな周囲の視線には気付くことなく……見えるのは、ステージの上で輝く、大好きな彼だけなのです。
「……うんっ! ずっとずっと……うちらが、お爺さんとお婆さんになっても。ずっとやで……♪」
そこはもう、二人だけの世界。
司会者さんが何か言ったらしく、辺りは大きな暖かい拍手に包まれましたが。若い恋人たちは、それに気付くことはなく……けれど、人々の優しさ、応援の言葉の数々は、二人の絆が更に深まっていくのに、きっと一役買っていたことでしょう。
出番を終えた荒太郎が降壇し、かなえも彼を追って姿を消すと。二人に当てられた、会場の多くの恋人や夫婦たちは、ふいにお互いを見つめ合い……熱く視線を絡み合わせるのでした。
和菓子店『萩屋』の店先で、二人。
無事にステージで出番をこなした荒太郎の労いに、かなえのおごりのカキ氷を食べながら、恋人たちはやっぱり……二人だけの世界の中。
「はいっかなたんも一口、あーん♪」
「あーん……もぐもぐ。んーっ、美味しいでーこーたん♪」
目の前には、少しずつ暮れてきた日の光、徐々に赤く染まりつつある波間。
それを眺めるうち、ちょっぴり途絶えた会話。でもそんな静かな間すらも、今は何だか心地が良くて。
壇上の緊張の反動でしょうか、少しばかりうつらうつらとし始めた荒太郎に、
「ん、こーたん、ねむい? なら……はいっ、おいでー♪」
椅子に腰掛けたかなえは、ぽんぽん、と自分の膝を叩きます。
「いいのー? それじゃ、お言葉に甘えて~……♪」
ころん。寝転がった荒太郎は、かなえの柔らかい膝に頭を乗せ、ご満悦です。
そよそよと通り抜けていく風が、二人の髪をふわりとなびかせて……やがて、荒太郎はすやすや。膝枕の上で、すっかり寝入ってしまいました。
「……おやおや。寝ちゃったみたいね」
「しーっ」
微笑みながら指を立てたかなえに、店主の
矢萩 秋
は、気を使ってか、そーっとカキ氷の器を回収していきます。
「ふふっ、ゆっくりしていくといいよ」
秋のありがたい言葉に、かなえは小さくお礼を言って彼女を見送ると。
「こーたん……お疲れさま」
さらり。恋人の髪を、優しく撫でてやります。
「むにゃ……かなえおねえちゃんの、足ぃ……」
「って、どこ触っとんねん! もーっ」
夢でも見ているのでしょうか、すべすべとかなえのももを撫でてみたり、口ではむっとしてみたり。実は彼、無類の足フェチだったり。
でも、好きな人のすることです。かなえはそんなところだって、許せてしまうのです。
「……コンテスト。色んな人がおったけど……やっぱり。こーたんが一番、カッコよかったで?」
ちゅっ。ほっぺにキスは、あふれる想いの、その証。
「……むにゃ。えへへ……かなえおねーちゃん、すきー……」
「もぉ。どんな夢見てるんやろ……ふふっ♪」
まどろみの中、荒太郎の見る夢は、いつかの光景。心から穏やかな、あの一時の夢。
小さな子供へと還った荒太郎は、大好きなかなえおねえちゃんに、心置きなく、思う存分に甘えるのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
92人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月16日
参加申し込みの期限
2014年08月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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