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◯
別れの挨拶を告げたと思えば、すぐに振り返った
遠矢 護
。
「えっと、遠矢? どうしたの?」
ロベルト・エメリヤノフ
は小首を傾げるが、
「ん? あれ?」
何故か護も小首を傾げた。
「えっと……また、明日?」
再びロベルトがさよならを告げると、護も気を悪くした様子もなくさよならを返す。
「そうですね、また……ってあれ?」
が、何度しても振り返ってくる。
「遠矢?」
「あ、あの……」
「えっと、僕が先に行ったほうがいいのかな?」
ロベルトが、護の代わりに去ろうとすると――
「あれ?」
今度はロベルトが護を振り返ってしまった。
「えっと……」
「……ええっと」
しばし見つめ合う。
何度か目を逸らそうとするが、どうしても『見つめ合う』形に引き戻された。
(あれ……これは……)
どう頑張っても 二人の絡んだ視線はほどけない。
近づいてみたり離れてみたりと試してみる。
どうやらいくらか離れることは出来るみたいだが、視線が絡み合っていないと、すぐに強制的に見つめ合う状態に戻されることがわかった。
「うん、どうにか不自然でない状況でも作ろうか」
「……そ、そうですね」
不自然でない状況と言ったのはいいが、具体的にどうしたらいいのかの案はなかった。
(見つめ合ってて、いや向かい合ってて不自然じゃないのは……)
「……遠矢、収まるまでどこかでお茶でもどうかな?」
「お茶!」
ロベルトの言葉を聞いた瞬間、護は目をパチクリとさせた。
けれどこうしてしっかりと見つめ合っていると(あ、もしかして嫌だったかな)とネガティブになることもなかった。
護の目が、控えめにではあるがキラキラと輝いて――それは紛れもない喜びだったから。
「あ、あの僕でいいんですか?」
「僕でっていうか、だって遠矢から目が逸らせないんだし……」
「あ、そうですね……! じゃ、じゃあお願いします!」
なんとなく話が噛み合わなかった。
それもまた、見つめ合っているせいだった。
それから学校の近くの喫茶店に向かう。
「って、前」
「きゃ!」
「……大丈夫?」
「は、はい……、なんとか。」
「そうか、歩くときも離れないのか……一応、気をつけて」
「あ、はい、気をつけます。
見つめ合っているせいで、電柱にぶつかりそうになったり、ころびそうになったり、たびたび危ない場面に遭遇したが、二人で声を掛け合い、どうにか喫茶店に辿り着いた。
そして喫茶店に辿り着いてしまえば、もうただ座っていればいいだけだった。
「ふぅ……」
「どうにか無事に着きましたね」
「ほんと。お互い無傷でよかったね」
二人は安堵の喜びをわかちあい、当り障りのないものを注文した。
(……しかしこうして見つめ合ってるのって、なんか不思議な感じ)
最初は恥ずかしいばかりだったが、数々の困難(?)を乗り越えた今は、ただの恥ずかしいという感情はなかった。
(……でも周りから見てこれは)
たぶん、こう、カップル的な、アベック的な、微笑ましい的な、バカップル的な……。それらのどれかに思われていることだろう。
(僕はいいけど……)
全然気にしないし、むしろこんな可愛い後輩とそんな風に見られるなんてラッキー! と思うくらいだが。
(でも……、遠矢的に大丈夫なんだろうか……?)
見つめ合う護の視線からは、そのあたりの感情は読み取れない。
けれどとりあえず、不快ではないのだろう。
そう、ロベルトは思いたかった。
「あ、先輩、そういえば――」
いつしか照れは鳴りを潜め、慣れが姿を表した。
慣れとは恐ろしい。
自然と会話は続き、気まずい沈黙が訪れることはなかった。
体育祭の話や、授業の話。
学年が違うからこそ別々の話題があり、けれどそれなりに広がり、時間はあっという間に過ぎていく。
「それにしてもこれが手作りなの?」
ふとロベルトはクマのぬいぐるみを取り出し、改めて尋ねてみた。
「はい……」
護はハンカチのお礼だと言っていたが、これってそんなに簡単に作れるものなのだろうか。
(けっこうすごいぞこれ……)
見る限り、糸のほつれはないし、不格好な縫い目も見えない。
目はくりくりとして可愛いし、落ち着いた色合いの布地は護の髪の色と似ているような気がした。
「ありがと、大事にするよ」
ロベルトは再びクマを紙袋の中に戻し、微笑む。
「はい!」
護も同じように笑顔を返してくれた。
「っ!」
やっぱり護は可愛い。
忘れ去ったはずの羞恥は、ふとした瞬間にこみ上げてくる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月24日
参加申し込みの期限
2014年12月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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