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◯
モミジの樹の下で、
酒浸 朱蘭
と
骨削 瓢
は『義キョウダイ』の盃を交えた。
――までは良かったのだが。
「ってあれ?……腕、とれないぜ?」
朱蘭が呆然としてそんなことを言い出した。
「おいおいこれじゃあ、つまみがとりにくいぞ……」
続けて批難の声が飛んでくるが、瓢は(んなわけないだろ)と眉をひそめる。
「朱蘭じょー、つくならもうちょっとマシな冗談にしてくだせぇ……」
と言いながら瓢は腕に力を入れ、碗を下ろそうとした。
「……ってアレ?」
下ろそうとしたが、下ろそうとする以上のことはできなかった。
「マジで取れねぇ!!」
どうにもならないあまり、語尾に笑いが滲む。いや、溢れている。
「だろ!?」
どうする俺?
一生このままなのか俺?
っていうか既に腕が重くて痺れそうなんだけど俺?
どうするよ、俺!
「まぁいいか!! 呑むべ!!!」
だが、瓢が悩んだのは一瞬だった。
「あぁー……」
ため息なのか呆れなのか朱蘭は中途半端な声を漏らす。
「まぁ瓢が楽しそうだしいいか!」
けれど彼女もまた悩むことはすぐに諦めた。
「楽しいねぇー!」
「あははは、あたしも楽しくなってきたぜ!」
そうなればもうストッパーはいない。
「んじゃ先にツブれた方が弟か妹な!」
瓢は酔っ払ったのをいいコトにそんな賭け事を持ちかける。
「なーに!?」
「なぁに、簡単な勝負ですよぃ」
元から本能の赴くままにで生きているせいなのか理性が飛んでも、煽ることも忘れない。
「勝負だと!?」
「それとも……朱蘭嬢は、勝負から逃げるのかい?」
瓢は片方の口の端しを持ち上げて、挑戦的な笑みを浮かべた。
「何言ってんだよ、瓢。
ふん、酔っ払いベテランのあたしに勝負を挑むとはいい度胸だぜ! とことんやってやるぞー!」
「それでこそ、しゅらんじょー!」
こうして宴は混沌へと片足をツッコんだのである。
そして5分後。
「兄弟になるなら互いに色々知ったほうがいいだろねぇ! ツー訳で質問ターイム!!」
「イエェエエエエエイ!!!」
もはや本能ですら彼らが何をしたいのかわかるまい。
「忍者は何賀が好き?」
「何賀ってなんだよ何賀って!」
「イかコウか」
「……甲賀!」
「じゃああっしは伊賀で」
「意味分かんないぞ……で、好きなお米はどこ県産?」
「どこ県ってことは北海道はなしですかい?」
「ベツに北海道でもいいよー」
「おお、朱蘭嬢はあっしと違って優しいねぃ。ちなみに茨城県で」
「って北海道じゃないのか、さすが瓢」
お互いが質門を終えると、1杯ずつ一気に飲み干した。
そして20分後。
「あひゃひゃひゃ! 次はあっしの番ですねぇ? 豆腐は角から食べる派? それともナカから?」
「んにゃもん、考えたこともないよ~……」
「今考えたらいいんじゃないですかねぇ!」
「ええっと~、たぶん、真ん中からかな~……」
「……それは、それは、奇遇だねぃ~」
「おっ、瓢も真ん中派なのか~?」
「いんや! あっしは気分次第だねぇ!」
「……だろうと思ったよぉ~」
答えのない……いや、答えを求めていない不毛な質門を繰り返し、質門と同じ数だけ一気飲みを繰り返す。
その果て。
「ってあぁーもう限界だぜ……!!」
先に声を上げたのは朱蘭だった。
「あっしも……限界みたいだねぇ……」
ほぼ同時のタイミングで瓢も『まいった』の声を上げる。
ただし。
「ったく、いつになったら離れるんだ……?」
朱蘭が上げた悲鳴は酔いからくるものではなく、交わったままの腕の痺れに対するものなのだ。
「って瓢、もうダウン?」
「……常時酔っぱらいには……、敵わな、いよぃ……」
「瓢? おい、瓢?」
「……うひ、ひ」
瓢は力なく笑うだけで、まともな返事になっていなかった。
「まぁいいやおーい瓢ちょっと枕になれよー……」
「いや、だよ、ぃ~」
「んじゃ互いに互いの枕でー」
「んじゃおやすみー」
「うよぃー」
最後の方はもはや言葉になっていなかった。
そして片方は酔いで、片方は疲労で折り重なるように倒れる。
こうしてモミジの樹の下、二人の『姉弟』はしばしの眠りについた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月24日
参加申し込みの期限
2014年12月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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