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風紀委員のお仕事~登校完了せよッ!~
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●一日が始まっていく AM7:20~
ねこでんに揺られながら、聖は友人たちとお喋りをする。
天気の事、今日の授業の事、先ほど出会った狐の事。
何でもないような会話でも友人たちと笑いあえるこの時間は、大切なものの一つだ。
会話が途切れた時、窓の外へと目を移す。
電車から見えるのは、海。朝日の照り返しを受けキラキラと光り、その上ではカモメが飛んでいる。遠くの方には船が見え、反対に近場では歩く人、走る人、自転車に乗る人。
聖たちと同じ制服を着て、同じく学校へと向かう人々が見えた。
「何見てるの? カッコいい人でも居た?」
「え? ……ふふ、そうかもしれませんね」
え、どこ!? とはしゃぐ友人に聖は笑いかける。
もうすぐ寝子島シーサイドタウン駅だ。
「ふふ、くすぐったいよーって……お腹すいたの?」
晴れ渡る空の下、
桜庭 円
は楽しそうに歩いていた。
片方には通学用の鞄、そしてもう片方の手には小さな子猫を胸に抱いていた。
小さな茶色いのトラ猫。つい最近生まれ、家族になったばかりの子猫だ。
その小さな頭を円の掌に押し付け、甘えたような仕草を見せると、円は顔を綻ばせる。
「あれ……おはよう」
「おはよー刀くん。走ってきたんだ」
曲がり角を曲がると、前方から刀が走ってきた。そのまま近くで止まる。
「ああ。さっき美術館と図書館を通ってきて……後は学校に向かうだけかな」
「そっかー、お疲れさまー。ほら、にゃーくんも挨拶ー」
円に押し出され、にゃーくんはつぶらな瞳を刀に向ける。そしてみゃあ、と一声。
「ふふ、いい子いい子」
「にゃーっ」
頭を撫でる円に、刀は鳴き声を真似しつつにゃーくんの喉を撫でた。
ごろごろ、可愛らしい音がする。あ、そうだと刀は鞄から煮干しを取り出した。
鼻先に差し出すとふんふん、匂いを嗅ぐ。ぱくり。
「わ、ありがと! 刀くん、いっつも煮干しくれるから懐いてるみたいだねー」
「そうか、それは良かった……それじゃまたな」
にゃーくんが煮干しを食べ終えたのを確認すると、刀は再び走りだす。
「また学校でねー」
円とにゃーくんはその後ろ姿に手を振る。学校まで、あともう少し。
「んー? 校門にいっぱい人がいるけど……何やってるんだろう?」
「さあ……何だろうな」
欠伸交じりに歩いてきた
瑚野上 栞凪
が、ぱちくりと茶がかった目を瞬かせる。
独り言のようなつぶやきだったが、校門近くで様子を見ていた博美も気になっていたようで言葉を返す。
実家の骨董屋から登校し、二人の先の方で様子を窺っていた時雨が声を上げた。
「げぇっ風紀委員!?」
「あー服装チェックか。なるほどねー」
「わわ、ちょっと遅くなっちゃった……って、え、風紀委員!?」
横を通り過ぎようとしたといきがその言葉を聞きつけストップ。時雨に思わず詰め寄る。
「本当に~!?」
「あの腕章は間違いないね!」
「うええ、何も今日やらなくても良いのにー」
「まったくだ」
時雨の肩に手を置いたまま、といきはがっくり。
「まー委員会も決まった所だし、妥当な時期かもしれないわね」
栞凪はそう言うと迷いのない足取りで正門の方へ。
「そのまま行くの?」
「もちろん。なんで?」
「え、だって……え」
といきは思わず言葉に詰まる。だって見るからに。あれ、気付いていない?
「風紀委員か……取り締まりってやっぱり突然起こるんだな」
だからいつもより朝早く登校する人が多かったのだ、と博美は一人で納得。
それはそれとして、純粋な興味も出てくる。
博美は女子だが、今現在着ている服は男子制服。けれどぱっと見では男装と分からないと思う。
果たして自分はどれくらいの人に男装と認知されているんだろうと。
「待った、俺も行くよ」
「ん? うん、それじゃ一緒に行こうかー」
二人のその背中は、なんだか威風堂々たる姿だった。
「いいねえ、戦いに行く背中だ。それであんたはどうするんだ?」
「私? そーだなー、正門からは行けないし……ちょっと入れそうな所探すよー」
面白い。そうとでも言いたげな笑みを浮かべたといきに、時雨は少しだけ目を丸くする。
ん? とこちらを見て小首を傾げたといきはもう普通の表情で。
「……それじゃあたしもつきあうよ」
「本当!? じゃー周りまわってみよー!」
時雨とといきは正門を背にする。
そろそろ登校人数が多くなるラッシュの時間だ。
凛太郎と大福はあえてその時間に、学校周りの見回りを開始する。
「忙しいこの時間に正門を離れるのは心苦しいけれど、校門外から侵入してくる人もいるかもしれないからね」
「まあ先輩たちも同期も委員長もいるし……大丈夫だろ。俺らは見回りを頑張ればいいし」
「そうだね。よろしく、雪見君。心強いよ」
「え、いや……まあ、こちらこそ。頼りにしてるし」
自分よりもよっぽど真面目そうな凛太郎がいれば、何とかなる気もしている。無論自分も仕事はするが。
「あーっと……服装違反者は呼び止めて口頭注意……で良いと思うんだけど……」
ぬるい? と言外に聞く大福に、凛太郎は歩きながら思考を巡らす。
「名前だけ書きとめて、後日改善されたかチェック、とか」
「そうだね……今現在きつく注意したりするより、服装違反がなくなったかの方が重要だと思う。服装に関しては基本的にそれでいいんじゃないかな」
「ああ、了解」
ほっとしたように大福は息を吐く。
凛太郎はすっと腕章に触れた。
「風紀委員は僕らなんだ。しっかり考えて、何がいけないのか、何をもって風紀とするのか。ちゃんと見極めないとね」
そうして、人通りも多くなった校内を二人は歩き出す。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
片桐 久乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月22日
参加申し込みの期限
2013年01月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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