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風紀委員のお仕事~登校完了せよッ!~
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●vs風紀委員! AM7:20~
「あれ、今日は服装検査なのか? ついてないねぇ」
十条寺 達磨
があっけらかんと言い放つと、芽瑠は呆れたように眼を細める。
達磨の恰好は柄シャツにトラックジャケット。制服のせの字も見受けられない。
「ええ。更に不運を積み重ねますが、貴方の服装は校則に違反しています。学生としてはありえません」
保健室でお着替えくださいね、と冷ややかに言う芽瑠に参ったなと達磨。
「美人の頼みなら聞きたい所だが、生憎俺はこの格好の方が性に合ってるんでね」
「び、びじ……!」
突然の言葉に声を失くしていると、達磨はその横を抜けてずずいと校舎の方へ。
「あれは話を聞きませんから、即捕まえたらいいですわ」
と、芽瑠がアネモネから助言を受けるのは少し後の話。
他の委員の制止もなんのその、鼻歌まで歌いながら調子よく進んでいく達磨の前にぴっと指がつきつけられ、一つの影が立ちはだかる。委員長の貴子だ。
「ここから先に風紀を乱す者は通せないわ。よくそんなボロ雑巾をまとって学校に来ようと思えたわね? 即刻気持ちを入れ替えて……何かしら」
達磨の視線は貴子に釘付けられている。
そのまま何も言わない達磨に痺れを切らし威圧的な瞳を向けると、指していた手をばっと両の手で握られた。
何だろう、この背筋に来るような寒気は。
「違反者、学年とクラスと名前を言いなさい」
「君は誰?」
「は?」
「あ、ちょっと待った」
ごそごそと達磨がとりだしたのは、ペンとノート。
「書いて?」
「なっ……いきなり失礼だとかは思わないのかしら」
「人にモノを聞く時は、まずは自分から名乗るのが礼儀じゃね?」
「風紀を乱している貴方に名乗る名前なんてないわ」
「厳しいねえ。でもそんな所もいいけど」
「馬鹿馬鹿しい」
迷惑よ、と言葉に乗せてぶつけているのに、達磨は素知らぬ顔ですべてを受けきっている。
何かを聞きださないと一向に離れようとしない達磨に嘆息を零す。そしてすっと校門の方へ指先を向けた。
「……あれを両方とも捕まえてもらえるかしら。そうすれば考えてあげても良いわ」
「ん? ああ、お安いご用」
にかっと、達磨は笑う。
同じ頃。
「これはサポーターだ!」
「どうみてもヘッドホンですねー」
「くっ、それならこれだ! 寒い時はイヤーマフに!」
「暖かいかもだけど。っていうか、それならって言った!」
「そうか、仕方ない……これは黙っておきたかったんだが……実は俺、宇宙電波研究同好会なんだ!」
「「な、なんだってー!!!」」
電波、電波~と両手を頭の上で触角のように動かしながら利平は左右へ躍る。
うん、確実に何かの電波を受信している。
「えーいや、色々突っ込み所はあるけど、別に没収とかは……」
「はい。今回は注意にとどめる感じで……いいですよね」
「いいえ。没収させて頂きましょう?」
堂鉄と五月が顔を見合わせて確認し合うも、利平の後ろから鋭い声が飛んでくる。
そのまま脇を通り過ぎ、様子を見守っていたアネモネが目の前に立ちはだかった。
「違反物をあからさまに誤魔化そうとするその態度は、少々目に余るものがございます。後で返却いたしますので……」
有無を言わせぬ態度でアネモネは利平に向かって手を差し出す。
電波を受け続けていた利平は踊るのをやめ、ばつの悪そうな顔でヘッドホンを外してその手に乗せる。そのまま離れるかに見えたが。
利平は力いっぱい拳を握る。
「俺は! これだけは没収される訳にはいかないんだああー!!」
命ともいえるヘッドホン。これを持っていかれれば自分としての個性が死ぬ、否。自分の死と同等!
だから、この力の使用は躊躇わない。
「うおぉぉー、喰らえ!」
周りの空気を圧縮し、留めた感覚。その拳を地面に向かって思い切り突き出す!
その叫びを皮切りに骸は飛び出す。
紫のシャツ、乱れた服装。
あからさまなその服装違反者に、風紀委員の面々へ俄かに緊張が走った。
捕まえなければならない対象。でも……あの自信に満ちた表情は何だ?
(逆巻……俺の雄姿、とくと見とけよ)
(え、屍先輩……まさか)
「ああ、そうさ」
走り出した骸はトップスピードへと移る。
風紀委員たちは身構えるも、その迫力には押されている! 何だ! 何がくるんだ!
(ここで俺が出来ることといやぁ決まってる!)
「逃げるんだよォォォーーーーーッ!」
びゅーん。
風紀委員たちの傍を走り抜ける骸。走り抜ける。走り抜けただけ。
「そして後の事は今考える! うおォォォどうする、どうする俺ッ!!」
「はっ!? つ、捕まえろー!!」
追う風紀委員。逃げる骸。必死に打開策を考える骸の目の前に利平が見えてきた。
……見えてきた?
さきほど瞳で通じ合った時、「俺が合図したらその時走っていってください。砂埃で目くらまししますから」と確かに語っていた(※校門へ行く途中で普通に話した)気がするのだが。
「え!? あ、あれぇ!?」
利平は地面に拳を突き出して……何も起こらなかった。
「……どうなされたのかしら?」
不思議そうに小首をかしげるアネモネ。
茫然とした利平に、ふわり。上品な香りが鼻をくすぐる。
先ほどアネモネはヘッドホンに触れていた。そして、彼女のろっこんが先に発動していたのだ。
香りを移すだけで発動する能力――沈黙の香水。お互いの能力を封印する力が、奇しくも手に持つヘッドホンから利平のろっこんを静めていた。
「やべ、足が……ッ」
「あ、諦めちゃダメだー!」
体力に自信の無かった骸、ここまで辿りついてバテる。
背後で大の字に倒れた先輩を見つけ、利平は必死に揺り動かした。大丈夫死んでない。
「はい、お疲れさん」
「うおッ!?」
「えっ!?」
利平と骸、二人の首根っこを捕まえたのは達磨。
「バネ(=屍)も頑張った所悪いけど、ちょっと人の恋路を応援してくれな」
鼻歌交じりで上機嫌に二人を引きずっていく。
力尽きた骸はともかく、暴れる利平をも引きずっていくのは恋のパワーかもしれない。
そうして貴子の前に二人を突き出した達磨は、しぶしぶといった表情の貴子から名前を聞き出すことに成功するのだった。
(貴子……貴子ね。カワイイ名前だね)
(呼び捨てにしないで)
(え? なんで? 貴子って良い名前じゃん!?)
(服装を正して真人間になってからなら素直に受け取りましょう)
(あ、そうだ。携帯番号とメアドも交換しようよ)
(人の話を聞いているのかしら)
(それでは名前と学年、クラスを教えてくださいね)
(このTシャツ、ロイヤル級にイカした……ぜー、素晴らしいデザインだと思うだろ? はー)
(電波、電波~)
(……後日、担任の先生から厳重注意して頂きます)
「あー……」
遠くからその光景を目に焼き付けた天野は、自分のヘッドホンを鞄へしまいながら思う。
注意受けるにしても普通に行こう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
片桐 久乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月22日
参加申し込みの期限
2013年01月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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