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【にんじゃ犬と過ごす夏】
完全に『ドッグロード』と化した道端にて、暑さに耐えかねて『ご主人様になってくれるならもう誰でも良い』状態と化したいぬ達が通りすがりに吃驚する人に逃げられている最中、
1匹だけ、奇妙ないぬがいるのを、
赤禿 美雨
は目撃した。
そして、ただひたすらに一直線に、真っ黒な衣装を身にまとった秋田犬に向かってマッハで突撃する。
「あの……! その出で立ち、忍者ですよね……っ!?」
つい慣れない敬語が出てしまう。
「なんとっ! 拙者がつい本能的にやってしまう『隠れ身の術』を良く見破ったでござるワン!」
……ちなみに、いぬは黒装束を着て段ボールの中に入っていていただけでである。
それはまさしく、一切『隠れ潜んでいない忍者』
──しかし、テンプレートでもあるその姿に美雨は、感激を通り越した感動を味わった。
「わあっ、弟子にしてくださいっ!」
感極まって、そう叫ぶ。
いぬの方もその言葉に衝撃を受けたかのように身体をよろめかす。
……衝撃ではなく、熱中症かも知れなかった……
「拙者の修行は……きびし、い…ぞ……。
それ……でもやると、いうのか……!」
「モチロンです、センセイ!!」
「では、まずは……!!」
美雨に最初に言い渡されたもの。
それは、案の定、飲み水を含めた忍者いぬの介護であった……
美雨は昔から忍者に憧れを持っていた。
海外の人が書いたという『ニンジャが、ギンカク・テンプルで怪しいプレイをして、集団自決を図り、日本から消えた』という旨の小説を読んでは、新たな解釈への感動と忍者がどれだけ世界に誇れる素晴らしいものかというものを再実感した位だ。
今、美雨が実践しているのは『現代人のライフスタイルとしての忍者』
まず、学校の廊下を足音立てずに歩く。
ネットでは本人情報を隠しHNで貫き通す。
大規模SNSにてなぜ顔を晒さないのかと海外の人に尋ねられれば「ニンジャの末裔故に、顔を知られては自分が死ぬか相手を殺すしかないんです……!」と熱く語れば、それは説得力を伴って相手の言葉を奪い去っていく……そんな生き方が、現代における忍者ではないかとぼんやり感じている現代忍者の姿。
そんな彼女にとって、リアル忍者(いぬだが)というのは、極めて素晴らしい存在なのである。
「復帰したでござるワン! 早速修行を始めるでござるワン!
力試しだわんっ、オヌシの忍術を見せてみよだワン!」
「はいっ!センセイ!
「ルビー! ヴァーミリオン! カーマイン!」
ろっこん発動条件【意識を集中しながら、思いついた単語を叫ぶ】
ろっこん効果【こけし型の物体(本物を含む)を思い描いた軌道で動かす。本物に近い程操作精度が増す】
美雨が着替えたレインボーマーブルの装束ホルスターに大切に格納されている、コケシ。名前は「コケ太郎」が、ろっこんにより飛び出しゆらゆらと動き始めた。
コケ太郎は木と合金のハイブリッドコケシであり、美雨の独特なセンスによりアバンギャルドな原色彩色が施されている。見た目からしてダイナミックなこけしの自由操作に、いぬの方が興奮を隠せず拍手する。
「次は忍者のお約束である、投擲!」
犬が取り出したのは安全用の何かふにゃにゃした手裏剣。
一方で美雨が取り出したのは授業でよく使われる白色チョーク!
「えいっ」
今までにチョーク投擲は外した事が無い。振り向きざまに格好良くチョークを投げれば、
「痛ェッ!!」
道行く、かばんを抱えて走っている人に直撃。
確かにジャストヒットだ。これが何も考えずに投げたとは思えないほどに……
しかし、当たった相手は思い切り追い詰められたような殺気を向けてきただけで、その場を走り去った。
その殺気に、とある自営業方面の人に当ててしまったのではないかと縮み込み上がった二人であったが、そうでもなさそうでほっと一息ついて──
その後も、公園から砂浜から、忍者修行という名の遊びは続き、一日が過ぎる頃には、
「師匠! かなしいですっ!」
「弟子よ! ここで泣いてはいけないででござるワン!」
両の目に涙を溜めながら、ひしと、いぬと人が抱き締めあう不思議な光景が展開され続けたのであった──
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担当ゲームマスター
冬眠
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月31日
参加申し込みの期限
2014年08月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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