this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【ネコミケ】萌えろ!2日目の幻想バトルロイヤル!
<< もどる
1
…
15
16
17
18
19
…
61
つぎへ >>
<7>
ここでようやく真打登場。
「レオー、ワタシに出会ったのが貴様の最大の不幸よ。この神をも砕く拳、受けてみるがいい」
尾鎌 蛇那伊
、早速練気を開始する。
練り上げた気は大気を震わし、大地と共鳴する。
気を全身に巡らし、周囲の場そのものに己が気を駆け巡らせ、森羅万象と一体化するのだ。
「うぬは、少しは楽しませてくれそうだな……?」
白虎は敢えて、相手のベストコンディションを待ってから戦うつもりだ。
相当の自信がなければできない余裕である。
「大自然と同一せし。これぞ『秘拳・明鏡止水』の極意。大自然に敵なし。故に敵なし」
シュオオオオゥゥと呼吸音を漏らした尾鎌が、ようやく構える。
白虎も静かに拳を上げて戦闘態勢に入った。
すぐ傍で見ている夜乃が固唾を飲んで見守っている。
「白虎、参る」
「
尾鎌 蛇那伊
、押し通るッ」
2人の拳が、ほぼ同時に互いの顔面を捉えた!
「疾い! 拳のスピードが見えなかった!」
夜乃が思わず息を飲んだ。
彼女も空手をベースとした格闘技を身に付けているので、2人の戦闘の激しさを理解できるのだ。
白虎が尾鎌と距離をとったあと、愉快そうに破顔した。
「くははは、そうだ、吾輩が求めていたのは! このような益荒男と益荒男の死闘である!」
「片方はオカマだけどな!」
すかさず夜乃のツッコミが入った。
「あたしはオカマじゃないわ、よッ!?」
大振りな尾鎌の攻撃が白虎を捉える!
1発殴られたら3発殴り、5発殴られたら7発返すといった具合に、徐々に攻撃の速度がアップしていく。
そして攻撃が当たるたびに、閃光弾めいた輝きが周囲へ溢れて、周囲が迷惑するほど眩しいのである!
「なんだよこれ! 眩しくて何が行われているのか分からねぇ!」
夜乃は瞬く光の中で、2人の益荒男の生き様を見た。
尾鎌の攻撃は、一見すると誰でも避けられそうなほど大げさなモーションだ。
だが、白虎は最初から回避など考えておらず、目の前の相手をひたすら殴ることだけを考えているらしい。
それは尾鎌も同様で、完全ノーガードの拳の応酬が繰り広げられているのだ!
「なかなか、やるわねッ!」
「うぬこそな! クハハハハハ!」
2人の狂乱っぷりに、夜乃はドン引きしていた。
「上半身半裸のオッサンとオカマがノーガードで殴り合って眩しい! ……何を言っているか分からねーと思うが、僕もよく分からねー! ていうか、オッサン倒せばスイーツが平和に食べられるのだから、オカマ頑張れ、やれ、そこだー!」
なりきり度がそこそこだった夜乃が立ち向かえる相手ではない。
彼女はいつしか観客ポジションに収まっていた。
と、そこへ腹を空かすいい匂いが、白虎の周りに立ち込める。
「喧嘩はやめて、ご飯の時間ですよー! お残しは許しませーんっ!」
深縹 露草
扮する『食堂のおばさま』の巨大しゃもじが、白虎と尾鎌の頭を引っぱたいた!
「私の究極の料理、さぞやお気に召していただけると思います」
にこやかに
鉄 衛守
がテーブルや椅子を黄金フライパンを媒介にして召喚。
呆然としている尾鎌を白虎を席に付かせた。
「そこのあなた! 配膳係に任命しマース! 料理が冷めないうちにお出しして下サーイ!」
「え、ええ? なんで僕が?」
「手伝っていただけたら、あなたの好きなモノ、何でも作りますよ?」
深縹の言葉に夜乃の目の色が変わった。
「ケーキ! ケーキ食べたい! ケーキケーキケーキケーキケーキケーキケーキケーキ!!!」
「分かりました、お嬢さん。お望みとあらば、何皿でも作りましょう」
鉄はかしこまった態度で夜乃へ伝えた。
スイーツ狂の彼女は喜々として確認する。
「つまりこういう事? 『僕が配膳を手伝ったら、ケーキ食べ放題を約束する』……」
「「Exactly(そのとおりでございます)」」
2人とも深々とお辞儀をした。
「わーい! じゃあ、こんな鎧は脱ぎ捨てていいよねー!」
夜乃が鎧を脱ぎ捨てると、その下にはミニスカのアリス風のエプロンドレス姿になっていた。
あれ? 最初から脱げるじゃないか!?
「ほら、どんどん運ぶから2人とも食べな!」
こうして夜乃はケーキで釣られて配膳係に着任したのだ。
やっぱりちょろい!
こうして、究極と至高の料理対決が幕を開けた。
鉄は有名作品に出てくる料理を再現し、それを2人に提供する。
「この『シーフードチャーハン』は、行き倒れの海賊を救ったという逸話を持っています。『娼婦風スパゲティ』は辛いのが苦手な人でも味に目醒めたァーッと評判でございます。そして極めつけはこの『おかゆ』です。アニメ版では脈絡なく参鶏湯に改変され、大変物議を醸し出したいわく付きの人品です」
「私だって負けてられまセーン! 日本の文化、和食で勝負デース!」
深縹は鉄からキッチンと食材を呼び出してもらい、伝統的な正統派和食を完成させた。
「今日のご飯は、お刺身にちくわに野菜のおひたしにお味噌汁、そして日本人のソウルフードの肉じゃがデース! 白米も炊きたてデスヨー! おかわり自由! 愛情たっぷり大盛りデース!」
白虎と尾鎌の前に料理が並べられ、早く食え、という圧迫感が半端ない。
2人は「いただきます」と口を揃えると、一心不乱にご飯を掻き込んでいった。
「なかなかイケるじゃない。このソースが後引く辛さね」
尾鎌がスパゲティを上品にフォークに巻きつけて食べれば、白虎は味噌汁と肉じゃがの味に涙する。
「……美味い。実は吾輩、この世界に来てから何も食べておらぬのだ。作品の世界は荒廃していて、食料もまともに手に入らぬ。これは、いいものだ……!」
むせび泣きながら2人の食事に手を付けていく白虎。
「泣くほど喜んでいただけるなんて、光栄ですね」
「遠慮はいりまセーン! たんとおあがりなのデス!」
鉄と深縹はいつの間にか和解し、一緒に食事を取っていた。
周囲のキャラクターやコスプレイヤーたちもいつの間にか寄ってきて、気が付けば大食事会になっていた。
もはや究極とか至高とか関係ない。
みんなで一緒にご飯を食べることが、なにより『最強』のイベントである!
「うぬらに感謝せねば。人間は、食事でこうも幸福感を得られるとは……。吾輩は、間違っていたのかもしれぬ……」
白虎は母親に甘える赤子のような穏やかな表情をみせた。
「吾輩は元の世界へ戻るとしよう。ごちそうさま。……この幸福感を、吾輩の世界でも再現できればいいのだが、な」
白虎の体が陽炎のように希薄になっていく。
「さらばだ。ああ、1つ言い忘れたが、吾輩、青菜は食べられないのである。残すことを許せ……」
「なんだと?」
「ちょっと待って下サーイ?」
鉄と深縹が、消滅しかかっている白虎の肩をむんずと掴み掛った。
「貴様、俺の作った飯が喰えないってのかぁ!?」
鉄が強烈な右フックが白虎の左頬を抉り抜く!
「好き嫌いはいけません! お残しも許しませーん!」
深縹のしゃもじビンタが白虎の右頬を押し潰した!
そのまま料理人ズのダブルキック(会心の一撃)が白虎にお見舞いされると、ボールのように白虎は吹っ飛んでいった!
「さぁ、まだまだご飯はありますよー!」
「リクエストがあればなんでも作りますよ」
2人の爽やかな笑顔に、ケーキを食べていた夜乃の顔が引きつったのは言うまでもない。
吹っ飛ばされた白虎は存在が消滅寸前だった。
そこへ、謎の少女が白虎の手を取り、にこやかにほほ笑みかけてきた
「あなたが白虎さんですね? ちょっとお願いがあるんです……」
白虎は、ただ頷くしかできなかった……。
<西の白虎:攻略完了(ただし、未だ現存中……)>
<< もどる
1
…
15
16
17
18
19
…
61
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【ネコミケ】萌えろ!2日目の幻想バトルロイヤル!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
1000人
参加キャラクター数
72人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月02日
参加申し込みの期限
2014年08月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!